トヨタ RAV4の良い点や欠点などを試乗レビュー
更新日:2024.09.09
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日本カー・オブ・ザ・イヤー2019-2020のイヤーカーに輝いたRAV4。クルマの基礎から刷新され、オン・オフ問わず高い走行性能を発揮するのが特徴です。
今回はRAV4のハイブリッド G 4WDの試乗をオンロードで行いました。イヤカーの実力の片鱗は味わうことができるのでしょうか。
文/写真・萩原 文博
今回はRAV4のハイブリッド G 4WDの試乗をオンロードで行いました。イヤカーの実力の片鱗は味わうことができるのでしょうか。
文/写真・萩原 文博
トヨタ RAV4の試乗レビュー:装備の充実振りが光る
RAV4の新車価格は2.0X 2WD車の274万3000円〜PHVブラックトーンの539万円と非常に幅広いです。その中でも、今回試乗したのはハイブリッドの上級グレード、新車価格402万9000円のハイブリッドG 4WDです。400万円クラスというと国産ミドルサイズSUVでは、激戦区の価格帯となっており、ユーザーからの要望も高くなります。
まずは装備面から見てみると、安全装備の充実振りが光ります。運転支援システムは、トヨタセーフティセンスをはじめ、インテリジェントクリアランスソナー、リアクロストラフィックオートブレーキ+ブラインドスポットモニターなど安全装備はてんこ盛りとなっています。
まずは装備面から見てみると、安全装備の充実振りが光ります。運転支援システムは、トヨタセーフティセンスをはじめ、インテリジェントクリアランスソナー、リアクロストラフィックオートブレーキ+ブラインドスポットモニターなど安全装備はてんこ盛りとなっています。
続いて快適装備も、合成皮革を表皮に使用したフロントシートには寒い朝などに重宝する快適温熱シートを標準装備し、運転席にはパワーシートを採用。さらにステアリングヒーターも標準装備しており、これからの寒い季節には嬉しい装備が満載です。
そしてラゲージにはオプション装備のアクセサリーコンセントが装着されていて、1500Wまでならば家庭用電気機器を繋げて使用することができるので、アウトドアで非常に便利です。
そしてラゲージにはオプション装備のアクセサリーコンセントが装着されていて、1500Wまでならば家庭用電気機器を繋げて使用することができるので、アウトドアで非常に便利です。
トヨタ RAV4の試乗レビュー:オンロードでもTNGAがもたらす走りの良さが光る
RAV4はトヨタのクルマ構造改革である「TNGA」を導入し、基礎部分から刷新したSUVです。ボディ剛性が向上し、SUVながら重心高を下げているため、背の高いSUV特有のコーナリング時に発生する左右の揺れやブレーキ時などに発生する前後の揺れが国産SUVの中では非常に良く抑えられています。
その結果、無駄な揺れが少ないため疲れにくいと言えます。
その結果、無駄な揺れが少ないため疲れにくいと言えます。
搭載されている2.5Lエンジンのハイブリッドシステムは静粛性の高さとスムーズな加速が最大のポイントです。発進時はモーターが駆動し、その後エンジンで走行するのですが、切り替わるタイミング時に起こる振動や騒音はほとんどなくいつ切り替わったのかはエネルギーモニターを見ていないとわからないほどです。
さらにE-Fourと呼ばれる電気式4WDとのマッチングも良く、急な雨などで路面状況が変化しても走行安定性の高さは全く変わりません。
また、エコ、ノーマル、スポーツと切り替えられるドライブモードセレクトをスポーツに切り替えると、メーターパネルの表示も赤に変わるだけだけでなく、エンジンとモーターを積極的に使用した鋭い加速を実現し、スポーティな走りを味わうことが可能です。
さらにE-Fourと呼ばれる電気式4WDとのマッチングも良く、急な雨などで路面状況が変化しても走行安定性の高さは全く変わりません。
また、エコ、ノーマル、スポーツと切り替えられるドライブモードセレクトをスポーツに切り替えると、メーターパネルの表示も赤に変わるだけだけでなく、エンジンとモーターを積極的に使用した鋭い加速を実現し、スポーティな走りを味わうことが可能です。
