アルファロメオ ジュリエッタ新旧比較!3代目(94018P型)の現行モデルとモデルチェンジ前の違いを解説

アルファロメオ 3代目ジュリエッタ

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今回はアルファロメオ 3代目ジュリエッタ(94018P型)とモデルチェンジ前の2代目ジュリエッタの違いを紹介します。

3代目ジュリエッタは2010年に発売され、2代目ジュリエッタと比べて様々な点が変化しています。特にエクステリア(外装)は大きく変わり、3代目ジュリエッタは現代に合わせたデザインになっています。

今回はエクステリアをはじめとする3代目ジュリエッタと2代目ジュリエッタの違いを紹介します。

※ 2021年1月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
アルファロメオ 3代目ジュリエッタはエクステリアが美しくスポーティーに!
アルファロメオ 3代目ジュリエッタのエンジンは新しい型式のものに変更!
アルファロメオ 3代目ジュリエッタは新システムのアルファロメオD.N.A(ALFA D.N.A)システムを採用!

アルファロメオ 3代目ジュリエッタはエクステリアが美しくスポーティーに!

1970年代に発売された2代目ジュリエッタから約40年近く経ってモデルチェンジされ発売されたアルファロメオ 3代目ジュリエッタはエクステリアが大きく変化しました。

2代目ジュリエッタは直線が多く使われたウェッジシェイプデザインで、エンジンとミッションを分離して車体に搭載するトランスアクスルを採用した、量産型セダンタイプのクルマでした。対する3代目ジュリエッタはセダンタイプではなくハッチバック、2代目ジュリエッタとは違い曲線が多く使用されています。

2代目は直線が多く使用されたウェッジシェイプデザインでしたが、3代目ジュリエッタは曲線を多く使用することで、サイドビューは伸びやかでリアはボリュームのあるラインになっており、スポーティーかつ美しさが際立つデザインを実現しています。

また、ダークミクロン仕上げのフォグランプべゼルがフロントマスクにクールな印象を与え、3代目ジュリエッタのスポーティー感を際立たせています。そしてアルファロメオの象徴である盾型グリルは3代目でもしっかり受け継がれており、フロントマスクに精悍な印象を与えています。

アルファロメオ 3代目ジュリエッタのエンジンは新しい型式のものに変更!

2代目ジュリエッタも量産型セダンながら、トランスアクスルレイアウトなど当時の革新技術を多く採用していましたが、アルファロメオ 3代目ジュリエッタもモデルチェンジと同時に次世代を担うエンジンを採用しています。

1.4Lのターボマルチエンジンでマルチエアテクノロジーと呼ばれる吸気バルブの開閉タイミングとリフト量を電子制御式油圧システムでコントロールしており、アクセルペダルの操作に合わせて最適なエンジン出力を可能にしています。

また、3代目ジュリエッタのエンジンは環境にとてもやさしく、市街地を走る際の低回転域・低負荷時には吸気バルブを2回開けることによって、燃費と排出ガスを減らしています。

そして高速道路を走る際の高回転域では吸気バルブを全開にし、エンジンの性能を最高の状態まで引き上げます。低回転域・高回転域に合わせて制御することができるので低燃費ながら高出力、環境にやさしいエンジンを実現しています。

燃費もドライブ性能もいい、そして環境にもやさしいという点は魅力的です。

アルファロメオ 3代目ジュリエッタは新システムのアルファロメオD.N.A(ALFA D.N.A)システムを採用!

アルファロメオ 3代目ジュリエッタは2代目含め歴代のジュリエッタにはなかったALFA D.N.Aを新システムとして採用しています。

アルファロメオD.N.Aシステム(ALFA D.N.A)とはサスペンションやエンジン、ブレーキなどの駆動系すべてを制御するシステムの事です。

ALFA D.N.Aはスポーティーな走りを実現するダイナミック(D)、市街地を走る際に便利なノーマル(N)、雪や雨天時など滑りやすい状況でのクルマのコントロール性能を向上させるオールウェザー(A)の3つのタイプがあり、その時の状況に応じて選択することが可能です。

モード変更によってVDC(横滑り防止機能)やエンジンの出力の特性、アクセルの反応速度などが変化します。

その他にもALFA TCTと呼ばれる乾式クラッチディスクを2組備えた構造のオートマチックトランスミッションを搭載しており、瞬間的にシフトチェンジが可能で、駆動力を途切れさせない加速性能を実現しています。さらにオートマとマニュアルの2つのモードから選択が可能なので、市街地や高速道路など状況に応じた運転が可能になっています。

そしてALFA D.N.AとALFA TCTを含むインパネは運転手の直感的で素早い操作を実現するために、使用頻度の高いスイッチが中央に集約されています。この点も2代目からのモデルチェンジで変化した点です。
アルファロメオ 3代目ジュリエッタは2代目ジュリエッタに比べてかなり進化していることがわかりました。エクステリアはモダンかつスポーティーなデザインでエンジンやシステムなども最新のものを採用しています。また燃費も良く排出ガスもすくないので環境にもドライバーにもやさしいクルマと言えるでしょう。

※ 2021年1月現在
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