トヨタ ルーミーのリアシート(後部座席)は収納アイデア満載!その使い勝手は?

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今回は、トヨタ ルーミーのリアシート(後部座席)のシートアレンジや使い勝手についてご紹介します。トヨタ ルーミー(M900A/M910A型)は、数あるトールワゴンタイプのコンパクトカーの中でも、リアシートの使い勝手がウリのモデルで、乗車する人数や積み込む荷物、使う目的に応じて様々な要求に応えてくれます。

現代人の多用途性を全て受け入れてくれるシートアレンジは、トールワゴンの中でもトップクラスといえるでしょう。アイデアが詰まったルーミーのリアシートの使い勝手を詳しく見ていきましょう。

文・PBKK
Chapter
スライド、ダイブインなど、やり方豊富なシートアレンジ
トヨタ ルーミーはお片付け上手なクルマ
トヨタ ルーミーは乗り降りのしやすさも配慮されている!
トヨタ ルーミーの居住空間はコンパクトカーでもトップクラス!
トヨタ ルーミーの利便性をアップするオプション!
トヨタ ルーミーのシートは座り心地が良い!
トヨタ ルーミーのリアシートをアクセサリーでカスタマイズ!

スライド、ダイブインなど、やり方豊富なシートアレンジ

トヨタ ルーミーのリアシートは、6:4の分割可倒式になっているため、さまざまなシートアレンジをして使うことができます。

リアシートの目玉ともいえる機能がダイブイン機能です。この機能は、リアシートを完全に倒してしまうことでラゲッジルーム(荷室)の容量を大幅に拡大する機能です。通常ルーミーのラゲッジ容量は205Lですが、このダイブイン機能を利用することで荷室の長さは1540mm、容量は958Lにまで拡大します。

また、ルーミーのリアシートは単体でのスライド機能も搭載。20cm程度、シートが独立して動かせるようになっているため、前述したダイブイン機能を使わなくてもラゲッジ容量を1.5倍ほどに広げることができます。ルーミーが分割可倒式を採用しているメリットは大きく、シートを片側だけ格納した場合の居住性もしっかり確保されています。

シートアレンジ自体は、大きく分けて4つ。フロントシートとリアシートを全て後ろに倒すフルフラット、フロントシートはそのままでリアシートを倒す(左右独立)、リアシートをダイブインさせる、リアシートをスライドさせるといった使い方が可能。まさに、ドライバーのアイデア次第でどんな使い方にも対応することができます。

トヨタ ルーミーはお片付け上手なクルマ

トヨタ ルーミーは、車内の各所に多くの収納を搭載しています。

フロントシートだけでも、センタークラスター横の助手席オープントレイとグローブボックスに始まり、ちょっとした買い物袋やバッグを掛けるのに便利なセンターコンソールに設けられた両サイドのフック、回転式のカップホルダーとセンタークラスターのシフトレバー上に開けられたポケット、脱着可能なセンターダストボックスに加え、フロントシートの間にはセンターフロアトレイを備えています。

さらに、両側ドアにはプルハンドルポケットドアポケットがあり、フロントのシート背面にはバックテーブルを備えます。助手席だけで見れば、助手席バックポケットとシート下にはアンダートレイが設置され、トレイ式のデッキサイドポケット及びデッキサイドランプがあります。
また、シートアレンジで容量が拡大するラゲッジルームにも、当然秘密が隠されており、ラゲッジ床面にはデッキボックスを装備。このデッキボックスは、デッキボードを跳ね上げて、リアシートの背面にフックで固定することにより、実質ラゲッジの床面を下げることができるため、高さのある荷物の積み込みに対応します。

このボード裏には、防汚シートを備えているため、ラゲッジルームを汚さずに自転車なども積み込むことができます。車内のあらゆる部分に隠された収納スペースは、さりげない気遣いに溢れる便利なスペースとなっているのです。

トヨタ ルーミーは乗り降りのしやすさも配慮されている!

リアシートへの乗り降りのしやすさも、トヨタ ルーミーの特徴です。グレードG以上には、ワンタッチで自動開閉する両側パワースライドドアを標準で設定。このスライドドアには、指定した位置で止まる予約ロックや挟み込み防止機能も備えているため、安全性もしっかりと確保されています。

開口部もコンパクトカーならではの広さを誇っており、乗降する際にボディに身体をぶつけてしまうような心配もありません。さらに、ルーミーならではの低床設計により、フロア高も実測で37cmほど。乗り込む際に足を高くあげなくてすむため、小さい子供やお年寄りでも楽に乗降することが可能です。
さらに、スライドドアの開閉に連動して乗員の足元を照らす後席ステップランプや、安全でスムーズな乗り降りを実現する乗降用のアシストグリップが低い位置に取り付けられているため、老若男女問わず優しい設計となっています。

また、ベースグレードなるXとX”S”においても、助手席側にだけはパワースライドドアが設定されているため、普段の使い方に合わせたグレード選びができるようになっています。

トヨタ ルーミーの居住空間はコンパクトカーでもトップクラス!

