トヨタ 3代目パッソ(M700A/M710A型)の7つのグレードを徹底比較!おすすめはモーダ?

トヨタとダイハツの共同開発によって誕生したトヨタ パッソは、同様のボディーを持つダイハツ ブーンの姉妹車として2004年に発売されました。

2016年からは初代から数えて3代目となるトヨタ 3代目パッソ(M700A/M710A型)がデビューしましたが、個性的なエクステリアを持つ「MODA」などのグレード展開から幅広い層の支持を得ています。今回は、そんな3代目パッソのグレードについて紹介していきます。

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トヨタ 3代目パッソ X【価格:119万9,000円~】
トヨタ 3代目パッソ X”S”【価格:126万5,000円~】
トヨタ 3代目パッソ X”L package・S”【価格:136万9,500円~】
トヨタ 3代目パッソ X”G package”【価格:151万1,500円~】
トヨタ 3代目パッソ MODA【価格:156万2,000円~】
トヨタ 3代目パッソ MODA"G Package"【価格:172万7,000円~】
トヨタ 3代目パッソ MODA"Charm"【価格:161万7,000円~】

トヨタ 3代目パッソ X【価格:119万9,000円~】

トヨタ 3代目パッソのエントリーグレードに位置づけられるモデルが「X」です。

基本的な装備や快適装備を必要最低限とすることで価格を抑えていることが特徴で、全グレードのなかでもっともシンプルな構成となっています。

一方で、エンジンは他のグレードと同じ排気量1L 直列3気筒の1KR-FE型を搭載し、最高出力51kW(69PS)/6,000rpm、最大トルク92Nm(9.4kgm)/4,400rpmを発生し、コンパクトカーとしては充分なパフォーマンスを誇っています。

また、駆動方式には2WD(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)が設定されるなど、メカニズム面では上級グレードと遜色が無い点も魅力的ですね。

トランスミッションは伝達効率に優れるCVTを組み合わせることで、燃費性能とスムーズな走行性能を実現。燃費は実際の走行状況に近いとされるWLTCモードで2WDは21km/L4WDでも19km/Lを達成し、ハイブリッドシステムを持たない純粋なガソリンエンジン車としては良好な数値と言えるでしょう。

価格は2WDが119万9,000円、4WDでも137万5,000円となり、装備を最低限にしたことで低めの価格を実現しています。

特に2WDは2020年に登場したトヨタ 初代ヤリスの最低価格である139万5,000円を19万6,000円も下回り、新車購入可能なコンパクトカーとしてはほぼ最安クラスと言えるでしょう。

トヨタ 3代目パッソ X”S”【価格:126万5,000円~】

「X"S"」は「X」で省略されていたさまざまな装備を追加したグレードです。

安全装備では、クルマや歩行者を検知して作動する衝突回避支援ブレーキや衝突警報、車線逸脱警報、誤発進抑制制御などの機能を盛り込んだ「スマートアシストIII」が標準装備され、安全性能を大きく向上させています。

「スマートアシストIII」の装着に伴い、フロントに4か所、リヤに4か所のコーナーセンサーも装備され、駐車などの際には周囲の障害物を警告音で知らせてくれる機能も追加されています。

一方でエクステリア(外装)やインテリア(内装)は下位グレードの「X」と変わらないことから、主に安全性能を高めたモデルであることがうかがえます。

価格は2WDが126万5,000円、4WDが144万1,000円で、「X」との価格差は2WDと4WDそれぞれ6万6,000円となり、この差額が「スマートアシストIII」などの安全装備の分であることがわかります。

トヨタ 3代目パッソ X”L package・S”【価格:136万9,500円~】

「X"L package・S"」は、乗用車としての実用性をより向上させたスタンダードグレードとも言えるモデルです。

下位グレードの「X"S"」と同様に、安全装備では「スマートアシストIII」や、フロント4か所とリヤ4か所のコーナーセンサーを標準装備。さらに、ライトの点灯と消灯を自動で行うコンライトが備わり、夕暮れ時やトンネルなどにおけるライトの点灯忘れを防ぎ、事故を未然に防ぐ装備が充実しています。

また、下位グレードではフロントガラスおよびフロントドアのみに限定されていたUVカットガラスがリヤドアとバックドアにも採用されています。さらに、リヤドアとバックドアは車内が見えづらいプライバシーガラスとされ、乗用車として使用するうえでの配慮がされている点も見逃せません。

インテリアでは下位グレードではダイヤルタイプのマニュアル式だったエアコンが、プッシュタイプのオートエアコン式となり、見た目のデザインや使い勝手が向上しています。センターレジスターノブもメッキ加飾が施されるなど、質感を高めた内容となっています。

価格は2WDが136万9,500円、4WDが154万5,500円で、「X"S"」との価格差は2WDと4WDそれぞれ10万4,500円となり、「X」や「X"S"」に比べて装備が充実したぶん値段設定も高くなっています。

トヨタ 3代目パッソ X”G package”【価格:151万1,500円~】

「X"G package"」は、Xシリーズの上級グレードに位置づけられ、主に快適装備において下位グレードとさまざまな違いが見られます。

エクステリアでは下位グレードがマニュアルレベリング機能付きハロゲンヘッドランプを採用していたのに対して、「X"G package"」ではオートレベリング機能付きLEDヘッドランプを採用することで、ハロゲン式よりも明るさに優れ、夜間の視認性を向上。

