メルセデス・ベンツ 2代目AMG Gクラスの欠点(デメリット)は?

メルセデス・ベンツ 2代目AMG Gクラス

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たくましいオフロードでの走行能力や、オリジナリティを出せるおしゃれなカスタマイズ性を有したメルセデス・ベンツ 2代目AMG Gクラス(3DA-463349/3BA-463260/3BA-463276型)は、まさに究極の性能を与えられたと言えるクルマです。

完成度の高い2代目AMG Gクラスですが、少なからず欠点もあったので、どのような内容なのか見ていきましょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
メルセデス・ベンツ 2代目AMG Gクラスのシートアレンジの注意点!
メルセデス・ベンツ 2代目AMG Gクラスは収納機能が少ない?
メルセデス・ベンツ 2代目AMG Gクラスのラゲッジルームに足りないところは?

メルセデス・ベンツ 2代目AMG Gクラスのシートアレンジの注意点!

メルセデス・ベンツ 2代目AMG Gクラスはトップクラスの大容量のラゲッジルーム(荷室)を有しています。ただし、この空間を作るためにはリアシート(後席)を倒す必要がありますが、操作がやや面倒な仕様となっています。

シートクッションとシートバックレストが別構造となっており、それぞれ操作する必要があります。

まずはシートクッションの外側下にあるストラップを引き上げながら、レッグスペースに入れ込みます。しかし、座面の半分くらいは隠しきることが不可能なので、この点は少し残念なポイントでしょう。

シートクッションを起こしたら、シートバックレスト外側下にあるレバーを引き上げるとシートバックレストが倒れます。倒す際、シート自体の重量があることから、レバーの引き上げに少し力が必要です。そして倒れるときは抵抗などもなく、軽く勢いがついた状態で倒れてくるので注意する必要があります。

また、操作ストラップやレバーがシート外側にあるので、ラゲッジルームは距離が遠く、操作することができないのも不便なポイントです。

メルセデス・ベンツ 2代目AMG Gクラスは収納機能が少ない?

メルセデス・ベンツ 2代目AMG Gクラスの収納は、主にセンターコンソールに集中しています。アームレストの中は広めのスペースがあり、前面にはSDカードのスロット1つとUSBポートが2つついています。

また、前方にはスライド開閉タイプのスペースが用意され、開くとドリンクホルダーとなっていて、ワンタッチで取り外して通常の収納スペースにすることも可能ですが、実用的な大きめの収納スペースはこれらがメインです。

助手席前のグローブボックスに、頭上のオーバーヘッドコントロールパネル内にあるサングラスケースやドアのポケットなどのスペースも用意されていますが、十分な大きさが確保されてるとはいえないでしょう。

リアシート側ではさらに収納機能は減り、ドアポケットや、シート中央をアームレストにするくらいです。

オプションの中に、エアコンの吹き出し口に取り付けるドリンクホルダーや、助手席前にあるアシストグリップをポケットに変えるアイテム、リアシート側用にコンフォートシステムといった、フックやテーブルといったアタッチメントを切り替えて使えるものがありますが、それでもまだ物足りなさを補うまではいかないでしょう。

メルセデス・ベンツ 2代目AMG Gクラスのラゲッジルームに足りないところは?

メルセデス・ベンツ 2代目AMG Gクラスのラゲッジルームは、5人乗り状態では667L、2人状態にすれば1,941Lもの大容量スペースが確保できます。

しかし、広くはあるものの、ラゲッジルーム後方にはタイヤハウスがあるため幅が狭くなっていることや、リアシートを倒しても元のラゲッジルームとの間に高い段差があるといったマイナス面があります。

そしてさらに悩ましいのが、2代目AMG Gクラスには、エクステリア(外装)、インテリア(内装)を含めるとかなり多くの純正アクセサリーのオプションが用意されていますが、ラゲッジルームのマイナス面に対してのオプションといったものが公式からは販売されていません。

ラゲッジルームで横になってゆっくりするといった機会も充分に考えられ、最近ではフラットなラゲッジルームを作れるクルマも多いので、サポートアイテムが欲しかったところです。
細かい点ではあるものの、ユーザー目線で見ると気になってしまうようなマイナス面であり、それを補うものが少ないというのはデメリットといえそうです。

しかし、収納機能が多くない室内ではありますが、そのミニマルな空間が重厚感と高級感を醸し出しているとも言えるので、走行性能含めメリットの部分も掘り下げてチェックしてみると良いでしょう。

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