レンジローバーイヴォークの歴代モデルを歴史とともに比較・解説!!
更新日:2024.09.09
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初代レンジローバーイヴォークは、2011年11月に日本導入が発表され、2012年3月より販売開始されました。レンジローバーイヴォークは2008年に発表され高く評価されたLRXというコンセプトカーを製品化したモデルです。そのデザインコンセプトの根幹をなすクロスクーペ・デザイン忠実に実現されています。また、レンジローバーイヴォークはレンジローバーファミリーであること、プレミアムカーとしてのクラフトマンシップ、高級感、性能、そして名高いランドローバーの全地形における高い走破性をコンパクトなボディに凝縮しています。今回は、ランドローバー ・レンジローバーイヴォークの歴史を詳しく解説します。
文/写真・萩原文博
文/写真・萩原文博
- Chapter
- レンジローバーイヴォークの歴史:コンセプトデザインを大事にした意欲的なモデル、初代イヴォーク
- レンジローバーイヴォークの歴史:2015年、イヴォークのクーペモデルは廃止。5ドアイヴォークのみへ。
- レンジローバーイヴォークの歴史:SUV×コンバーチブル。遊び心に富んだイヴォークコンバーチブルが登場
- レンジローバーイヴォークの歴史:2代目へとモデルチェンジしたイヴォーク。より使いやすいSUVへと進化した
- レンジローバーイヴォークの歴史:新型レンジローバー イヴォークを徹底レビュー!!V8 4リッター並みのトルク!?【ランドローバー・レンジローバー イヴォークR-DYNAMIC HSE P300 MHEV】
レンジローバーイヴォークの歴史:コンセプトデザインを大事にした意欲的なモデル、初代イヴォーク
コンセプトカーのLRX
初代 イヴォーク 3ドア
初代レンジローバーイヴォークはデビュー当初、コンセプトカーのLRXのデザインを正確に反映した美しいラインをもつイヴォーククーペ。
そして広い空間と多用途性を実現させるため、ルーフラインを高く設定しながらもスタイリッシュなボディが特徴の5ドアのイヴォークの2種類のボディデザインを用意していました。
そして広い空間と多用途性を実現させるため、ルーフラインを高く設定しながらもスタイリッシュなボディが特徴の5ドアのイヴォークの2種類のボディデザインを用意していました。
搭載するパワートレインは新開発された最高出力240PS、最大トルク340Nmを発生する2L直列4気筒ガソリンターボエンジン+6速ATで、駆動方式はテレイン・レスポンスというデバイスを備えたフルタイム4WDを採用し、オンオフ問わず高い走行性能を発揮しました。
イヴォーク 2013年モデル
その結果、従来のSUVにはないアバンギャルドなスタイリングが支持され大ヒットモデルとなったのです。 大ヒットしたレンジローバーイヴォークは2012年6月に2013年モデルを発表します。
2013年モデルでは、フロントグリルにランドローバーのオーバルバッジが追加されたのをはじめ、ボディカラーではゴールウェイグリーンを廃止し、エイントリーグリーンメタリックを追加しました。
さらに「ダイナミックプラスパッケージ」「ピュアラグジュアリーパック」のパッケージオプションに含まれるシートやホイールの選択肢を拡大さらに一部オプション装備の価格改定を行いました。
2013年モデルでは、フロントグリルにランドローバーのオーバルバッジが追加されたのをはじめ、ボディカラーではゴールウェイグリーンを廃止し、エイントリーグリーンメタリックを追加しました。
さらに「ダイナミックプラスパッケージ」「ピュアラグジュアリーパック」のパッケージオプションに含まれるシートやホイールの選択肢を拡大さらに一部オプション装備の価格改定を行いました。
イヴォーク 2014年モデル
続く2013年11月に発表されたレンジローバーイヴォークの2014年モデルでは2L直列4気筒ガソリンターボエンジンに組み合わされていた6速ATがZF社製の9速ATへと変更。
その結果、燃費性能はJC08モード燃費で、9.0km/Lから10.6km/Lへと向上。また格段の変速比が小さくなることにより、加速時のレスポンス向上や高速巡行時の快適性とノイズ得低減に効果しています。
