【プロ解説】マツダ CX-30の維持費を徹底解説!!

2019年9月より予約が始まったマツダCX-30。その少し前に登場したマツダ3のSUV版でもあり、マツダ3に続く新世代商品の第2弾となります。ここでは、購入時や維持にかかる費用を徹底解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・宮越 孝政

Chapter
マツダ CX-30の維持費は搭載エンジンによって異なる
具体的にいくら税金が違うの?
マツダ CX-30の自動車保険はいくら位?
ガソリン代は同条件なら「XD」がお得
マツダCX-30のメンテナンス費用は?
スカイアクティブXの実力とは?マツダCX-30の真の性能を動画でお届け!

マツダ CX-30の維持費は搭載エンジンによって異なる

マツダCX-30の維持費は、搭載するエンジンによって大きく変わります。そのエンジンは3種類。2.0Lのガソリン・エンジンが2種、そして1.8Lのディーゼルです。2.0Lのガソリン・エンジンは、従来からあるスカイアクティブG  2.0と、新開発されたスカイアクティブX 2.0とありますが税制上の差はありません。

差があるのは、クリーン・ディーゼルとなる1.8Lのディーゼル。つまり、グレードでいえばガソリン・エンジンの「20S」と「X」は税制上で同じで、クリーン・ディーゼルの「XD」が別になります。

具体的にいくら税金が違うの?

まず、クルマを購入したときにかかる税金が「自動車税環境性能割」です。これは2019年10月の改正前までは「自動車取得税」と呼ばれていたものです。燃費性能に応じて、非課税、新車価格の1%、もしくは2%となっています。これに対して、クリーン・ディーゼルの「XD」は非課税となり0円。

他エンジンの場合は、マツダの公式HPの見積もりシミュレーションを実施したところ、「20S PROACTIVE」で42700円、「X PROACTIVE」で53900円と計算されました。

次に取得時と車検ごとに必要な税金が「自動車重量税」です。これも「XD」はクリーン・ディーゼルが優遇措置を受けることができて0円となります。一方、「20S PROACTIVE」と「X PROACTIVE」は、どちらも36900円。

また、毎年、4月1日にクルマを所有していたオーナーに課せられる「自動車税(種別)」。こちらもクリーン・ディーゼル「XD」は優遇措置の75%減免の対象で9000円(年間)となります。一方、「20S PROACTIVE」と「X PROACTIVE」は、どちらも標準額の36000円(年間)となります。

マツダ CX-30の自動車保険はいくら位?

自賠責保険は、搭載エンジンに関係なく、CX-30の場合は、新車購入時の37か月では30170円となります。任意保険は、年齢や加入する会社による違いはありますが、CX-30が飛びぬけて高いわけではありません。40代以上であれば5~7万円程度、20代前半ならば15~20万円といったところでしょう。

ガソリン代は同条件なら「XD」がお得

燃料代は、走行距離と燃費性能の掛け合わせとなります。例えば1年間に1万㎞を走るのであれば、15.4km/Lの20S(ATモデル)の場合、約650Lのガソリンが必要となります。ガソリン価格を、レギュラーで120円/Lで計算してみれば、「20S」にかかる年間の燃料代は、78000円となります。

19.2㎞/Lのディーゼル・エンジンの「XD」の場合は、年間1万㎞走行で必要な燃料は約520リットル。軽油ですから、100円/Lで計算すると、52000円になります。

6ATで16.8㎞/Lの「X」グレードであれば、年間1万㎞走行には約595Lを消費します。ガソリンはプレミアで130円/Lで計算すると77350円となります。

マツダCX-30のメンテナンス費用は?

メンテナンス費用の目安となるのはマツダのディーラーが実施する「パックdeメンテ」というメンテナンス・パック・サービスです。これはメンテナンスに必要な費用を先払いするかわりに、総額を安く抑えてくれるというもの。信頼のマツダ・ディーラーに頼める上に割安という、おすすめのサービスです。

CX-30は、マツダ3やCX-3と同じくミディアム・クラスに該当します。購入から車検前までの3年間をケアするサービス「パックdeメンテ30」の価格は、ガソリン・エンジン車で6万円前後、ディーゼルで7万円前後というのが目安となります。

車検にかかる費用は、先に出た税金類(自動車重量税・自賠責保険)に点検・申請などの費用をプラスしたもの。税金類はガソリン車であれば自動車重量税は36900円で、自賠責保険は24か月分21550円。点検や申請はディーラーごとに異なりますが、大体7万円前後で、そこに追加で必要になる整備・修理費がプラスとなります。つまり。12~15万円というのが目安でしょう。

基本的にCX-30は、それほど大きなクルマではなく、燃費性能も悪くないため、維持費は割合に安い方と言えます。

スカイアクティブXの実力とは?マツダCX-30の真の性能を動画でお届け!

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