トヨタ ルーミーは、現在の自動車市場でも人気が高いトールワゴンタイプのモデルです。そのため、車内の居住スペースもかなり広い設計となっており、室内空間は数値だけで見てもクラストップの性能を誇ります。

全グレードで室内長2,180mm×室内幅1,480mm×室内高1,355mmとなっており、室内長の半分以上をラゲッジスペース含むリアシートに割り当てられています。

その恩恵もあり、ルーミーのリアシートのレッグスペースはかなりの広さを確保。搭載するシートのスライド機構を利用することで、スライド機構を搭載していないモデルとは一線を画した広さのレッグスペースを確保できます。

もともと、頭上のスペースは広く取ることができるトールワゴンなので、リアシートを最大まで後ろにスライドさせた際のスペースは広大の一言です。

トヨタ ルーミーの利便性をアップするオプション!

トヨタ ルーミーには、利便性を高めるパッケージとして、コンフォートパッケージとイルミネーションパッケージが用意されています。

コンフォートパッケージには、前述した収納機能の一部であるシートバックテーブルと助手席のシート下に設置されるアンダートレイが含まれており、フロントシートヒーターやアジャスター、フロントセンターアームレストなど、車内全体の快適性を高めてくれる内容となっています。

一方、イルミネーションパッケージは、車内の至る所にランプを設定するオプションです。フロントの足元はもちろん、リアシートへのアクセスを良くするウォークスルー部分にもランプを配置することで使い勝手を向上。ドアの開け閉めでランプが点灯する仕組みになっており、インパネのスイッチでオンオフを操作できる工夫がなされています。

この2つのオプションは、リセールバリューも高く人気のオプションとなっているので、積極的に利用したいオプションだといえるでしょう。

トヨタ ルーミーのシートは座り心地が良い!

最大240mmのスライド機能やダイブイン機能を備えるトヨタ ルーミーのリアシートですが、シート表面についても見ていきます。

まず、上級グレードとなるカスタムG-TおよびカスタムGには、専用のデザインが入れられた撥水機能付きのファブリック生地が用いられます。専用のデザインにより車内の高級感が増すばかりではなく、撥水機能が付いているので万が一飲み物をこぼしてしまうようなことがあっても、掃除がとても楽なメリットがあります。

一方、ミドルグレードであるG-T及びGとベースグレードのX及びX”S”のシートは通常のファブリック生地が用いられたシートとなります。いずれもブラックを基調としたカラーリングとなっているため、カラーリング自体はグレードで大きな差は出ませんが、デザインと撥水機能という面でシートが異なります。

トヨタ ルーミーのリアシートをアクセサリーでカスタマイズ!

トヨタ ルーミーのリアシートの使い方は、アクセサリーを搭載することで更に幅広い利用法を生み出すことができます。アクティビティに出かける機会が多いのなら、モデリスタパーツの装着がおすすめです。

モデリスタパーツのラインナップには、ロードバイクやマウンテンバイクを積載するためのサイクルホルダーやフィッシングロッドを室内頭上に収納するためのロッドホルダーを用意。ルーミーを趣味のための道具箱へ変化させることができます。

このモデリスタパーツには、ルーム・ラゲージ・フット部分に設置するLEDライトもラインナップしているため、暗い場所で作業しなければならなくなってもLEDの明るい光で作業の効率をアップしてくれます。
また、フルフラットな車内が実現できるルーミーだからこそ、プライバシーはしっかり確保したいもの。そのような場合には室内カーテンの利用がおすすめです。この遮光機能に優れた室内カーテンは、リアシートのサイドとリアウィンドウを目隠しできるため、仮眠時の使用が最適です。

さらに、室内カーテンとプライバシーシェードを組み合わせれば全てのウィンドウの目隠しも可能。プライバシーを完璧に守りながら、車内で着替えも行うことができるようになります。
トヨタ ルーミーのリアシートは、使い方のアイデアに溢れています。快適性を充分に確保され、使い勝手も良好。どのような使い方もできるようにデザインされています。通常の標準装備でも充分過ぎるほどですが、メーカーオプションやアクセサリーでカスタマイズすることで多用途性はアップし、どのような使い方にも応えてくれます。

リアシートの使い勝手や居住性は、クルマの魅力を左右する重要なポイントです。その点、ルーミーは家族のカーライフをしっかりサポートしてくれる魅力的な1台だといえるのではないでしょうか。
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