日産ノート新旧比較!現行モデルとモデルチェンジ前の違いを徹底解説
更新日:2024.09.26
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日産 ノートは、2005年1月20日に初代モデル(E11型)を発売開始しました。同社のコンパクトカーであるマーチと同じプラットフォームを使用しており、コンパクトながらも広い室内空間を実現しています。
初代モデルはノート2代目(E12型)へ移行する形で、2012年9月に生産終了しました。2016年11月には4度目のマイナーチェンジが行われ、エンジンで発電してモーターの力で走行するハイブリッドシステム「e-POWER」の採用により、現在では大ヒットコンパクトカーへと登りつめています。
コンパクトカーの使いやすさとキビキビとした高い走行性を持ち合わせているノートは、幅広い層から人気を博しています。今回はそんな、日産 ノートの現行モデルとモデルチェンジ前の違いについてご紹介していきます。
文・PBKK
※ 2020年7月 現在
初代モデルはノート2代目(E12型)へ移行する形で、2012年9月に生産終了しました。2016年11月には4度目のマイナーチェンジが行われ、エンジンで発電してモーターの力で走行するハイブリッドシステム「e-POWER」の採用により、現在では大ヒットコンパクトカーへと登りつめています。
コンパクトカーの使いやすさとキビキビとした高い走行性を持ち合わせているノートは、幅広い層から人気を博しています。今回はそんな、日産 ノートの現行モデルとモデルチェンジ前の違いについてご紹介していきます。
文・PBKK
※ 2020年7月 現在
ノート新旧比較表
2代目ノート | 初代ノート | |
---|---|---|
新車価格 | 125〜308.8万円 | 120〜203.2万円 |
中古車価格 | 8.8〜339.9万円 | 8.8〜339.9万円 |
ボディタイプ | コンパクト/ハッチバック | コンパクト/ハッチバック |
全長 | 4,100~4,190mm | 3,990~4,060mm |
全幅 | 1,695~1,705mm | 1,690mm |
全高 | 1,515~1,550mm | 1,515~1,545mm |
燃費WLTCモード | - | - |
燃費JC08モード | 18.2~37.2km/L | 17.6~18km/L |
ドア数 | 5ドア | 5ドア |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
排気量 | 1,198~1,597cc | 1,498~1,597cc |
トランスミッション | - | - |
ハンドル | 右 | 右 |
最小回転半径 | 4,700~5,200mm | 4,700mm |
ホイールベース | 2,600mm | 2,600mm |
低燃費で力強い走りを実現!
日産 ノートは荷物の出し入れに便利なハッチバック式のコンパクトカーです。初代モデルには力強く馬力のある走行を実現する「直列4気筒DOHC 1.5Lエンジン」を搭載していました。
後に1.6Lエンジン搭載車も発売されましたが、2012年9月のモデルチェンジの際に「直列3気筒DOHC1.2Lエンジン」に変更されたことにより、「走行中のパワーが減ってしまうのでは?」と多くのユーザーを騒がせました。
しかし、このエンジンはスーパーチャージャー付きの直列3気筒で、最高燃費25.2km/L(JC08モード)を達成。当時の排気量1.0L以上のガソリン車の中ではトップクラスとなりました。
後に1.6Lエンジン搭載車も発売されましたが、2012年9月のモデルチェンジの際に「直列3気筒DOHC1.2Lエンジン」に変更されたことにより、「走行中のパワーが減ってしまうのでは?」と多くのユーザーを騒がせました。
しかし、このエンジンはスーパーチャージャー付きの直列3気筒で、最高燃費25.2km/L(JC08モード)を達成。当時の排気量1.0L以上のガソリン車の中ではトップクラスとなりました。
革新的なパワートレイン e-POWER
ノートの初代モデルが現行モデルである2代目へ移行してからも数度マイナーチェンジが行われてきましたが、2016年のマイナーチェンジで革新的な進化を遂げました。
新電動パワートレイン「e-POWER」の採用により、燃費効率の良い優れた走行性能を実現。電気自動車の気持ちいい加速力のある走行ながらも、車内での会話もスムーズに行えるような静かな走行音を実現しました。e-POWERはガソリンエンジンとモーターの両方を使用。
エンジンで発電することでモーターを動かし、そのモーターによってクルマを動かしています。発電専用のエンジンを使って供給されるので、純粋な電気自動車とは違って外部電源を使って充電する必要がありません。ガソリン消費を抑えながらも、最高燃費37.2km/L(JC08モード)を達成しています。
新電動パワートレイン「e-POWER」の採用により、燃費効率の良い優れた走行性能を実現。電気自動車の気持ちいい加速力のある走行ながらも、車内での会話もスムーズに行えるような静かな走行音を実現しました。e-POWERはガソリンエンジンとモーターの両方を使用。
エンジンで発電することでモーターを動かし、そのモーターによってクルマを動かしています。発電専用のエンジンを使って供給されるので、純粋な電気自動車とは違って外部電源を使って充電する必要がありません。ガソリン消費を抑えながらも、最高燃費37.2km/L(JC08モード)を達成しています。
安定感のある4WDでどんな道も走れる!
