【プロ解説】マツダ CX-30をライバルとの違い等を徹底比較&解説!
更新日:2024.09.09
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2019年9月より予約が始まったマツダCX-30。その少し前に登場したマツダ3のSUV版でもあり、マツダ3に続く新世代商品の第2弾となります。ここでは、ライバルとなるトヨタC-HRと比較してみます。
文・鈴木 ケンイチ
文・鈴木 ケンイチ
CX-30とCH-Rを比較①|マツダ CX-30のライバルはトヨタ C-HR
Cセグメントのハッチバックモデルであるマツダ3をベースにしたクロスオーバーというのが、マツダCX-30の成り立ちです。それと同様なのが2016年12月に発売が開始され、翌2017年のベストセラーSUVに輝いたトヨタのC-HRです。こちらはプリウスのプラットフォームを使ったクロスオーバーとなります。
CX-30の特徴をざっくりと述べれば、美しいデザインと使いやすいサイズ感、そして先進のエンジンを搭載する走りの良さです。そして、C-HRもユニークなデザインと使いやすいサイズ感、そして走りの良さという特徴を備えています。
サイズはほとんど2台とも変わりませんし、6速MTが用意されているのも2台の特徴です。意外に似たような2台と言えるでしょう。
CX-30の特徴をざっくりと述べれば、美しいデザインと使いやすいサイズ感、そして先進のエンジンを搭載する走りの良さです。そして、C-HRもユニークなデザインと使いやすいサイズ感、そして走りの良さという特徴を備えています。
サイズはほとんど2台とも変わりませんし、6速MTが用意されているのも2台の特徴です。意外に似たような2台と言えるでしょう。
CX-30とCH-Rを比較②|マツダ CX-30はパワーユニットが豊富
CX-30とC-HRを比較したときにCX-30が良いところは、やはりパワートレインと駆動方式の幅広さでしょう。
CX-30は、最高出力115kW (156馬力)の2.0Lガソリン・エンジン、最高出力85kW(116馬力)の1.8Lディーゼル、そして最高出力132kW(180馬力)の最新のスカイアクティブXの2.0Lガソリン・エンジンという3種類のエンジンが用意されています。
駆動方式は、すべてのエンジンに対して、FFと4WDが用意されているのも特徴です。また、ディーゼルは6ATのみとなりますが、残り2つのガソリン・エンジンには6ATだけでなく6速MTも選ぶことができます。
CX-30は、最高出力115kW (156馬力)の2.0Lガソリン・エンジン、最高出力85kW(116馬力)の1.8Lディーゼル、そして最高出力132kW(180馬力)の最新のスカイアクティブXの2.0Lガソリン・エンジンという3種類のエンジンが用意されています。
駆動方式は、すべてのエンジンに対して、FFと4WDが用意されているのも特徴です。また、ディーゼルは6ATのみとなりますが、残り2つのガソリン・エンジンには6ATだけでなく6速MTも選ぶことができます。
一方、C-HRは、最高出力85kW(116馬力)の1.2Lガソリン・ターボと、システム最高出力90kW(112馬力)の1.8Lハイブリッドの2種のみ。しかも4WDと6速MTは、ガソリン・エンジン車だけ。
選択肢の広さではCX-30が圧勝。また、パワーという点でもCX-30が勝っています。ちなみに、欧州では2.0Lエンジンと組み合わせた、よりパワフルなハイブリッドを搭載する改良型C-HRが発表されています。日本に投入されれば、CX-30との差も、より小さくなることでしょう。
選択肢の広さではCX-30が圧勝。また、パワーという点でもCX-30が勝っています。ちなみに、欧州では2.0Lエンジンと組み合わせた、よりパワフルなハイブリッドを搭載する改良型C-HRが発表されています。日本に投入されれば、CX-30との差も、より小さくなることでしょう。
CX-30とCH-Rを比較③|先進安全装備もマツダ CX-30に若干軍配が上がる
また、先進の安全装備でも、新しいモデルであるCX-30の方が若干勝ります。C-HRもマイナーチェンジなどで、安全装備を充実化されていますが、やはり最新型のCX-30 の方が有利なのは当然のことでしょう。
たとえば衝突被害軽減自動ブレーキで検知できるのが、CX-30が「前方の車両」、「歩行者(昼間・夜間)」と「自転車(昼間)」というところ、C-HRは「前方の車両」「歩行者(昼間)」とアナウンスされています。つまり、夜間の歩行者と自転車をもカバーするCX-30 の方が勝っています。
とはいえ、誤発進抑制機能や斜め後ろの死角をカバーする機能、先進ヘッドライトなど、用意されている機能自体の数は似たようなもの。最新型であるCX-30が若干勝っているだけで、先進安全装備全体を見わたしたときにC-HRが劣っているわけではありません。
たとえば衝突被害軽減自動ブレーキで検知できるのが、CX-30が「前方の車両」、「歩行者(昼間・夜間)」と「自転車(昼間)」というところ、C-HRは「前方の車両」「歩行者(昼間)」とアナウンスされています。つまり、夜間の歩行者と自転車をもカバーするCX-30 の方が勝っています。
とはいえ、誤発進抑制機能や斜め後ろの死角をカバーする機能、先進ヘッドライトなど、用意されている機能自体の数は似たようなもの。最新型であるCX-30が若干勝っているだけで、先進安全装備全体を見わたしたときにC-HRが劣っているわけではありません。
CX-30とCH-Rを比較④|トヨタ C-HRは燃費が優れている
では、C-HRがCX-30を勝っているものと言えば何でしょうか。やはり、燃費性能と言えるでしょう。ハイブリッド車の場合、WLTCモード燃費は、最高で25.8㎞/Lにも達します。CX-30は、ディーゼルでさえ最高が19.2㎞/L。完全にハイブリッドが上となります。
ただし、ガソリン・エンジン同士で比べると、今度はマツダが上。C-HRが、最高15.4㎞/Lに対して、CX-30が2リッターの従来型エンジンで最高16.2㎞/L、新型のスカイアクティブ-Xでは17.0㎞/Lとなります。
ただし、ガソリン・エンジン同士で比べると、今度はマツダが上。C-HRが、最高15.4㎞/Lに対して、CX-30が2リッターの従来型エンジンで最高16.2㎞/L、新型のスカイアクティブ-Xでは17.0㎞/Lとなります。
走り味という点では、どちらもドライバーの意思に忠実という点では同じ。ただし、C-HRはシャシーがエンジンに勝っているので、振り回して走るという印象が強くなります。一方、CX-30は、パワフルなエンジンがありますので、それを上手に使うという乗り方でしょう。
CX-30もC-HRも個性的なデザインが備わっており、どちらも運転が楽しいクルマであることは間違いありません。比較すると、やはりパワートレインが2台の最大の違いと言えるでしょう。
CX-30もC-HRも個性的なデザインが備わっており、どちらも運転が楽しいクルマであることは間違いありません。比較すると、やはりパワートレインが2台の最大の違いと言えるでしょう。