トヨタ 2代目ヴェルファイアハイブリッドの9つのグレードを徹底比較!(AGH35/GGH30W/GGH35W型)
更新日:2024.09.09
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トヨタ ヴェルファイアのハイブリッドモデルとして現在も人気を集めているトヨタ ヴェルファイアハイブリッドは、2015年に2代目にフルモデルチェンジしたことに伴ってトヨタ 2代目ヴェルファイアハイブリッド(AGH35/GGH30W/GGH35W型)へと進化しました。
ガソリンエンジンモデルに対して燃費性能はもちろん、ハイブリッドシステムならではの優れた静粛性を備えることから、上級ミニバンとして幅広いユーザーから支持を集めている2代目ヴェルファイアにはどんなグレードがあるのでしょうか。今回は、各グレードの違いを紹介していきます。
ガソリンエンジンモデルに対して燃費性能はもちろん、ハイブリッドシステムならではの優れた静粛性を備えることから、上級ミニバンとして幅広いユーザーから支持を集めている2代目ヴェルファイアにはどんなグレードがあるのでしょうか。今回は、各グレードの違いを紹介していきます。
- Chapter
- 2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID X【価格:459万円~】
- 2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID Z【価格:479万9,000円】
- 2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID ZR【価格:549万1,000円】
- 2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID ZR"G エディション"【価格:565万4,000円】
- 2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID V【価格:534万4,000円】
- 2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID V"L エディション"【価格:550万7,000円】
- 2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID Executive Lounge【価格:759万9,000円】
- 2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID Executive Lounge Z【価格:775万2,000円】
- 2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID Z"GOLDEN EYES"【価格:504万円】
2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID X【価格:459万円~】
「HYBRID X」は、トヨタ 2代目ヴェルファイアハイブリッドのエントリーグレードにあたるモデルです。
エントリーグレードであるためシート素材が安価なファブリックになり、快適装備も一部省略したことでコストを抑えていますが、ハイブリッドモデルで唯一8人乗りが設定されている点は見逃せません。
パワーユニットは他の上位グレードと同じ、排気量2.5L 直列4気筒の2AR-FXE型にモーターを組み合わせ、システム最高出力217kW(295PS)、最大トルク476Nm(48.5kgm)を発揮。燃費は実際の走行状況に近いとされるWLTCモードで14.8km/Lで、2t以上の車重を誇るクルマとしては良好な数値を達成しています。
エントリーグレードであるためシート素材が安価なファブリックになり、快適装備も一部省略したことでコストを抑えていますが、ハイブリッドモデルで唯一8人乗りが設定されている点は見逃せません。
パワーユニットは他の上位グレードと同じ、排気量2.5L 直列4気筒の2AR-FXE型にモーターを組み合わせ、システム最高出力217kW(295PS)、最大トルク476Nm(48.5kgm)を発揮。燃費は実際の走行状況に近いとされるWLTCモードで14.8km/Lで、2t以上の車重を誇るクルマとしては良好な数値を達成しています。
また、2代目ヴェルファイアハイブリッドではすべてのグレードが4WD(4輪駆動)となり、トヨタ独自のハイブリッド4WDシステム「E-four」を採用しています。
通常の4WDはプロペラシャフトなどの部品を通じて後輪を駆動させていますが、E-Fourではモーターで後輪を駆動することで従来よりも構造を簡略化し、より細かな制御を実現。雪道などでもスタックしにくいと言われています。
価格は全グレード中もっとも低く、8人乗りが454万7,000円、7人乗りが459万円となっています。
