ランドローバー ディスカバリーの特別仕様車を解説|標準仕様車との違いは?
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
初代モデルの生誕から多くのファンを虜にしてきたディスカバリーが、大きなイメージチェンジを図りその洗練されたフォルムが話題となったのは、2016年9月に開催されたパリモーターショーでした。
5代目となったランドローバー ディスカバリー(L462)には、いくつかの特別仕様車が存在しています。そこで今回は、ディスカバリーに設定されたバリエーション豊かな特別仕様車をご紹介します。
文・PBKK
5代目となったランドローバー ディスカバリー(L462)には、いくつかの特別仕様車が存在しています。そこで今回は、ディスカバリーに設定されたバリエーション豊かな特別仕様車をご紹介します。
文・PBKK
ランドローバーディスカバリーの特別仕様車「ゴーアウトエディション」
ディスカバリー ゴーアウトエディションは、5代目ディスカバリーの2019年モデルが発表された2018年11月16日に発表された限定モデルです。
40台限定でリリースされたディスカバリー ゴーアウトエディションは、ランドローバー社のブランド誕生70周年を記念してデザインされたモデルです。現行ディスカバリー HSEのディーゼルモデルをベースとして様々なオプションが追加されました。
ゴーアウトの名称は、家族や仲間と共に冒険に出かけ(Go Out)、アクティブなライフスタイルを提案することにインスピレーションを受けており、特にアウトドアシーンでの使い勝手が向上しています。
40台限定でリリースされたディスカバリー ゴーアウトエディションは、ランドローバー社のブランド誕生70周年を記念してデザインされたモデルです。現行ディスカバリー HSEのディーゼルモデルをベースとして様々なオプションが追加されました。
ゴーアウトの名称は、家族や仲間と共に冒険に出かけ(Go Out)、アクティブなライフスタイルを提案することにインスピレーションを受けており、特にアウトドアシーンでの使い勝手が向上しています。
注目の装備として、現行ディスカバリーの特徴でもあるフルサイズの7人掛けシートを、リモートで変えることができるリモート・インテリジェント・シートフォールドを搭載。
さらに、ヒーテッド・ステアリングやシートヒーターといった寒い冬のドライブを快適にする装備や、車内に積み込むことができない荷物の積載を可能にするルーフレールなど、多用途性に富むディスカバリーの使い方を更にアクティブにする装備が与えられました。
また、パノラミックルーフで車内全体の解放感を向上させ、4本の500mlペットボトルを5度の温度で保存するフロントセンターコンソールクーラーボックスも、ゴーアウトエディションならではの装備。乗員の利便性や快適さも追求されていました。
ボディカラーはフジホワイト・コリスグレー・ロワールブルーの3色を展開となっており、インテリアカラーは爽やかさと清潔感を演出するエボニーで統一。新車での販売価格は、税込みで949万9,000円でした。
さらに、ヒーテッド・ステアリングやシートヒーターといった寒い冬のドライブを快適にする装備や、車内に積み込むことができない荷物の積載を可能にするルーフレールなど、多用途性に富むディスカバリーの使い方を更にアクティブにする装備が与えられました。
また、パノラミックルーフで車内全体の解放感を向上させ、4本の500mlペットボトルを5度の温度で保存するフロントセンターコンソールクーラーボックスも、ゴーアウトエディションならではの装備。乗員の利便性や快適さも追求されていました。
ボディカラーはフジホワイト・コリスグレー・ロワールブルーの3色を展開となっており、インテリアカラーは爽やかさと清潔感を演出するエボニーで統一。新車での販売価格は、税込みで949万9,000円でした。
ランドローバーディスカバリーの特別仕様車「ラグビーワールドカップ2019 スペシャルエディション」
ディスカバリー ラグビーワールドカップ2019 スペシャルエディションは、2019年9月20日にアジア初となる日本で開催され、国内で大きな話題ともなったラグビーワールドカップ2019日本大会の開催を記念して企画された特別仕様車です。
公式アンバサダーは、キャプテンとして日本代表を率いたリーチ・マイケル選手、同じく日本代表のセンターである田村優選手、さらにウイングポジションの廣瀬俊朗選手が就任しており、ランドローバーのブランドイメージとラグビーワールドカップを更に盛り上げています。
ランドローバー社は3大会連続でラグビーワールドカップのワールドワイドパートナーを務めている背景があり、ラグビーワールドカップ2019 スペシャルエディションは、オフローダーメーカーとしてのランドローバーと、ボールを持って相手の陣地を押し進むラグビーの競技性が連想させるタフさやパワフルさをイメージさせてくれるような仕上がりになっています。
