ランドローバー ディスカバリーの乗り心地はいかに

ランドローバー ディスカバリーは、2017年にフルモデルチェンジされ現行モデル(L462型)になったことで、それまでになかった高級感を手に入れました。初代モデルから引き継がれていた角ばったフォルムを脱ぎ捨て、フルサイズSUVを再定義するというキャッチコピーと共に登場した現行モデルである5代目ディスカバリー。

果たして、ドライブフィールはどのような進化を遂げたのでしょうか。今回は、ディスカバリーの乗り心地についてご紹介します。

文・PBKK

Chapter
ランドローバー ディスカバリーの走行性能
ディスカバリーのオフローダーとしての実力
磨き上げられたオンロード性能

ランドローバー ディスカバリーの走行性能

ランドローバー ディスカバリー

ランドローバー ディスカバリーの乗り心地を語る上で、避けて通れないのがパワートレイン(基本性能)です。

4代目(L319)が搭載していた「5.0L水冷V型8気筒エンジン」に比べれば、「V型6気筒」と小型化し、出力面でもガソリンで最高出力250kW(340PS)/6,500rpm、ディーゼルで最高出力190kW(258PS)/3,750rpmとややマイルドな味付けになりました。しかしパワフルさは劣化するどころか健在、もしくはそれ以上の性能を発揮してくれます。

ランドローバー ディスカバリー

まずガソリンモデルなら、加速の軽快さを存分に楽しむことができるでしょう。ディスカバリーの車両重量は2,430kgと、ほぼ2.5tにも迫る数値。しかし、スーパーチャージャーによる力強い加速で時速100kmに到達するまで7.1秒しか掛からないのです。その巨体に似合わない俊敏ある走りを実現します。

またディーゼルであれば、ディーゼルエンジンならではのトルクフルな走りを見せてくれます。加速の軽快さではスーパーチャージャー付きガソリンエンジンに一歩劣るものの、力強さではディーゼルに軍配が上がります。

数値で見てみても、ガソリンエンジンは最大トルク/回転数が450Nm/3,500~5,000rpmなのに対し、ディーゼルエンジンは最大トルク/回転数が600Nm/1,750~2,250rpmと、大幅に上回る数値となっているのです。

しかもそれが、1,750rpmと非常に低い回転数から発生させられるため、日常的な使い方ではディーゼルモデルの方が静粛性でも勝っているポイントともなっています。

ランドローバー ディスカバリー

アクセルレスポンス・トルク・静粛性は、乗り心地を左右する大きなポイントの1つ。優れたエンジン性能で、ドライバーや乗っている人がストレスを感じにくい環境を作り出している点からも、ディスカバリーの乗り心地は優秀だといえるでしょう。

ディスカバリーのオフローダーとしての実力

ランドローバー ディスカバリー

現行モデルは、先代までのスクエア基調のスタイリングから丸みを帯びた流線形のスタイリングへと刷新され、整備されていない山道や脇道などに対応するオフロード性能も大きく向上しました。オフロード性能の中心となるのは、自慢の「テレインレスポンス」。テレインレスポンスは、ディスカバリーに装備されている走行モードを切り替える機構です。

ランドローバー ディスカバリー

このテレインレスポンスにより、ディスカバリーは走行状態を常にモニタリング。状況に応じて適したセッティングを行いオートにすることで、ドライバーに走行モードが変わったと気づかせることなく快適にオフロードを駆け抜けます。

さらに、オプションである「テレインレスポンス2」を搭載していれば、エンジン・トランスミッション・ディファレンシャル・サスペンションなど「走る」ために必要な部品たちをリアルタイムで統合制御するので、どんな道を走ってもドライバーが不安を抱くような心配はありません。

ランドローバー ディスカバリー

また、ディスカバリーの悪路走破性を極限まで高めているのが、クロスリンク電子制御エアサスペンションです。このエアサスペンションは、路面の状況と速度に応じて自動で車高を調整してくれる優れもの。

高速走行時には13mm車高を下げ逆にオフロード走行時にはマックスで115mm上昇させてくれます。ランドローバー ディスカバリーなら道なき道も難なく進むことができるのです。

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磨き上げられたオンロード性能