【プロ解説】マツダ CX-30のエンジンやミッション等のスペックを徹底解説!!馬力やトルクは?
更新日:2024.09.09
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2019年9月より予約が始まったマツダCX-30。その少し前に登場したマツダ3のSUV版でもあり、マツダ3に続く新世代商品の第2弾となります。ここでは、そのエンジンなどのパワートレーンを解説します。
文・鈴木 ケンイチ/写真・宮越 孝政
文・鈴木 ケンイチ/写真・宮越 孝政
マツダ CX-30のエンジンラインアップは3つ
CX-30が新世代商品と呼ばれるのは、デザインコンセプト「魂動デザイン」の変化を見れば、誰にでも納得できることでしょう。そして、エンジンも新世代の新型が採用されました。それが「スカイアクティブX 2.0」です。
CX-30は、従来からある2リッターのガソリン・エンジンである「スカイアクティブG 2.0」と1.8リッター・ディーゼルの「スカイアクティブD 1.8」と、新たに開発された「スカイアクティブX 2.0」という3種類のエンジンが用意されています。
CX-30は、従来からある2リッターのガソリン・エンジンである「スカイアクティブG 2.0」と1.8リッター・ディーゼルの「スカイアクティブD 1.8」と、新たに開発された「スカイアクティブX 2.0」という3種類のエンジンが用意されています。
マツダ3のスカイアクティブXエンジンはどこが優れているのか?
マツダ3から採用された新しい「スカイアクティブX 2.0」エンジンは、SPCCI(火花点火制御圧縮着火)という、これまでにない新しい燃料の燃焼方法を実用化したものです。
これはガソリン・エンジンでありながらも、基本的にディーゼル・エンジンのように燃料を圧縮して燃やすという燃焼方法を使うもの。ディーゼル・エンジンのような優れたレスポンスと力強いトルクと、高回転までスムーズに回るガソリン・エンジンらしさを両立したエンジンです。
CX-30の「スカイアクティブ-X 2.0」には、スターターと発電機を併用するベルト式ISGと24Vのリチウムイオン電池を組み合わせたマイルドハイブリッド・システムであるMハイブリッドが組み合わされています。
これはガソリン・エンジンでありながらも、基本的にディーゼル・エンジンのように燃料を圧縮して燃やすという燃焼方法を使うもの。ディーゼル・エンジンのような優れたレスポンスと力強いトルクと、高回転までスムーズに回るガソリン・エンジンらしさを両立したエンジンです。
CX-30の「スカイアクティブ-X 2.0」には、スターターと発電機を併用するベルト式ISGと24Vのリチウムイオン電池を組み合わせたマイルドハイブリッド・システムであるMハイブリッドが組み合わされています。
マツダ CX-30の各エンジンのスペックを比較
CX-30の「スカイアクティブ-X 2.0」搭載車のスペックは、最高出力132kW(180馬力)/6000rpm、最大トルク224Nm/3000rpm、WLTCモード燃費最高17.0km/Lとなります。
従来からある「スカイアクティブ-G 2.0」のスペックは、最高出力115kW(156馬力)/6000rpm、最大トルク199Nm/4000rpm、WLTCモード燃費最高16.2m/Lとなります。
「スカイアクティブ-D 1.8」のスペックは、最高出力85kW(116馬力)/4000rpm、最大トルク270Nm/1600~2600rpm、WLTCモード燃費最高19.2m/Lとなります。
3種類のスペックを見比べると、最高出力は、良い方から「スカイアクティブX」、「スカイアクティブG」、「スカイアクティブD」の順。
最大トルクは「スカイアクティブD」、「スカイアクティブX」、「スカイアクティブG」。
燃費性能もトルクと同様に「スカイアクティブD」、「スカイアクティブX」、「スカイアクティブG」の順となります。
ちなみに車両価格を高い方から並べると「スカイアクティブX」、「スカイアクティブD」、「スカイアクティブG」の順です。
つまり、最高出力を求めるならば「スカイアクティブ-X」がおすすめになり、トルクと燃費であれば、「スカイアクティブ-D」。コスパを求めるなら「スカイアクティブ-G」という選択になります。
従来からある「スカイアクティブ-G 2.0」のスペックは、最高出力115kW(156馬力)/6000rpm、最大トルク199Nm/4000rpm、WLTCモード燃費最高16.2m/Lとなります。
「スカイアクティブ-D 1.8」のスペックは、最高出力85kW(116馬力)/4000rpm、最大トルク270Nm/1600~2600rpm、WLTCモード燃費最高19.2m/Lとなります。
3種類のスペックを見比べると、最高出力は、良い方から「スカイアクティブX」、「スカイアクティブG」、「スカイアクティブD」の順。
最大トルクは「スカイアクティブD」、「スカイアクティブX」、「スカイアクティブG」。
燃費性能もトルクと同様に「スカイアクティブD」、「スカイアクティブX」、「スカイアクティブG」の順となります。
ちなみに車両価格を高い方から並べると「スカイアクティブX」、「スカイアクティブD」、「スカイアクティブG」の順です。
つまり、最高出力を求めるならば「スカイアクティブ-X」がおすすめになり、トルクと燃費であれば、「スカイアクティブ-D」。コスパを求めるなら「スカイアクティブ-G」という選択になります。
マツダ3は駆動方式とトランスミッションの選択肢が広い
駆動方式はFFと4WDで、3種類のすべてのエンジンと組み合わせることができます。また4WDには、i-ACTIV AWDと呼ぶシステムが採用されています。これは、路面状況やタイヤの荷重状態の変化を予測し、状況に応じて最適なトルク配分を自動で行うというもの。
さらに、CX-30では、マツダ独自のG-ベクタリングコントロール・プラスとの協調制御を行います。G-ベクタリングコントロール・プラスとは、ドライバーのステアリング操作にあわせてエンジンのトルクを制御することにより、タイヤの荷重をコントロールし、ドライバーの狙った通りのコーナーリングを手助けするもの。
i-ACTIV AWDとG-ベクタリングコントロール・プラスの協調制御により、CX-30は、よりニュートラルで安定したコーナーリングを実現してくれます。
トランスミッションは、6速MTと6速ATが用意されています。ただし、ディーゼル車には6速ATのみ。他の2つのエンジン車には、両方のトランスミッションが用意されています。また、CX-30は、SUVとしてスタック脱出を補助する新機能「オフロード・トラクション・アシスト」を採用。脱出が困難な悪路での安心感を大いに高めています。
さらに、CX-30では、マツダ独自のG-ベクタリングコントロール・プラスとの協調制御を行います。G-ベクタリングコントロール・プラスとは、ドライバーのステアリング操作にあわせてエンジンのトルクを制御することにより、タイヤの荷重をコントロールし、ドライバーの狙った通りのコーナーリングを手助けするもの。
i-ACTIV AWDとG-ベクタリングコントロール・プラスの協調制御により、CX-30は、よりニュートラルで安定したコーナーリングを実現してくれます。
トランスミッションは、6速MTと6速ATが用意されています。ただし、ディーゼル車には6速ATのみ。他の2つのエンジン車には、両方のトランスミッションが用意されています。また、CX-30は、SUVとしてスタック脱出を補助する新機能「オフロード・トラクション・アシスト」を採用。脱出が困難な悪路での安心感を大いに高めています。
新世代を謳うように、CX-30には、エンジンにも4WDの駆動システムにも最新のメカニズムが数多く採用されているのです。