トヨタ MIRAI(ミライ)の乗り心地はいかに!意外とスポーティ?

トヨタ 新型MIRAI

※この記事には広告が含まれます

2014年に、走行時に二酸化炭素や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能をもった、初代のMIRAIが登場して6年が経ち、2020年12月に新世代の燃料電池システムを採用した高級セダンとして新型のMIRAIが登場しました。

走行中に排出するのが、発電で発生した水と浄化された空気のみであることから、トヨタが「究極のエコカー」とうたう新型MIRAIの乗り心地は、どのように進化したのでしょうか?今回は新型MIRAI(JPD20型)の乗り心地についてご紹介致します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
MIRAIの乗り心地について①|トヨタ 新型MIRAIのデザインコンセプトは「SILENT DYNAMISM」
MIRAIの乗り心地について②|トヨタ 新型MIRAIの快適な乗り心地を可能にする優れた足回りと軽量化ボディ
MIRAIの乗り心地について③|トヨタ 新型MIRAIの充実したインテリアと安心のサポート機能!

MIRAIの乗り心地について①|トヨタ 新型MIRAIのデザインコンセプトは「SILENT DYNAMISM」

新型MIRAIでは、FR(後輪駆動)ならではのスポーティで躍動感のあるフォルムとなっており、スポイラーをボディ構造の一部として取り込み、下部との境界を示す事で低重心を強調する効果を生み出す事に成功しています。

燃料電池車として従来のMIRAIから新型になり、水素タンクが2本から3本に増えた事で、ボディサイズやレイアウトが大きく変更されました。

全長4,975mm×全幅1,885mm×全高1,470mm(パノラマルーフ装着時1,480mm)と重心を低くする事によって、直進安定性やコーナリング時の車体の負荷などを軽減する他に、デザインに関してもスタイリッシュさが強調されています。

加速感を生み出す為に搭載された燃料電池ユニットや、駆動用の大容量リチウムイオンバッテリー、水素タンクを搭載している中でも、車内は室内長1,805mm×室内幅1,595mm×室内高1,135mmと、居住性のある開放的な車内空間を実現しています。

MIRAIの乗り心地について②|トヨタ 新型MIRAIの快適な乗り心地を可能にする優れた足回りと軽量化ボディ

走行で重要な部分となる足回りは、路面の振動や衝撃、直進安定性やコーナリングへの影響、そして運転する運転手の乗り心地の良し悪しが決まると言っても過言ではありません。

トヨタ 新型MIRAIでは、主に高級車などに装備されているマルチリンク式のサスペンションを採用しています。フロントにハイマウントマルチリンク式、リヤにローマウントマルチリンク式を採用しており、優れた乗り心地とロードノイズの低減にも大きく貢献しています。

また、旋回時などの負荷がかかる状況でも高い剛性を確保することで、運転手はスポーティな走りを体感する事ができます。


乗者が気づかない所にも乗り心地を良くする工夫が施されており、「レーザースクリューウェルディング」による溶接や構造用接着剤の接着範囲拡大などによってボディ剛性が強化されていることに加え、アルミ材や超高張力鋼板を採用し軽量化を実現しています。

このボディ剛性の強化と車体の軽量化によって、足回りと同様に優れたステアリング性能や高速時の安定性などの向上を可能にしています。

MIRAIの乗り心地について③|トヨタ 新型MIRAIの充実したインテリアと安心のサポート機能!

トヨタ 新型MIRAIでは、ドライバーや同乗者の乗り心地を快適にするインテリア(内装)やサポート機能が豊富に備えられています。

中でも12.3インチ高精細TFTワイドタッチセンターディスプレイは、操作性を追求すると共に、トヨタマルチオペレーションタッチを採用し、画面を二分割する事でナビ表示とユーザー操作画面の切り分けをして見やすい表示となっています。

また、新型MIRAIは長距離運転でも疲れを感じさせないようなフィット感とホールド感を兼ね備えたシートに加えて、電動ステアリングシート、乗降時にステアリングのオートチルトアウェイ&リターン機能と連動して運転席が自動にスライドする事でスムーズな乗り降りを可能にしています。

さらに最新の安全支援システムが新型MIRAIにも豊富に搭載されており、次世代の安全予防パッケージToyota Safety Senseを全車に標準装備しています。

安全支援システムの1つであるプリクラッシュセーフティでは、搭載されたミリ波レーダーと単眼カメラによって歩行者や自転車を検知すると、警報ブザーとマルチインフォメーションディスプレイで運転手に知らせる機能が作動し、衝突の可能性がある場合にはブレーキが作動します。
トヨタ 新型MIRAIには、シートやデザイン以外にも、高速走行時などの長距離を走る場面などには先行者を追従して走行する事ができるレーダークルーズコントロールが搭載されており、ステアリングのボタンによる設定で、長距離運転の負担軽減のアシストをしてくれます。

他にも、新型MIRAIには安全を支援する機能が豊富に搭載されているので、安全で快適なドライブが楽しめそうです。

※ 2021年1月現在

商品詳細