通常の4WDはプロペラシャフトなどの部品を通じて後輪を駆動させていますが、E-Fourではモーターで後輪を駆動することで従来よりも構造を簡略化し、より細かな制御を実現。雪道などでもスタックしにくいと言われています。
価格は全グレード中もっとも低く、8人乗りが454万7,000円、7人乗りが459万円となっています。
2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID Z【価格:479万9,000円】
「HYBRID Z」は、エクステリア(外装)変更を加えたグレードです。
エクステリアでは、フロントバンパーやリヤバンパーにエアロ形状の専用バンパーを装着。「HYBRID X」では16インチサイズだったアルミホイールも17インチへとサイズアップし、タイヤも225/60R17というワンサイズ大きなものへと変更されています。
インテリアでは上級グレードと同様に、スマートフォンとの連携が可能な専用ディスプレイオーディオが奢られ、9インチディスプレイと8スピーカーを備えた上質な音響空間を備えています。
価格は479万9,000円で、「HYBRID X」に比べて20万9,000円から25万2,000円高くなっています。
エクステリアでは、フロントバンパーやリヤバンパーにエアロ形状の専用バンパーを装着。「HYBRID X」では16インチサイズだったアルミホイールも17インチへとサイズアップし、タイヤも225/60R17というワンサイズ大きなものへと変更されています。
インテリアでは上級グレードと同様に、スマートフォンとの連携が可能な専用ディスプレイオーディオが奢られ、9インチディスプレイと8スピーカーを備えた上質な音響空間を備えています。
価格は479万9,000円で、「HYBRID X」に比べて20万9,000円から25万2,000円高くなっています。
2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID ZR【価格:549万1,000円】
「HYBRID ZR」は、「HYBRID Z」をベースに快適装備を充実させたグレードとなっています。
エクステリアでは「HYBRID Z」同様にエアロ形状の専用バンパー、17インチアルミホイールを装着していますが、ヘッドランプは2眼LEDから3眼LEDへと変更。安全装備では下位グレードと同様に「Toyota Safety Sense」を標準装備していますが、「HYBRID ZR」からはアダプティブハイビームシステムが追加されています。
エクステリアでは「HYBRID Z」同様にエアロ形状の専用バンパー、17インチアルミホイールを装着していますが、ヘッドランプは2眼LEDから3眼LEDへと変更。安全装備では下位グレードと同様に「Toyota Safety Sense」を標準装備していますが、「HYBRID ZR」からはアダプティブハイビームシステムが追加されています。
快適装備は充実し、運転席は手動調整式から電動調整式に変更され、前後スライド、リクライニング、座面の上下などを細かく調整可能となっています。
また、助手席にはパワーオットマンが装備されているほか、7人乗り専用装備として2列目シートにリラックスキャプテンシートを採用。バックドアも電動開閉式となり、ボタンひとつで解錠と施錠ができるスマートエントリー機能も奢られています。
価格は549万1,000円となり、「HYBRID Z」から69万2,000円アップしています。
また、助手席にはパワーオットマンが装備されているほか、7人乗り専用装備として2列目シートにリラックスキャプテンシートを採用。バックドアも電動開閉式となり、ボタンひとつで解錠と施錠ができるスマートエントリー機能も奢られています。
価格は549万1,000円となり、「HYBRID Z」から69万2,000円アップしています。
2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID ZR"G エディション"【価格:565万4,000円】
「HYBRID ZR"G エディション"」は、「HYBRID ZG」からさらに快適性能を高めたグレードです。
大きな変更点は2列目シートに高機能なエグゼクティブパワーシートを採用した点にあり、前後方向へのロングスライドをはじめ、パワーリクライニング、パワーオットマン、角度調式大型ヘッドレストやカップホルダーを備えた大型アームレストを備えた快適な装備となっています。
大きな変更点は2列目シートに高機能なエグゼクティブパワーシートを採用した点にあり、前後方向へのロングスライドをはじめ、パワーリクライニング、パワーオットマン、角度調式大型ヘッドレストやカップホルダーを備えた大型アームレストを備えた快適な装備となっています。
また、運転席では本革巻きステアリングにヒーター機能が追加され、リヤシート(後席)だけではなくフロントシート(前席)もアップグレードされている点も魅力的ですね。
価格は565万4,000円で、「HYBRID ZR」に比べて16万3,000円、「HYBRID Z」からは85万5,000円も高くなっています。
