ランドローバー ディスカバリーの現行モデルとモデルチェンジ前の違い

ランドローバーディスカバリー

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ランドローバー ディスカバリーは、イギリスの名門自動車メーカーであるランドローバー社が主力SUVに位置付けているモデルです。現行モデルのディスカバリー5は5代目にあたり、先代ディスカバリー4よりフルモデルチェンジを受けたのは2017年のことでした。

世界的にSUV人気が加熱している中、従来のディスカバリーのイメージを一新する改革的とも呼べる意匠の変更で、大きな話題ともなりました。そこで今回は、レンジローバーが誇るオフロードカー ディスカバリーは、どのように生まれ変わったのかご紹介します。

文・PBKK
Chapter
ランドローバー ディスカバリーとは?
エクステリアは流れるようなラインに進化を遂げた
オフローダーであることを忘れさせてくれるインテリア
気になる動力性能と燃費性能どれくらい?
現行ディスカバリーは悪路走破性にも磨きが掛かった

ランドローバー ディスカバリーとは?

ランドローバーの初代ディスカバリーが誕生したのは1989年のこと。ランドローバー社のサードモデルとして市場に投入されました。主力車であるレンジローバーの下位モデルとしてデザインされ、高い悪路走破性はそのままに、量産効果を高める設計でコストダウンが図られていました。

日本に輸入が開始されたのは1991年。輸入当初こそ本体価格が400万円を超えていたものの、ランドローバー社の施策により廉価グレードであるグレードSが299万円で発売を開始したことから、手軽な輸入SUVとして「ディスコ」のニックネームで親しまれるようになります。

その後、1998年・2004年・2009年にそれぞれフルモデルチェンジを繰り返して来たディスカバリーですが、現行モデルが世界初公開となったのは2016年9月28日に開催された、パリモーターショーでの出来事でした。

シリーズ5代目となるこのモデルは、3代目から4代目で使用されていたプラットフォーム(車台)をレンジローバーと同じくすることで刷新し、シリーズ初となるアルミモノコックボディを採用することで、従来のディスカバリーの角張っていてゴツゴツとしたシルエットから、洗練されたスタイルを持つラグジュアリーSUVとして変貌を遂げたのです。

エクステリアは流れるようなラインに進化を遂げた

現行ディスカバリーが先代に比べ、最も大きく変化したのがエクステリアデザインです。それまでのディスカバリーは、シリーズとして伝統的であった角ばったスタイルでした。

しかし、現行ディスカバリーにはディティールを流麗に、美しく見せるために流線形のデザインが用いられています。ヘッドライトは吊り目でボディに巻きつくような特徴的な形へ変わり、LEDが標準採用されたウインカーで安全性も向上しました。

さらに、フロント・リアのオーバーハングを短縮することにより取り回しの良さを実現しながらも、全長4,850mm×全幅1,920mm×全高1,890mmだったボディサイズは、全長4,970mm×全幅2,000mm×全高1,890mmまでサイズを拡大。より存在感を増しながらも、都会的で洗練されたエクステリアデザインとなっています。 

ホイールベース:2,925mm
車両重量:2,360kg(ディーゼル:2,380kg)
乗車定員:5~7人
ボディカラーは、上品で落ち着いたカラーをラインナップ。深みのあるソリッドカラー、道行く人が思わず振り返ってしまいそうな輝くメタリックカラー、上品な光沢で高級感を演出するプレミアムメタリックカラーの3パターン計12種類から選ぶことが可能。

どのボディカラーもオプションとしてルーフ色を選択することができ、ユーザーの個性も主張することができるようになっています。 

ボディーカラー
ソリッドペイント:フジホワイト・ナルヴィブラック
メタリックペイント:ユーロンホワイト・インダスシルバー・コリスグレー・ロワールブルー・サントリーニブラック・バイロンブルー
プレミアムメタリックペイント:ナミブオレンジ・ファラロンブラック・シリコンシルバー・カルパチアングレー
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オフローダーであることを忘れさせてくれるインテリア
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