2018年7月にはノートe-POWERにモーターアシスト方式の4WDが登場しました。新開発された駆動方式は、前後4輪を1つのモーターで駆動するのではなく、後輪にも3.5kW(4.8PS)/4,000rpm、最大トルク15Nm(1.5kgfm)/1,200rpmのモーターを取り付けて駆動しています。
それにより、深い雪道や凍結した上り坂などでの走行安定性が向上しました。e-POWER 4WDが役立つのは雪道や坂道、山道など整備されていない場面だけではなく日常の街乗りでも非常に便利です。たとえば、冬場の凍結した滑りやすい交差点でもアクセルの踏みすぎによるタイヤの空転を抑え、スリップしないようにサポートしてくれます。
また市街地などで発進時に車速が上がると2WDに切り替え、再び車速が低速になると4WDに切り替わるようになっています。また減速の調節が頻繁に必要な下り坂でも、「e-POWERドライブ」に切り替えることで効率よく減速を行ないます。街乗りからレジャーまでさまざまな場面で、その場面に合う走りをみせてくれます。
それにより、深い雪道や凍結した上り坂などでの走行安定性が向上しました。e-POWER 4WDが役立つのは雪道や坂道、山道など整備されていない場面だけではなく日常の街乗りでも非常に便利です。たとえば、冬場の凍結した滑りやすい交差点でもアクセルの踏みすぎによるタイヤの空転を抑え、スリップしないようにサポートしてくれます。
また市街地などで発進時に車速が上がると2WDに切り替え、再び車速が低速になると4WDに切り替わるようになっています。また減速の調節が頻繁に必要な下り坂でも、「e-POWERドライブ」に切り替えることで効率よく減速を行ないます。街乗りからレジャーまでさまざまな場面で、その場面に合う走りをみせてくれます。
優れた安全装備がさらに充実!
ノートの初代モデルは安全装備があまり充実していませんでした。衝突事故などの際に命を守る運転席・助手席SRSエアバッグシステムは全車標準搭載されていましたが、予防安全技術などは装備されておらず、ノートの物足りないところは安全装備の点でした。
しかし、2013年のマイナーチェンジの際に日産の先進技術である衝突回避支援システム「エマージェンシーブレーキパッケージ」を採用。
前方のクルマや歩行者などを検知し衝突しそうな場合に自動で急ブレーキをかける「エマージェンシーブレーキ」を始め、車線を検知しはみ出した際に警報でドライバーに注意を促す「車線逸脱警報(LDW)」、LEDヘッドランプが車両重量により照射角が自動で変わる「オートレベライザー機能」など豊富な安全機能が備えられました。
これを機にノートにはさまざまな安全装備が追加され、エマージェンシーブレーキパッケージは2015年のマイナーチェンジ時に全車標準搭載。直近のマイナーチェンジである2017年には、高速道路などの長距離運転の際に自動で運転を行う「インテリジェント クルーズコントロール」を採用。
ドライバーの運転の負担軽減を実現しました。また意図せずに車線をはみ出しそうな場合に再び車線内へと戻すように支援する「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」を採用し、より性能を向上させた「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」としてドライバーをサポートします。
しかし、2013年のマイナーチェンジの際に日産の先進技術である衝突回避支援システム「エマージェンシーブレーキパッケージ」を採用。
前方のクルマや歩行者などを検知し衝突しそうな場合に自動で急ブレーキをかける「エマージェンシーブレーキ」を始め、車線を検知しはみ出した際に警報でドライバーに注意を促す「車線逸脱警報(LDW)」、LEDヘッドランプが車両重量により照射角が自動で変わる「オートレベライザー機能」など豊富な安全機能が備えられました。
これを機にノートにはさまざまな安全装備が追加され、エマージェンシーブレーキパッケージは2015年のマイナーチェンジ時に全車標準搭載。直近のマイナーチェンジである2017年には、高速道路などの長距離運転の際に自動で運転を行う「インテリジェント クルーズコントロール」を採用。