価格は565万4,000円で、「HYBRID ZR」に比べて16万3,000円、「HYBRID Z」からは85万5,000円も高くなっています。
2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID V【価格:534万4,000円】
「HYBRID V」は、「HYBRID X」をベースに快適性能を高めたグレードです。
エクステリアは「HYBRID X」と同様にシンプルな形状のフロントとリヤバンパーを採用。Zシリーズの迫力ある外観から打って変わって、大人びた高級感のあるものとなっています。
インテリアでは「HYBRID ZR」と同等の装備が奢られ、フロントドアアームレストやリラックスキャプテンシート、スマートエントリーシステムに電動式バックドアなど、大型ミニバンには欠かせないオプションも標準装備となとっています。
価格は534万4,000円となり、「HYBRID X」に比べて79万7,000円アップしています。
エクステリアは「HYBRID X」と同様にシンプルな形状のフロントとリヤバンパーを採用。Zシリーズの迫力ある外観から打って変わって、大人びた高級感のあるものとなっています。
インテリアでは「HYBRID ZR」と同等の装備が奢られ、フロントドアアームレストやリラックスキャプテンシート、スマートエントリーシステムに電動式バックドアなど、大型ミニバンには欠かせないオプションも標準装備となとっています。
価格は534万4,000円となり、「HYBRID X」に比べて79万7,000円アップしています。
2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID V"L エディション"【価格:550万7,000円】
「HYBRID V"L エディション"」は、「HYBRID V」から快適装備をさらに充実させています。
エクステリアに変化はありませんが、インテリアではステアリングにヒーター機能が追加。2列目シートはパワーリクライニングやパワーオットマン、角度調整式大型ヘッドレストなどの機能を備えたエグゼクティブパワーシートに変更され、「HYBRID ZR"G エディション"」と同等の内容となっています。
価格は550万7,000円で、「HYBRID V」から16万3,000円アップ。一方で「HYBRID ZR"G エディション"」と比べると14万7,000円低い値段設定となっています。
エクステリアに変化はありませんが、インテリアではステアリングにヒーター機能が追加。2列目シートはパワーリクライニングやパワーオットマン、角度調整式大型ヘッドレストなどの機能を備えたエグゼクティブパワーシートに変更され、「HYBRID ZR"G エディション"」と同等の内容となっています。
価格は550万7,000円で、「HYBRID V」から16万3,000円アップ。一方で「HYBRID ZR"G エディション"」と比べると14万7,000円低い値段設定となっています。
2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID Executive Lounge【価格:759万9,000円】
トヨタ 2代目ヴェルファイアの上級グレードとしてラインナップされているグレードが「HYBRID Executive Lounge」です。
各種装備が大幅に強化され、安全面ではブラインドスポットモニター、リヤクロストラフィックオートブレーキ、パノラミックビューモニター、巻き込み警報機能を備えた「インテリジェントパーキングアシスト2」を標準装備。
インテリアでは専用装備として2列目シートがエグゼクティブラウンジシートへとグレードアップされ、メモリー機能付きパワーリクライニングやパワーオットマン、ベンチレーションなど、下位グレードの2列目シートよりも快適性が向上しているほか、ファイルホルダーといったビジネス用途のチューニングも施され、エグゼクティブの名にふさわしい仕様となっています。
各種装備が大幅に強化され、安全面ではブラインドスポットモニター、リヤクロストラフィックオートブレーキ、パノラミックビューモニター、巻き込み警報機能を備えた「インテリジェントパーキングアシスト2」を標準装備。
インテリアでは専用装備として2列目シートがエグゼクティブラウンジシートへとグレードアップされ、メモリー機能付きパワーリクライニングやパワーオットマン、ベンチレーションなど、下位グレードの2列目シートよりも快適性が向上しているほか、ファイルホルダーといったビジネス用途のチューニングも施され、エグゼクティブの名にふさわしい仕様となっています。
エクステリアは「HYBRID X」やVシリーズに採用されたシンプルなデザインのバンパーを採用していますが、アルミホイールはスパッタリング塗装が施された専用17インチアルミホイールを装着。
ガソリンエンジンモデルではより大径の18インチアルミホイールを採用していましたが、ハイブリッドモデルではサイズを小さくすることでタイヤの厚みを増し、乗り心地を重視していることが伺えます。
