レクサス Fシリーズを徹底解説!ベース車とどこまで違う?

LFA

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レクサスファンの憧れといえば、「F」の称号を冠するモデルでしょうか。

トヨタF1の本拠地である、富士スピードウェイで徹底的に磨きあげた"F"モデル。今回はレクサス"F"シリーズについて見ていきましょう。
Chapter
同じレクサスシリーズでも“F”はココが違う!
レクサスISとレクサスISFの違い
レクサスRCとレクサスRCF
レクサスFシリーズの頂点 LFA

同じレクサスシリーズでも“F”はココが違う!

Fはレクサスの目指す「操る楽しさ」の象徴!

最高峰のテクノロジーに基づき、静岡県の富士スピードウェイをはじめ世界のサーキットで鍛えぬかれた一台になっています。

専門チームによって開発され、これまでにない高パフォーマンスを実現したISF、2013年11月の東京モーターショーで発表されたクーペモデルのRC F、さらには究極の走りを体現したLFA…。

具体的にどのように違うのか車種ごとに見て行きましょう。

レクサスISとレクサスISFの違い

レクサスの中型セダンであるレクサスIS。

トヨタ アルテッツァのレクサスブランド版として誕生したレクサスISは、2013年に約7年半ぶりにフルモデルチェンジされました。

3代目となった現行モデルのレクサスISは、排気量が2.5Lの「IS250」、3.5Lの「IS350」、さらにレクサスISでは初のハイブリット仕様の「IS300h」が設定されています。レクサスIS250及びIS350にはV型6気筒エンジンを搭載しており、IS300hには直列4気筒エンジンが搭載されました。

一方でレクサスISFでは、300Km/hオーバーでも安定した走りを実現する為、さらに空力チューニングが施されました。ほとんど全てのパーツが作りなおされ、ヤマハと共同開発した大型のV型8気筒エンジンを搭載する為、オーバーハングは若干伸ばされています。

また、ISFの最高出力は311kW(423PS)/6,600rpm、最大トルクは505Nm(51.5kgm)/5,200rpmを発生。最高速度は300km/h以上とされていますが、日本国内向けは180km/h、国外仕様は270km/hでリミッターが作動します。

また、トヨタ自動車の市販乗用車では初採用となった、イタリアの名門ブレーキシステムメーカー「ブレンボ」社と共同開発した、放熱効果の高いスパイラルフィン式の大径ドリルドローターを採用するなど、サーキットで周回を重ねてもフェードしにくいブレーキシステムになりました。

レクサスRCとレクサスRCF

2ドアクーペのRCとRCFはどうでしょうか。RCはガソリン仕様とハイブリッド仕様の2モデルが用意されており、ガソリン仕様の「RC350」のエンジンは3.5L V6 2GR-FSE型エンジンが搭載されています。ハイブリッド仕様の「RC300h」にはIS300hと同様の直4 2AR-FSE型エンジンをコアとしたハイブリッドシステムが採用されました。

一方、RCFは「走りを楽しみたい人なら誰でも、運転スキルに関係なく笑顔になれるスポーツカー」という開発テーマを具現化すべく、一般道からサーキットまでどんな場所でも走りを楽しむための工夫がなされています。新型V8 5.0Lエンジンを採用し、最高出力は351kW(477PS)/7100rpm、最大トルクは530Nm(54.0kgm)/4,800~5,600rpmを発揮。

さらにLFA工房で生産するカーボン製のエンジンフードやルーフなどを採用し、約10kgの軽量化に成功し、より俊敏な走りを手に入れました。車内にもレクサスらしい拘りがあり、ドライブモードに連動し表示が切り替わるF専用のメーターも搭載。ドライバーの走行意欲を掻き立てる仕上がりになっています。

さらに、特徴的なのはトランスミッションの設定にあります。レクサスRCFはスポーツモデルながら、トランスミッションはオーソドックスなオートマチックに。これこそがレクサスの考えるスポーツモデルの象徴なのかもしれません。マニア好みのマニュアルや最先端のデュアルクラッチ・ミッションも選択肢にあった中で、なぜオートマチックを選んだのでしょうか。

北米のあるポルシェオーナーは、週末の楽しみにサーキット走行に取り組んでいたそうです。走っている瞬間が楽しいのはRCだけでなく、ポルシェ911などのその他モデルも同様でしょう。しかし、一般ユーザーがサーキットドライブを楽しむには、目的地までの一般道のドライバビリティも重要と聞いたことがあります。

サーキットで疲れた体で帰宅するときは、レクサスのオートマチックの方が快適に走行できるかもしれません。上品な日常生活と、アグレッシブな非日常をイージードライブで往復できる「シームレス」さの実現こそ、レクサスが考えるスポーツモデルだったのかもしれません。

レクサスFシリーズの頂点 LFA

Fブランドの頂点に立つLFAは、世界トップレベルの運動性能と超一流の官能を併せ持つスーパースポーツカーとして制作されました。

LFAチームの精鋭部隊が妥協を一切許さず、9年の歳月をかけて開発!全てが手作業で組み立てられ、500台限定車として世に送られたこの車のエンジンは、エンジニアが1台ごと手作業で作成した署名入りなのです。

専用開発されたヤマハ発動機製のV10型10気筒4.8L 1LR-GUE型エンジンは、最高出力412kW(560PS/552bhp)、最大トルク480N·m(48.9kgf·m)を発揮します。パワーだけではなくエンジン音にまで拘り、クリアなサウンドは「天使の咆哮」とまで形容される仕上がりです。


いかがでしたか。レクサスFシリーズはその価格の高さから手に届きにくい車ですが、いつかは所有してみたい車ですね。
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