ホイールはスチールホイールからアルミホイールへと変更され、上級グレードにふさわしい外観となっています。

インテリアは「X"L package・S"」と同様にオートエアコンを装備。センターレジスターノブに加えてインサイドドアハンドルやシフトノブにもメッキ加飾が施され高級感を演出しています。さらにステアリングは本革巻き仕様となり質感と満足度を高めています。

また、オーディオシステムもアップグレードされ、下位グレードの2スピーカーに対し4スピーカーを標準装備し、室内空間の音の広がりにも配慮されています。オーディオクラスターやサイドレジスターにもシルバーとピアノブラック調の加飾が施されている点も魅力的ですね。

価格はXシリーズで最高値となり、2WDが150万1,500円、4WDが167万7,500円となり、エントリーグレードの「X」との価格差は2WDと4WDそれぞれ30万2,500円に達しています。

トヨタ 3代目パッソ MODA【価格:156万2,000円~】

トヨタ 3代目パッソの高級グレードに位置づけられ、個性的なエクステリアをまとったモデルが「MODA」です。

Xシリーズに比べてフロントマスクが大きく変更され、シルバー塗装モール付きの大型フロントグリルをはじめ、フロントバンパーやヘッドランプも専用形状となっています。

特にヘッドランプはXシリーズから丸みを帯びたデザインとなっているほか、「X"G package"」のLEDからより高性能なBi-beam LEDヘッドランプへ進化し、ヘッドランプ周囲を囲むように配置されたLEDクリアランスランプと相まって愛嬌を感じさせるかわしらしい印象となっています。

その他にも、エクステリアではサイドドアハンドルのグリップ部分がシルバー塗装され、ドアミラーにはサイドターンランプが追加。ボディーカラーはMODAシリーズ専用色としてクルマの上半分をブラック塗装したツートンカラー7色がオプションカラーとして追加されるなど、あらゆる点でXシリーズから差別化されています。

高級グレードらしい特別冠が演出された「MODA」ですが、Xシリーズに比べて価格は上がり、2WDが156万2,000円、4WDが173万8,000円となっています。

一方でXシリーズの上級グレードである「X"G package"」との価格差は2WDと4WDそれぞれ6万5,000円にとどまり、変更点の多さを考慮すればお買い得の1台と言えるでしょう。

トヨタ 3代目パッソ MODA"G Package"【価格:172万7,000円~】

「MODA"G package"」は、トヨタ 3代目パッソの最上級グレードにあたり、「MODA」の上位グレードに位置づけられたモデルです。

エクステリアは「MODA」を基本としつつ「G "package"」専用オプションとして、15インチアルミホイールが設定され、下位グレードでは選択できない装備をラインナップ。

インテリアも「MODA」同様に、Xシリーズでは単眼だったアナログメーターからスピードメーターとタコメーターを持つ2眼オプティトロンメーターへと変更されています。

一方で、「MODA」ではウレタン素材だったステアリングホイールが本革巻きに変更され、さらにシルバー塗装が施されるなど最上級グレードらしい内容となっています。

エアコンパネルはピアノブラック調となり、オーディオクラスターやサイドレジスターリングにも加飾されるなど高級感を感じさせる装備がちりばめられている点は、まさに最上級グレードと言えるでしょう。

価格は3代目パッソで最高値となり、2WDが172万7,000円、4WDは190万3,000円と200万円に迫る値段設定となりました。

トヨタ 3代目パッソ MODA"Charm"【価格:161万7,000円~】

「MODA"Charm"」はトヨタ 3代目パッソの特別仕様車としてラインナップされたモデルで、「MODA」をベースとしてインテリアを中心に特別装備が奢られています。

エクステリアは「MODA」を踏襲していますが、オプション装備とされていたスーパーUVカット・IRカット機能付きグリーンガラスがフロントとリヤドア両方に標準装備され、左右のドアミラーにはカメラも追加されています。

インテリアでは運転席にシートヒーターが備わり、シートは合成皮革とファブリックを組み合わせた上質な素材に。さらにフロアマットも特別仕様車専用のものが奢られ、ダークグレーの内装を基調にホワイトやピンクメタリックなどの加飾がアクセントとして施されています。

数々の特別装備に加えて「MODA」のかわいらしさを強調した内容とも言える「MODA"Charm"」ですが、価格は2WDが161万7,000円、4WDが179万3,000円と、ベースの「MODA」との価格差は2WDと4WDそれぞれ5万5,000円アップにとどまり、リーズナブルな値段設定となっています。

3代目パッソのなかでも個性的なエクステリアを持つMODAシリーズ。そのなかでも特別仕様車の「MODA"Charm"」は特別装備の多さと、通常の「MODA」にはないインテリアカラーなど数々の魅力を備えています。

特別仕様車は期間限定販売とされる場合も少なくないことから、「MODA"Charm"」はおすすめの1台と言えるでしょう。

※ 2020年10月現在

PBKK

東京都港区北青山に本社を置く自動車業界を専門としたクリエイティブエージェンシー。複数の自動車メディアへのコンテンツ配信をおこなうほか、
自動車メーカーなどへ向けた動画コンテンツ制作、ウェブサイト制作、デジタルマーケティング支援などを一貫して行う。

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