メルセデス・ベンツ 新型EクラスクーペとEクラスカブリオレを徹底解説!

Eクラス クーペ

2020年9月10日より、マイナーチェンジとなったメルセデス・ベンツの新型「Eクラス」が発売開始となりました。そして、約1か月後となる10月5日には、同じようにマイナーチェンジとなった新型「Eクラスクーペ」と「Eクラスカブリオレ」が登場します。今回は、「Eクラスクーペ」と「Eクラスカブリオレ」は、どんなクルマなのかを試乗をあわせて紹介します。

文:鈴木ケンイチ/写真:鈴木ケンイチ、メルセデス・ベンツ ジャパン

ドライブを優雅な気分にさせるエレガントなクルマ。それが新型EクラスクーペとEクラスカブリオレ

今回試乗した、メルセデス・ベンツ 新型Eクラスクーペ/Eクラスカブリオレは、Eクラスクーペでは「E300クーペ スポーツ」(919万円)とEクラスカブリオレでは 「E300カブリオレ スポーツ」(956万円)。どちらも、最高出力258馬力の2リッター直列4気筒ターボエンジンと9速ATが搭載されています。

またメルセデス・ベンツ 新型Eクラスクーペ/Eクラスカブリオレの試乗車は本革シートなどを含むエクスクルーシブ・パッケージ(オプション)を装備されていました。

メルセデス・ベンツ 新型Eクラスクーペ/Eクラスカブリオレの試乗をするためにEクラスクーペとEクラスカブリオレのドライバーズシートに納まって思うのは「なんとなく色気があるなあ」ということです。

実は、試乗の日はEクラスクーペとEクラスカブリオレだけでなく、EクラスセダンとEクラスステーションワゴンのハンドルも握りました。正直、4台のインテリアの違いは、ごくわずかなものでした。

しかし、それでもEクラスクーペとEクラスカブリオレに乗ると、Eクラスセダンとは違う華やいだ気分に浸れます。

乗る前にEクラスクーペとEクラスカブリオレの美しいルーフラインが、知らずのうちに心に働きかけているのかもしれません。

ただし、Bピラーのないサッシュレスのドアというのは、やはり解放感がひと味違います。前後の窓を開ければ、室内ではなく、まるでタープの下の日陰に座っているような気分になれます。

Eクラスクーペであれば、タープの下というところで終わりですが、Eクラスカブリオレは、その先に完全なるオープン走行も体験できます。

フロントウインドウの上にはウインドウディフレクターが備わっていましたので、走行中でも風の巻き込みは非常に少なく、ラジオを聞くのも同乗者との会話も、ごく普通にこなせます。ソフトトップを閉じてしまえば、ほとんどEクラスクーペのような静粛性。

なんて静かなクルマなんだと感心しきり。逆に、メタルの屋根で本来的には静粛性に有利なEクラスクーペの方がエンジンの主張があり、うるさく感じるほどです。

最大トルクは1800回転で370Nmという力を魅せる新型EクラスクーペとEクラスカブリオレ

そしてメルセデス・ベンツ 新型Eクラスクーペ/Eクラスカブリオレの肝心の走りのキャラクターは、安定感と安心感がたっぷりというもの。つまり、基本はEクラス セダンと同様です。

ですが、最高出力が258馬力もあり、最大トルクは1800回転で370Nmもありますから、足先に力をこめてアクセルを踏み込めば、もちろんスペックに見合ったダッシュ力を見せてくれます。

しかも、ステアリング操作に対するクルマの動きも、EクラスセダンやEクラスステーションワゴンよりもダイレクト感があります。

しかし、そんな底力を備えながらも、クルマ側からはドライバーを急かすようなところはありません。あるのは安心感であり、優雅な気分。

目を三角にして飛ばすのではなく、ゆったりとクルマを走らせ、同乗者との会話や景色を楽しむ。それがEクラスクーペとEクラスカブリオレの本当の使い方ではないでしょうか。

性能を無理やりに見せびらかさずとも、十分にドライバーを満足させる。それだけのエレガントなクルマがEクラスクーペとEクラスカブリオレなのでしょう。

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