公式アンバサダーは、キャプテンとして日本代表を率いたリーチ・マイケル選手、同じく日本代表のセンターである田村優選手、さらにウイングポジションの廣瀬俊朗選手が就任しており、ランドローバーのブランドイメージとラグビーワールドカップを更に盛り上げています。
ランドローバー社は3大会連続でラグビーワールドカップのワールドワイドパートナーを務めている背景があり、ラグビーワールドカップ2019 スペシャルエディションは、オフローダーメーカーとしてのランドローバーと、ボールを持って相手の陣地を押し進むラグビーの競技性が連想させるタフさやパワフルさをイメージさせてくれるような仕上がりになっています。
50台限定で生産された本モデルは、ディスカバリー HSE ディーゼルモデル/ディスカバリー スポーツ HSE ディーゼルモデルがベースとなっており、ボディカラーには大会のロゴにもなっている富士山にちなんでフジホワイトが採用されています。
ダイヤルによりシフトを操作するロータリーシフトセレクターには、ラグビーワールドカップ2019のロゴがあしらわれています。
エクステリアには、ランドローバーロゴの付近にラグビー日本代表のジャージを象った日の丸カラーのストライプをアクセントとしている他、21インチ10スプリットスポークスタイル1012ホイールを装備。グロスブラックフィニッシュのカラーリングで、外見を足元から引き締める配色となっています。新車価格は、税込み967万5,000円です。
ダイヤルによりシフトを操作するロータリーシフトセレクターには、ラグビーワールドカップ2019のロゴがあしらわれています。
エクステリアには、ランドローバーロゴの付近にラグビー日本代表のジャージを象った日の丸カラーのストライプをアクセントとしている他、21インチ10スプリットスポークスタイル1012ホイールを装備。グロスブラックフィニッシュのカラーリングで、外見を足元から引き締める配色となっています。新車価格は、税込み967万5,000円です。
ランドローバーディスカバリーの特別仕様車「ファーストエディション」
ディスカバリー ファーストエディションは、2017年4月5日より受注が始まった特別仕様車です。ディスカバリーシリーズ5代目の発表を記念して生産させるモデルで、世界限定2,400台中、日本への導入は僅か30台となりました。
国内での販売台数の少なさから抽選での販売となり、購入者の中から先着5組10名には世界最古のスポーツトロフィーとして知られるアメリカズカップの観戦チケットもプレゼントされたという経緯もあります。
特別装備として、ボディカラーにはナミブオレンジ・シリコンシルバー・ファラロンブラックからなるプレミアムメタリックシルバーカラーをチョイスすることができ、エクステリアにはボディ同色のドアハンドル、電動パノラミックルーフ、21インチスタイル1012アロイホイールやファーストエディション専用バッジが装着されています。
国内での販売台数の少なさから抽選での販売となり、購入者の中から先着5組10名には世界最古のスポーツトロフィーとして知られるアメリカズカップの観戦チケットもプレゼントされたという経緯もあります。
特別装備として、ボディカラーにはナミブオレンジ・シリコンシルバー・ファラロンブラックからなるプレミアムメタリックシルバーカラーをチョイスすることができ、エクステリアにはボディ同色のドアハンドル、電動パノラミックルーフ、21インチスタイル1012アロイホイールやファーストエディション専用バッジが装着されています。
インテリアにはインテリジェントシートフォールド機能搭載の3列目シートと、ディスカバリーシリーズの歴史を地図に象ったカルトグラフィーフィニッシャーを採用。さらに、センターコンソールには、モデル名であるファーストエディション専用のエッチングバッジがあしらわれています。
新車での販売価格はボディカラー別に分かれており、最廉価のガソリンエンジンモデルのナミブオレンジカラーで1031万7,000円~となっていました。
新車での販売価格はボディカラー別に分かれており、最廉価のガソリンエンジンモデルのナミブオレンジカラーで1031万7,000円~となっていました。
ランドローバーディスカバリーの特別仕様車「ランドマークエディション」
ディスカバリー ランドマークエディションは、ディスカバリーシリーズの30周年を記念して2019年4月17日に発表された特別仕様車です。同名の特別仕様は先代にあたるディスカバリー4にも設定されたこともあり、旅の疲れを癒してくれるゆとりとくつろぎを表現しています。
エクステリアには専用エアロバンパー、ナルヴィブラック塗装メッシュグリルやエアインテークが施されたフェンダーを含むダイナミックパックを装備しているほか、ランドマークエディションであることを主張するエンブレムをテールエンドやBピラーの内部にあしらっています。
