トヨタ 新型ミライ (JPD20型)の欠点(デメリット)は?

トヨタ 新型MIRAI

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トヨタ 新型MIRAI(JPD20型)が2020年12月9日にいよいよ販売開始されました。

MIRAIは2014年末に世界初の量産燃料電池車として販売されました。新型MIRAIでは先代に比べて航続距離も伸びて環境にもより優しいクルマとなっているため、大注目の1台となっています。

そんな新型MIRAIにはどのような欠点があるのでしょうか。

今回は発売されて間もない新型MIRAIの欠点について紹介します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
ミライ デメリット(欠点)のリアシート(後席)はシートアレンジできない?
ミライ に必要不可欠な水素ステーションはまだまだ少ない!
ミライ のデメリット(欠点)は値段設定が高めなこと?

ミライ デメリット(欠点)のリアシート(後席)はシートアレンジできない?

トヨタ 新型MIRAIの室内は室内長1,805mm×室内幅1,595mm×室内高1,135mmとなっており、フロントシート(前席)に2名、リアシートに3名乗車することのできる5人乗りのクルマです。

フロントシートはシートの高さや背もたれの角度、前後の位置など幅広くアレンジすることができますが、リアシートはリクライニング機能もなくアレンジすることができません。さらにリアシートは前方に倒すこともできず、ラゲッジルーム(荷室)を拡大できません。

しかし、新型MIRAIのリアシートは深いくつろぎをもたらすことを目指し、心地良く包み込むような座り心地を確保しています。フロントシートとリアシートの間にも十分な感覚をとっており、足元にもゆとりがあります。また、シートの座面は角度のあるように設定されており、通常よりも深く腰掛けることが可能です。

ラゲッジルームも拡大できませんが、さまざまなライフシーンに対応できるように広いラゲッジルームが設定されており、ゴルフバッグを3個収納できるスペースがあります。

新型MIRAIのリアシートはシートアレンジはできないものの、快適な乗り心地は確保されているでしょう。

ミライ に必要不可欠な水素ステーションはまだまだ少ない!

2つ目の欠点は、水素ステーションの数が全国的に少ないことです。トヨタ 新型MIRAIは水素を燃料として走るため、定期的に水素ステーションでの水素の充填が必要になります。しかし、現状ではまだまだ水素ステーションの数が少ないと言えます。

東京や主要都市を中心に増えて来ているものの、県内に1つ、あるいは1つも水素ステーションがないという場所もあるようです。

関東圏の水素ステーションの数は地方に比べれば多くなっていますが、それでも十分に設置されているとはいえそうにありません。現在のままでは、いざ購入しても燃料である水素を充填するのに苦労しそうです。

新型MIRAIを普及させるにはまだまだ課題が残っているのが現状だと言えるでしょう。

ミライ のデメリット(欠点)は値段設定が高めなこと?

3つ目の欠点は値段の面から伺えます。トヨタ 新型MIRAIには「G」「G“A Package”」「G“Executive Package”」「Z」「Z“Executive Package”」の5つのグレードが設定されています。

一番安い「G」でも価格は710万円から、一番高い「Z“Executive Package”」ではは805万円からとなっています。トヨタの高級車クラウンの価格が489万9,000円からとなっていることから、新型MIRAIは高級車であると言えそうです。

しかし、新型MIRAIはエコカー対象車となっており、補助金などを活用することでお得に購入することができます。

例えば、一番上のグレードである「Z“Executive Package”」を購入する場合、エコカー減税で約3万円、環境性能割で約19万7,500円、グリーン化特例で約1万8,500円、CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金)で約117万3,000円、優遇額合計約141万9,000円もお得に購入することが可能です。

「Z“Executive Package”」の車両本体価格が805万円なので、およそ660万円代で購入可能ということになります。

また、価格設定は高いですがそのぶん最新の技術や機能、安全装備などが豊富に備わっており、とても満足できる1台となっているでしょう。
トヨタ新型MIRAIのリアシートはシートアレンジできませんが、その不便さを感じさせないほど快適で使い勝手の良いものとなっています。価格設定も高めではありますが、補助金などを上手く活用することでお得に購入することができます。

今回は欠点について紹介しましたが、新型MIRAIにはそれ以上の魅力とポテンシャルを秘めたクルマなので、実際に触れることでより多くの発見ができそうです。

※ 2020年12月現在

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