操縦性の高さはSUVとは思えないほど俊敏です。RAV4のサスペンションはフロントがマクファーソンストラット式、リアがダブルウィッシュボーン式で、様々な電子デバイスの威力によってドライバーが思ったとおりのラインを狙って走行できることができます。
コーナーでの車両姿勢も安定していて、これまでのSUVと比べると非常に無駄な動きが少ないのが特徴です。今回の試乗はオンロードだけでしたが、走りの面では改善点を見つけることはできませんでした。唯一感じたのは、18インチアルミホイールの影響からか、やや路面からの入力がダイレクトに感じられたこと。
しかし、入力はダイレクトでも収束が早いので安定性の高さという面ではこの味付けで良いのかも知れません。
コーナーでの車両姿勢も安定していて、これまでのSUVと比べると非常に無駄な動きが少ないのが特徴です。今回の試乗はオンロードだけでしたが、走りの面では改善点を見つけることはできませんでした。唯一感じたのは、18インチアルミホイールの影響からか、やや路面からの入力がダイレクトに感じられたこと。
しかし、入力はダイレクトでも収束が早いので安定性の高さという面ではこの味付けで良いのかも知れません。
トヨタ RAV4の試乗レビュー:運転支援システムの作動も自然
装着されている運転支援システムのアダプティブクルーズコントロールもブレーキの掛け具合や車検の詰め方の味付けも絶妙で、ブレーキはできるだけGを発生させないという配慮が見えます。また先行車がいなくなってからの再加速のタイムラグも及第点を与えられるレベルで遅いと感じるシーンはありませんでした。
SUVが市民権を得て、海や山に行かない人でもファッションアイテムとしてSUVを選ぶことが多くなっています。しかしRAV4は久しぶりにSUV本来のアウトドアでの機動力を外観そして走行性能で具現化したモデルです。
この直線的で無骨なデザインを懐かしいという人もいるでしょうが、目新しいと感じるユーザーも多くなっており、人気となっていると思います。
SUVが市民権を得て、海や山に行かない人でもファッションアイテムとしてSUVを選ぶことが多くなっています。しかしRAV4は久しぶりにSUV本来のアウトドアでの機動力を外観そして走行性能で具現化したモデルです。
この直線的で無骨なデザインを懐かしいという人もいるでしょうが、目新しいと感じるユーザーも多くなっており、人気となっていると思います。
トヨタ RAV4の試乗レビュー:ガソリングレードがベストバイ?
2Lガソリン車と比べるとハイブリッド車は車両重量が重く、どうしてもフロントヘビーとなってしまいます。重厚差という点ではメリットとなりますが、どうしても軽快さには掛けてしまいます。その点、2Lガソリン車は燃費性能ではハイブリッド車に譲りますが、フロントも軽く、ステアリングを切ってからの挙動も素早く反応してくれます。
ハイブリッド車も改善というレベルではないですが、個人的にはRAV4のキャラクターからすると2Lガソリンエンジンを搭載し、ダイナミックトルクベクタリングAWDを搭載したアドベンチャーがベストバイのグレードと思います。
ハイブリッド車も改善というレベルではないですが、個人的にはRAV4のキャラクターからすると2Lガソリンエンジンを搭載し、ダイナミックトルクベクタリングAWDを搭載したアドベンチャーがベストバイのグレードと思います。
現行型RAV4に乗ると、まるで背の高いSUVに乗っていることを忘れてしまうほど、クルマが無駄な動きをしません。左右や前後方向の揺れが非常に少ないため、フラットな乗り味が特徴です。
これはドライバーが、運転を楽しいと感じるだけでなく、乗員全員が快適に移動できるということです。この乗り心地の良さは、さすが2019年No.1の称号を受けたクルマの実力と言えます。
これはドライバーが、運転を楽しいと感じるだけでなく、乗員全員が快適に移動できるということです。この乗り心地の良さは、さすが2019年No.1の称号を受けたクルマの実力と言えます。