エクステリアには専用エアロバンパー、ナルヴィブラック塗装メッシュグリルやエアインテークが施されたフェンダーを含むダイナミックパックを装備しているほか、ランドマークエディションであることを主張するエンブレムをテールエンドやBピラーの内部にあしらっています。
インテリアは、高級感溢れる仕上げになっており、サテンブラッシュドアルミのデコレーションパネルが採用され、イギリスを代表する老舗オーディオブランドであるメリディアンのオーディオシステムを完備しています。
フロント/リア共に固定式のパノラミックルーフが採用されているので、開放的で快適な運転を楽しむことができるようになっています。新車販売価格は、税込み883万円です。
フロント/リア共に固定式のパノラミックルーフが採用されているので、開放的で快適な運転を楽しむことができるようになっています。新車販売価格は、税込み883万円です。
幻となった高性能モデル、ディスカバリーSVX
ディスカバリーSVXは、2017年9月12日に開催されたフランクフルトモーターショーにて世界に向けて初めて公開されたモデルです。ディスカバリーSVXは、ディスカバリーシリーズの中でもこれまでにない性能を与えられた新型であり、ランドローバー社における特別車両企画製作部門であるスペシャル・ビークル・オペレーションズにより開発されました。
通常使用のディスカバリーが3.0L V型6気筒エンジンを搭載しているのに対し、SVXが搭載するのはスーパーチャージャー付き5.0L V型8気筒エンジンとなっており、これだけでも段違いの動力性能を秘めていることが分かります。
通常使用のディスカバリーが3.0L V型6気筒エンジンを搭載しているのに対し、SVXが搭載するのはスーパーチャージャー付き5.0L V型8気筒エンジンとなっており、これだけでも段違いの動力性能を秘めていることが分かります。
SVXは、シリーズ初となる油圧式アクティブロールコントロールが採用され、走行時の車体安定性は大幅に向上しました。さらに、ボディを軽量アルミニウムのモノコックとした他、エアサスペンションシステムも改良されました。
また、ロングトラベルダンパーとナックルを採用し、アルミニウム合金製アロイホイールを装備。標準のセッティングとして車体をリフトアップし、スタック対策のためのウインチを装備するしたことで、究極的にオフロードの走破性を高めた仕様となっています。
ボディカラーはSVXであることを示す専用色のテクトニックグレイ。インテリアは、ルナとライトオイスターにスポーティなラッシュオレンジを合わせた配色です。他にも、ナルヴィブラック塗装のV8バッジ付きサイドベントなど特徴的な装備が施されていたディスカバリーSVXは2018年までに市販化される予定でした。
しかし、突如販売は中止になり、夢の高性能ディスカバリーはコンセプトカーが作られたのみでユーザーの手に渡ることはありませんでした。ただし、SVXのバッジを引き継いだモデルの販売予定はあるとされているため、ディスカバリーSVXが市販車として復活する可能性もあるのかもしれません。
また、ロングトラベルダンパーとナックルを採用し、アルミニウム合金製アロイホイールを装備。標準のセッティングとして車体をリフトアップし、スタック対策のためのウインチを装備するしたことで、究極的にオフロードの走破性を高めた仕様となっています。
ボディカラーはSVXであることを示す専用色のテクトニックグレイ。インテリアは、ルナとライトオイスターにスポーティなラッシュオレンジを合わせた配色です。他にも、ナルヴィブラック塗装のV8バッジ付きサイドベントなど特徴的な装備が施されていたディスカバリーSVXは2018年までに市販化される予定でした。
しかし、突如販売は中止になり、夢の高性能ディスカバリーはコンセプトカーが作られたのみでユーザーの手に渡ることはありませんでした。ただし、SVXのバッジを引き継いだモデルの販売予定はあるとされているため、ディスカバリーSVXが市販車として復活する可能性もあるのかもしれません。
5代目ランドローバー ディスカバリーの特別仕様車・限定モデルは5種類になります。台数限定やコンセプトのまま終わってしまった派生モデルも存在していますが、現在でも購入できるモデルは存在しています。
通常モデルでも魅力的なモデルであることは間違いありませんが、特別仕様車や限定モデルは、また一味違う存在感に溢れています。ディスカバリーでも少し違う一台を!という方にこそ、特別仕様車はふさわしいのではないでしょうか。
通常モデルでも魅力的なモデルであることは間違いありませんが、特別仕様車や限定モデルは、また一味違う存在感に溢れています。ディスカバリーでも少し違う一台を!という方にこそ、特別仕様車はふさわしいのではないでしょうか。