【プロ解説】レンジローバーイヴォークの歴代シリーズを歴史とともに徹底解説!!

ランドローバー・レンジローバー イヴォークR-DYNAMIC HSE P300 MHEV

初代レンジローバーイヴォークは、2011年11月に日本導入が発表され、2012年3月より販売開始されました。レンジローバーイヴォークは2008年に発表され高く評価されたLRXというコンセプトカーを製品化したモデルです。そのデザインコンセプトの根幹をなすクロスクーペ・デザイン忠実に実現されています。また、レンジローバーイヴォークはレンジローバーファミリーであること、プレミアムカーとしてのクラフトマンシップ、高級感、性能、そして名高いランドローバーの全地形における高い走破性をコンパクトなボディに凝縮しています。今回は、ランドローバー ・レンジローバーイヴォークの歴史を詳しく解説します。

文/写真・萩原文博

Chapter
コンセプトデザインを大事にした意欲的なモデル、初代イヴォーク
2105年にはイヴォークのクーペモデルは廃止。5ドアイヴォークのみへ。
SUV×コンバーチブル。遊び心に飛んだイヴォークコンバーチブルが登場
2代目へとモデルチェンジしたイヴォーク。より使いやすいSUVへと進化した
V8 4リッター並みのトルク!! 新型レンジローバー イヴォークを徹底レビュー!!【ランドローバー・レンジローバー イヴォークR-DYNAMIC HSE P300 MHEV】

コンセプトデザインを大事にした意欲的なモデル、初代イヴォーク

コンセプトカーのLRX

初代 イヴォーク  3ドア

初代レンジローバーイヴォークはデビュー当初、コンセプトカーのLRXのデザインを正確に反映した美しいラインをもつイヴォーククーペ。

そして広い空間と多用途性を実現させるため、ルーフラインを高く設定しながらもスタイリッシュなボディが特徴の5ドアのイヴォークの2種類のボディデザインを用意していました。

搭載するパワートレインは新開発された最高出力240PS、最大トルク340Nmを発生する2L直列4気筒ガソリンターボエンジン+6速ATで、駆動方式はテレイン・レスポンスというデバイスを備えたフルタイム4WDを採用し、オンオフ問わず高い走行性能を発揮しました。

イヴォーク 2013年モデル

その結果、従来のSUVにはないアバンギャルドなスタイリングが支持され大ヒットモデルとなったのです。 大ヒットしたレンジローバーイヴォークは2012年6月に2013年モデルを発表します。

2013年モデルでは、フロントグリルにランドローバーのオーバルバッジが追加されたのをはじめ、ボディカラーではゴールウェイグリーンを廃止し、エイントリーグリーンメタリックを追加しました。

さらに「ダイナミックプラスパッケージ」「ピュアラグジュアリーパック」のパッケージオプションに含まれるシートやホイールの選択肢を拡大さらに一部オプション装備の価格改定を行いました。

イヴォーク 2014年モデル

続く2013年11月に発表されたレンジローバーイヴォークの2014年モデルでは2L直列4気筒ガソリンターボエンジンに組み合わされていた6速ATがZF社製の9速ATへと変更。

その結果、燃費性能はJC08モード燃費で、9.0km/Lから10.6km/Lへと向上。また格段の変速比が小さくなることにより、加速時のレスポンス向上や高速巡行時の快適性とノイズ得低減に効果しています。

また、インテリジェント・ストップ/スタートシステムと呼ばれるアイドリングストップ機構も採用されました。

雪道を疾走するイヴォーク 

また、全モデルにオンロードおよびオフロードにおいてさらなる利便性を実現する「4WDアクティブ・ドライブライン」を追加しました。

このシステムは通常時の安定走行時において、後輪への動力伝達を切断し前輪のみの駆動に切り替えての走行を可能としますので、燃費の向上に貢献します。

2105年にはイヴォークのクーペモデルは廃止。5ドアイヴォークのみへ。

さらにコーナリング時に電子制御式のデフとブレーキを採用したトルクベクタリングを全車に搭載し、コーナリング時のアンダーステアを抑制し、俊敏性と安全性を向上させています。

そして、アダプティブクルーズコントロールをはじめ、パークアシスト、ウェイドセンシングなど数々の運転支援システムが設定されました。

2014年8月に発表されたレンジローバーイヴォークの2015年モデルは、クーペが廃止され、5ドアモデルにダイナミックとオートバイオグラフィという2グレードを追加し、全5グレード展開とないRました。

フェニックスオレンジ

また、ボディカラーに新色のフェニックスオレンジを追加し、全12色としています。

さらに、オプション装備として、周囲の明るさを認識してヘッドランプのハイトローを切り替えるオートマチック・ハイビーム・アシストなどを追加しました。

2016 RANGE ROVER EVOQUE AUTOBIOGRAPHY

2015年9月に発表されたレンジローバーイヴォーク2016年モデルは、内外装を変更しました。

外観ではフロントグリルをはじめ、ヘッドランプ、フォグランプ、リアコンビネーションンランプ、テールゲートスポイラーのデザインを変更。さらにフロントバンパーはよりダイナミックな形状となりました。

エアインテークが大型化され、冷却性能も向上させています。

2016 RANGE ROVER EVOQUE AUTOBIOGRAPHY

インテリアではシートデザインを変更するだけでなく、カラーバリエーションも充実させています。加えて、グレード体系も一新されています。

2016 RANGE ROVER EVOQUE AUTOBIOGRAPHY

オプション装備して、ドライバーがペダル操作しなくてもトラクションを最適化して前進や後退させるオールテレイン・ブログレス・コントロール・システムやリアバンパー下で足先を軽く横に振るだけで、テールゲートを自動開閉できるハンズフリー・パワー・テールゲートを追加しています。

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萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博