なぜ、メルセデス・ベンツGクラスは長年に渡り愛され続けるのか?

メルセデス Gクラス

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メルセデス・ベンツGクラスが市販されるようになってからすでに四半世紀以上の年月が経ちました。エンジンや電子制御システム、内装など、さまざまなアップデートを繰り返しつつも、現在に至るまで発売されつづけています。

なぜこれほどGクラスが愛されるのでしょうか?
Chapter
メルセデス・ベンツGクラスとは?
今や、Gクラスでなければ得られない「味」とは?
GLクラスとGクラスが併売される理由とは?
さまざまなバリエーションを持つGクラス
スペシャルなGクラス

メルセデス・ベンツGクラスとは?

1972年に開発がスタートしたとされるGクラス(当時の車名はゲレンデヴァーゲン)は、軍用や警察用の用途を視野に入れた開発がスタートしました。W460として市販されたのは1979年。当初から、ショートボディとロングボディ、ガソリンおよびディーゼルエンジンが用意されました。日本に正規導入されたのは1987年から。また、AMGモデルの導入は1995年からとなります。

Gクラスの「G」は、ドイツ語でオフローダーを意味する「ゲレンデヴァーゲン(Geländewagen)」の頭文字となります。

今や、Gクラスでなければ得られない「味」とは?

2代目にあたる「W463」へと進化したのは1989年。同時に発売されていたメルセデス・ベンツは、SクラスであればW126。バブルの象徴のひとつでもあった560SELの時代です。つまり、四半世紀以上にわたって大きなモデルチェンジを果たしていないことになります。

外装の一部の部品や、内装およびエンジンは時代の流れとともにアップデートされて続けています。しかし、発売当初からほぼ変わらないデザイン、ドアを閉めたときの手応え、ボディの見切りの良さなど。Gクラスは、かつてのメルセデスが持っていた「現代の解釈とは違う堅牢さ」や「味」を色濃く残す最後のモデルと言えるかもしれません。

GLクラスとGクラスが併売される理由とは?

メルセデス・ベンツのラインアップの中でも、Mクラスよりも大柄なモデルであるGLクラス(2015年よりGLSクラスへと車名が変わります)がデビューしたのが2006年。

GLクラスがデビューすることは、市場にGクラスの終焉を予感させるには充分であり、事実、メーカー側にもその動きはあったことは充分に推察できます。一部では最終モデル(となるかもしれない)Gクラスを買いに走ったユーザーもいたほどです。

図らずとも根強い人気を証明することとなったGクラスは、結果的に今日に至るまで販売が継続されることとなります。日本はもちろん、ドイツ本国はもとより、その他の国においても併売され続けています。

さまざまなバリエーションを持つGクラス

現在、日本にはGクラスおよびメルセデスAMGともにロングボディのみが正規輸入されていますが、かつてはショートボディやカブリオレモデルも導入されていました。現行のGクラスではショートボディは存在しておらず、カブリオレモデルの生産も終了しています。

スペシャルなGクラス

長年にわたり製造・販売されているGクラスだけあり、さまざまなスペシャルモデルが存在します。近年では、6輪仕様のG63 AMG 6×6がその代表例と言えるでしょう。また、防弾仕様の「Gガード」や、プロフェッショナルと呼ばれる軍用モデル、Gクラスのロングボディをさらに延長した「XXL」モデルも存在しています。

いかがでしたでしょうか?
新車では1,000万を越えてくるGクラスですが、人気車種だけに中古車も豊富にあります。予算や好みに応じて、自分だけの1台を手に入れてみてはいかがでしょうか?
クルマ好きだけでなく、ライフスタイルの一部としても映えるGクラスは、これからも高い人気を維持し続けていくことでしょう。
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