ダイハツ トールはどんなクルマ?ルーミー/タンク/ジャスティとの違いも解説!

小型モデルをつくるにことにかけてはスズキと並んで技術力、開発力があるのがダイハツの強み。そんなダイハツの小型ワゴン、トールについて触れてみようと思います。

Chapter
ダイハツ トールとは?
トールのグレード展開
トヨタ ルーミー/タンク・スバル ジャスティとの比較
ダイハツ トールは今後どうなる?

ダイハツ トールとは?

ダイハツ トールは2016年11月にデビューした、5ナンバーサイズの排気量996㏄、いわゆる「リッターカー」ワゴンとなっています。かねてより、こうした「軽より少し大きい普通車」を作ることにかけて、ダイハツは抜きんでた存在といえるでしょう。

軽では少し心許ない、でも狭い道が多い。あるいは運転が苦手、といった方にとってこうしたリッターカーは非常にユーザーフレンドリーな存在であり、どの時代にもニーズが高いものです。また税制度も登録自動車では最も安価であるのも魅力。

このトールは、のちに触れますが、トヨタ・スバルといったメーカーにもOEM供給されており、様々な兄弟車も存在しています。つまり、どのディーラーも営業面にとって「欲しい枠」が、トールのようなリッターカーと言えるかもしれません。

トールのグレード展開

まず、トールのパワーユニットは以下の2つがあります。

・1KR-VET型エンジン
996.cc 水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ
最高出力:72kW[98ps]/6,000rpm
最大トルク:140Nm[14.3kgm]/2,400~4,000rpm
JC08モード燃費:21.8km/L (2WD)

・1KR-FE型エンジン
996cc 水冷直列3気筒12バルブDOHC12.5
最高出力:51kW[69ps]/6,000rpm
最大トルク:92Nm[9.4kgm]/4,400rpm
JC08モード燃費:24.6km/L(2WD)

上記のように、ターボエンジンとNAエンジンの二本立てとなっております。どちらも20km/L超えの燃費(レギュラーガソリン仕様)というのも非常にすぐれた現代的なエンジンであると数値からも伺い知れます。

トールのおもなグレード展開

2WD仕様
・X…1,490,500円
・G“SA III”…1,716,000円
・Gターボ“SA III”…1,837,000円
・カスタムG“SA III”…1,870,000円
・カスタムGターボ“SA III”…2,002,000円

4WD仕様
・X…1,666,500
・G“SA III”…1,892,000円
・カスタムG“SA III”…2,046,000円

となっております。

「カスタム」グレードの違いは?

トールにも「カスタム」がつく上位モデルが用意されていますが、装備面の違いをチェックしていきましょう。

・フロントチンスポイラー
・カラードバンパー(フロント)
・メッキフロントグリル
・メッキバックドアガーニッシュ
・LEDヘッドランプ(ロー/ハイビーム・オートレベリング機能・LEDクリアランスランプ付)
・LEDフォグランプ(LEDイルミネーションランプ付)
・LEDリヤランプ(テールランプ/ストップランプ)3Dクリアタイプ
・シート表皮(ファブリック)専用撥水加工
・ドアトリム シルバー加飾
・インパネ 本革・シルバー加飾
・自発光式2眼メーター(タコメーター付)
・メッキインナードアハンドル
・メッキエアコンレジスターノブ

ざっと上記のようなオプションが「カスタム」グレードには標準装備となります。

トヨタ ルーミー/タンク・スバル ジャスティとの比較

※ 画像はトヨタ ルーミー

OEMでトヨタやスバルにも供給しているモデルゆえに、違いがどれほどあるのか…というのも気になるポイントかもしれません。ダイハツ トールとトヨタ タンクをチェックするとほぼエクステリアデザインに違いはありません。

しかし、ルーミーをチェックすると、フロントマスクの違いが明確になります。スバルのジャスティもルーミーに準じたデザインとなっています。

ざっくりいえば、トール&タンク=男性的デザインルーミー&ジャスティ=女性的デザインと例えられるかもしれませんね。このあたりは販売ターゲット層と関係があると考えます。

売上では、トヨタ勢のルーミー/タンクの販売台数が圧倒的ですが、トータルでトヨタグループとして成功している小型ワゴンモデルといえるのではないでしょうか。

ダイハツ トールは今後どうなる?

以外とニッチながらニーズのある1リッターワゴン市場。女性オーナーからのレビューも多く、スライドドア装備でお子さんの送迎やお買い物など利便性が高いことと、1リッターターボは非常にパワフルかつ高燃費で、セカンドカーでなくこれ一台で充分、という商品力の高さが魅力といえます。

しかし、現在市場での人気はスタイリッシュSUVモデル。5ナンバーのSUV「ダイハツ ロッキー」「トヨタ ライズ」といったモデルが人気を博しており、競合する部分があると考えます。日本独自といってもいい進化を遂げてきたリッターワゴンの末裔「トール」が生き延びていくのか、興味深いところですね。

YOSHIT

しがない古物商。中古車をたまに販売。愛車遍歴は、いすゞPAネロ、ホンダZ360、ランチア・デルタ・インテグラーレ16V、アルピーヌ・ルノーV6ターボ等々、一貫性もなく。現在はルノー・ルーテシア(CLIO4 120TCe)、KTM RC250(2輪)が愛車。旧車、ラテン車に目がないオッサンです。

YOSHIT