また、インテリジェント・ストップ/スタートシステムと呼ばれるアイドリングストップ機構も採用されました。
その結果、燃費性能はJC08モード燃費で、9.0km/Lから10.6km/Lへと向上。また格段の変速比が小さくなることにより、加速時のレスポンス向上や高速巡行時の快適性とノイズ得低減に効果しています。
また、インテリジェント・ストップ/スタートシステムと呼ばれるアイドリングストップ機構も採用されました。
雪道を疾走するイヴォーク
また、全モデルにオンロードおよびオフロードにおいてさらなる利便性を実現する「4WDアクティブ・ドライブライン」を追加しました。
このシステムは通常時の安定走行時において、後輪への動力伝達を切断し前輪のみの駆動に切り替えての走行を可能としますので、燃費の向上に貢献します。
このシステムは通常時の安定走行時において、後輪への動力伝達を切断し前輪のみの駆動に切り替えての走行を可能としますので、燃費の向上に貢献します。
レンジローバーイヴォークの歴史:2015年、イヴォークのクーペモデルは廃止。5ドアイヴォークのみへ。
さらにコーナリング時に電子制御式のデフとブレーキを採用したトルクベクタリングを全車に搭載し、コーナリング時のアンダーステアを抑制し、俊敏性と安全性を向上させています。
そして、アダプティブクルーズコントロールをはじめ、パークアシスト、ウェイドセンシングなど数々の運転支援システムが設定されました。
2014年8月に発表されたレンジローバーイヴォークの2015年モデルは、クーペが廃止され、5ドアモデルにダイナミックとオートバイオグラフィという2グレードを追加し、全5グレード展開とないRました。
そして、アダプティブクルーズコントロールをはじめ、パークアシスト、ウェイドセンシングなど数々の運転支援システムが設定されました。
2014年8月に発表されたレンジローバーイヴォークの2015年モデルは、クーペが廃止され、5ドアモデルにダイナミックとオートバイオグラフィという2グレードを追加し、全5グレード展開とないRました。
フェニックスオレンジ
また、ボディカラーに新色のフェニックスオレンジを追加し、全12色としています。
さらに、オプション装備として、周囲の明るさを認識してヘッドランプのハイトローを切り替えるオートマチック・ハイビーム・アシストなどを追加しました。
さらに、オプション装備として、周囲の明るさを認識してヘッドランプのハイトローを切り替えるオートマチック・ハイビーム・アシストなどを追加しました。
2016 RANGE ROVER EVOQUE AUTOBIOGRAPHY
2015年9月に発表されたレンジローバーイヴォーク2016年モデルは、内外装を変更しました。
外観ではフロントグリルをはじめ、ヘッドランプ、フォグランプ、リアコンビネーションンランプ、テールゲートスポイラーのデザインを変更。さらにフロントバンパーはよりダイナミックな形状となりました。
エアインテークが大型化され、冷却性能も向上させています。
外観ではフロントグリルをはじめ、ヘッドランプ、フォグランプ、リアコンビネーションンランプ、テールゲートスポイラーのデザインを変更。さらにフロントバンパーはよりダイナミックな形状となりました。
エアインテークが大型化され、冷却性能も向上させています。
2016 RANGE ROVER EVOQUE AUTOBIOGRAPHY
インテリアではシートデザインを変更するだけでなく、カラーバリエーションも充実させています。加えて、グレード体系も一新されています。
2016 RANGE ROVER EVOQUE AUTOBIOGRAPHY
オプション装備して、ドライバーがペダル操作しなくてもトラクションを最適化して前進や後退させるオールテレイン・ブログレス・コントロール・システムやリアバンパー下で足先を軽く横に振るだけで、テールゲートを自動開閉できるハンズフリー・パワー・テールゲートを追加しています。
レンジローバーイヴォークの歴史:SUV×コンバーチブル。遊び心に富んだイヴォークコンバーチブルが登場
2016年9月に発表されたレンジローバーイヴォーク2017年モデルはオプション設定だったオールテレイン・ブログレス・コントロール・システムを標準装備としたのをはじめ、10.2インチのディスプレイを採用した最新のインフォテイメントシステム「インコントロールタッチプロ」を追加しています。