価格は759万9,000円に達し、エントリーグレードの「HYBRID X」との価格差は実に305万2,000円となっています。
ガソリンエンジンモデルではより大径の18インチアルミホイールを採用していましたが、ハイブリッドモデルではサイズを小さくすることでタイヤの厚みを増し、乗り心地を重視していることが伺えます。
価格は759万9,000円に達し、エントリーグレードの「HYBRID X」との価格差は実に305万2,000円となっています。
2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID Executive Lounge Z【価格:775万2,000円】
「HYBRID Executive Lounge Z」は、トヨタ 2代目ヴェルファイアハイブリッドの最上級グレードに位置づけられたモデルです。
下位互換とも言える「HYBRID Executive Lounge」と同様に、2列目シートには高機能なエグゼクティブラウンジシートを採用。シート素材も質感の高いプレミアムナッパ本革となり、インパネ(インストルメントパネル)もブラウンオリーブ・アッシュパール木目調にスパッタリングを組み合わせ、高級感を高めています。
一方で、エクステリアではフロントやリヤバンパーにおいてZシリーズに見られたエアロ形状のものが装着され、「HYBRID Executive Lounge」よりも迫力のある外観となっています。
価格は全グレード中もっとも高価な775万2,000円となり、「HYBRID Executive Lounge」から15万3,000円、最廉価の「HYBRID X」に比べ320万5,000円も高くなっています。
下位互換とも言える「HYBRID Executive Lounge」と同様に、2列目シートには高機能なエグゼクティブラウンジシートを採用。シート素材も質感の高いプレミアムナッパ本革となり、インパネ(インストルメントパネル)もブラウンオリーブ・アッシュパール木目調にスパッタリングを組み合わせ、高級感を高めています。
一方で、エクステリアではフロントやリヤバンパーにおいてZシリーズに見られたエアロ形状のものが装着され、「HYBRID Executive Lounge」よりも迫力のある外観となっています。
価格は全グレード中もっとも高価な775万2,000円となり、「HYBRID Executive Lounge」から15万3,000円、最廉価の「HYBRID X」に比べ320万5,000円も高くなっています。
2代目ヴェルファイアハイブリッドのグレード:HYBRID Z"GOLDEN EYES"【価格:504万円】
「HYBRID Z"GOLDEN EYES"」は、トヨタ 2代目アルファードの特別仕様車としてラインナップされたグレードです。
エクステリアでは、フロントグリルやボンネットフードモールに漆黒メッキが施され、ヘッドランプには「GOLDEN EYES」の象徴とも言える金色のゴールドエクステンションとなっています。
インテリアも特別装備としてシート表皮がウルトラスエードとなっているほか、ピラーやルーフがブラックで引き締められ、上質な室内空間が演出されています。
価格は504万円となり、ベースとなった「HYBRID Z」に比べて24万1,000円高い値段設定となっています。
エクステリアでは、フロントグリルやボンネットフードモールに漆黒メッキが施され、ヘッドランプには「GOLDEN EYES」の象徴とも言える金色のゴールドエクステンションとなっています。
インテリアも特別装備としてシート表皮がウルトラスエードとなっているほか、ピラーやルーフがブラックで引き締められ、上質な室内空間が演出されています。
価格は504万円となり、ベースとなった「HYBRID Z」に比べて24万1,000円高い値段設定となっています。
2代目ヴェルファイアハイブリッドは、トヨタ アルファードと同様にトヨタの最高級ミニバンとしてラインナップされていることから中古車市場でも高値で取引されています。大手中古車Webサイトには、走行距離が16万kmに達した「HYBRID ZR」に250万円を超えるプライスタグが付いているクルマもあり、その人気ぶりが伺えます。
一方で、なかには新車価格の半額以下で販売されいてるものもあり、高価なオプション装備を多数装着したクルマも少なくありません。とりわけ「HYBRID X」は200万円を切っているものもあるため、中古車市場では価格の低いグレードでオプション装備を多数搭載したクルマがおすすめと言えるでしょう。
※ 2020年10月現在
一方で、なかには新車価格の半額以下で販売されいてるものもあり、高価なオプション装備を多数装着したクルマも少なくありません。とりわけ「HYBRID X」は200万円を切っているものもあるため、中古車市場では価格の低いグレードでオプション装備を多数搭載したクルマがおすすめと言えるでしょう。
※ 2020年10月現在