ドライバーの運転の負担軽減を実現しました。また意図せずに車線をはみ出しそうな場合に再び車線内へと戻すように支援する「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」を採用し、より性能を向上させた「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」としてドライバーをサポートします。
ノートの安全装備はまだまだあります。アクセルペダルとブレーキペダルを間違って踏んでしまった場合に衝突を防止する「踏み間違い衝突防止アシスト」も採用されています。
免許取り立ての運転初心者から高齢者の方まで役立つやさしい便利な機能です。「ハイビームアシスト」は、ハイビームとロービームを状況によって自動で切り替えてくれる優れものです。初代モデルでの反省点を活かして、現行モデルには充実した安全機能が装備されています。
免許取り立ての運転初心者から高齢者の方まで役立つやさしい便利な機能です。「ハイビームアシスト」は、ハイビームとロービームを状況によって自動で切り替えてくれる優れものです。初代モデルでの反省点を活かして、現行モデルには充実した安全機能が装備されています。
ボディデザインはより洗練されスポーティーに
ノートの初代モデルは同社のマーチに似たようなデザインでした。丸みを帯びたヘッドランプに、ルーフからボンネットまでなめらかなシルエットで幅広い層から人気を集めるような親しみのあるデザインが特徴でした。
しかし2代目にフルモデルチェンジされた際、クルマ前方のフロントフェイスも親しみのあるかわいい表情から、精悍な顔立ちのスポーティーな表情へと変更されました。切れ長のヘッドランプが凛々しく全体的に引き締まった様子です。
ボディシルエットは初代モデルのDNAを残しつつも、より流麗で室内の奥行きを感じさせるシルエットに仕上げられています。視界がクリーンになるようにガラスエリアが広く取られていることも特徴です。時代とともに進化し続けてきたノート。現行モデルはスタイリッシュで近未来を感じるデザインが非常に魅力的です。
しかし2代目にフルモデルチェンジされた際、クルマ前方のフロントフェイスも親しみのあるかわいい表情から、精悍な顔立ちのスポーティーな表情へと変更されました。切れ長のヘッドランプが凛々しく全体的に引き締まった様子です。
ボディシルエットは初代モデルのDNAを残しつつも、より流麗で室内の奥行きを感じさせるシルエットに仕上げられています。視界がクリーンになるようにガラスエリアが広く取られていることも特徴です。時代とともに進化し続けてきたノート。現行モデルはスタイリッシュで近未来を感じるデザインが非常に魅力的です。
日産 ノートは、2016年11月のマイナーチェンジ以降e-POWERの登場効果も相まって、2016年下半期(2016年10月から2017年3月累計)が総排気量1600cc以下の小型・普通乗用車部門の販売台数1位に輝きました。さらに、2017年、2018年、2019年と3年連続で同部門暦年販売台数1位を獲得しています。
2016年のマイナーチェンジで採用されたハイブリッドシステムe-POWERが大評判になり、日産の屋台骨を支えるクルマへと成長しました。また安全装備も年々追加され、乗り心地の良さを集めた1台となっています。
現行モデルである2代目ノートは2020年で発売開始から8年、2016年11月のマイナーチェンジからも4年経過しました。次回のフルモデルチェンジへの期待が高まります。
2016年のマイナーチェンジで採用されたハイブリッドシステムe-POWERが大評判になり、日産の屋台骨を支えるクルマへと成長しました。また安全装備も年々追加され、乗り心地の良さを集めた1台となっています。
現行モデルである2代目ノートは2020年で発売開始から8年、2016年11月のマイナーチェンジからも4年経過しました。次回のフルモデルチェンジへの期待が高まります。