またボディカラーを見直し全17色展開としました。またレンジローバーイヴォークにコンバーチブルモデルも同時に発表されました。
またボディカラーを見直し全17色展開としました。またレンジローバーイヴォークにコンバーチブルモデルも同時に発表されました。
オリジナルのデザインを守りながら、個性的なシルエットを生み出すZ型格納式ソフトトップを採用。
センターコンソールに設置されたスイッチを操作するだけで、時速48kmまでであれば走行中でも21秒でルーフを展開、18秒でルーフを格納することができます。
センターコンソールに設置されたスイッチを操作するだけで、時速48kmまでであれば走行中でも21秒でルーフを展開、18秒でルーフを格納することができます。
レンジローバーイヴォークの歴史:2代目へとモデルチェンジしたイヴォーク。より使いやすいSUVへと進化した
ランドローバー・レンジローバー イヴォークR-DYNAMIC HSE P300 MHEV
2代目となる現行型レンジローバーイヴォークは2019年5月に日本市場に導入されました。初代で設定されていたクーペやコンバーチブルはなく、5ドアモデルだけとなっています。
ボディの骨格には電動化に対応するPTAと呼ばれる新しいプラットフォームを採用し、ドアヒンジを除いて99%新設計のボディ構造を採用。
ボディの骨格には電動化に対応するPTAと呼ばれる新しいプラットフォームを採用し、ドアヒンジを除いて99%新設計のボディ構造を採用。
居住空間とトランク容量の拡大を実現しています。
搭載するエンジンは自社開発・生産するインジニウムエンジンで2L直列4気筒ガソリンターボエンジンに加えて、優れた燃費性能と太いトルクを発生する2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンを用意。
搭載するエンジンは自社開発・生産するインジニウムエンジンで2L直列4気筒ガソリンターボエンジンに加えて、優れた燃費性能と太いトルクを発生する2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンを用意。
最高出力:221kW(300PS)/5500-6000rpm、最大トルク:400Nm(40.8kgm)/2000-4500rpm
ランドローバー・レンジローバー イヴォークR-DYNAMIC HSE P300 MHEV
ガソリンエンジンにはマイルドハイブリッドシステムを搭載した仕様も設定しています。
組み合わされるミッションは全車9速ATで、駆動方式は全車4WDとなってります。
組み合わされるミッションは全車9速ATで、駆動方式は全車4WDとなってります。
クリアーサイトインテリア・リアビューミラー
クリアーサイトグラウンドビュー
オンロードはもちろん、渡河水深は先代より+100mmの600mmを実現するなどオフロードの走破性も向上しています。また、まるでボンネットがないかのようにフロント下180度の視野を確保するクリアーサイトグラウンドビューや、後方視界が悪いときにルームミラーに視野角50度の高解像度製造映し出すクリアーサイトインテリア・リアビューミラー。
テレインレスポンス2を作動させて走行するイヴォーク
さらに人工知能(AI)アルゴリズムを駆使してドライバーの好みや行動パターンに合わせた設定をサポートする「スマート・セッティング」をランドローバーブランドで初採用するなど高い先進性が特徴です。
レンジローバーブランドのエントリーモデルである、イヴォーク。上級モデルが保守的なイメージが強い分、このイヴォークでは様々な先進装備や運転支援システムが搭載され、ブランドの意欲作に仕上がっています。他のSUVとは一線を画す、アヴァンギャルドなSUVを求めるならばイヴォークはぴったりなSUVと言えるでしょう。
レンジローバーイヴォークの歴史:新型レンジローバー イヴォークを徹底レビュー!!V8 4リッター並みのトルク!?【ランドローバー・レンジローバー イヴォークR-DYNAMIC HSE P300 MHEV】
今回のランドローバー・レンジローバー イヴォークR-DYNAMIC HSE P300 MHEVの記事は、CARPRIMEチャンネルにて動画でお届けしています!ぜひ、チャンネル登録をお願いします!