レクサスデザインの理念を解説

レクサスGS

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レクサスのデザイン理念「L-finesse」をご存知でしょうか?今回はレクサスのデザインについて詳しく見ていきましょう。
Chapter
L-Finesseとは
デザインの転換期「スピンドルグリル」の採用
一方で、スピンドルグリルに固執はしないという強み
これからのレクサスは?

L-Finesseとは

レクサスのデザインコンセプトに「L-Finesse」というキーワードがあります。

これは"Leading-edge"=”先鋭”と”finesse”=”精妙”を調和させ、新たな価値を見出すという意味が込められています。また、「予・純・妙」という3つのコンセプトがあり、日本らしさをより体現させるものとなりました。

具体的には、フロントグリルをヘッドライトよりも低く配置している点、サイドウィンドウ上部を貫く銀色のモール等、各車種の共通点があります。

内装では、ダッシュボードに使われるソフトパッドに細かい凸凹をつけたシボ加工を施されていたり、カーナビを手元で操作できるリモートタッチが採用されたり(RX3代目モデルから採用)と、その拘りは外観だけではなく内装にまで施されています。

デザインの転換期「スピンドルグリル」の採用

L-fineeseのデザインの転換となったのは、「スピンドルグリルの採用」といっても過言ではありません。一部から高級車らしい押し出し感が弱いという評価があったレクサスは、一目でレクサスと認識されるように全種共通のアイコンを導入することを決めたのです。

多くの空気をロワーグリルから取り込むために効率の良い形にした結果、今日のスピンドルグリルが出来上がったとされています。2012年、4代目となるレクサスGSからパワーアップしたスピンドルグリルは採用され、後続の車種にも展開されています。

一方で、スピンドルグリルに固執はしないという強み

そんな中、2013年には各種メディアで「レクサススピンドルグリル廃止!?」という衝撃のニュースが流れました。

「同じデザインは制約ができ、自由度が狭まる」との理由から、スピンドルグリルには捕らわれないようにするという公式発表。デザインの統一感は残しながらも、全車が同じ雰囲気になってはいけないとの趣旨のものでした。

そもそも、スピンドルグリル開発当初から代々継承していくつもりはないとされており、トヨタ自身「アイデンティティグリルに固執するほどの歴史と伝統がない分、デザインに自由度があるのが強み」といった発言もありました。

これからのレクサスは?

スピンドルグリルは廃止されてしまうのか…との予想とは裏腹に、2014年10月23日にレクサスRC Fが発売!

そのフェイスにはスピンドルグリルの姿がありました。2014年に発売されたレクサスNXや、レクサスRCハイブリッドなどにもスピンドルグリルは装備され、レクサスのゆるぎない顔として認識されています。

スピンドルグリルのデザインについてはネット上で賛否両論の意見がでているようです。今後どのように展開していくのか、レクサスのデザインの将来から目が離せそうにありません。
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