発売から7ヶ月で販売台数10万台突破!日産ノートの魅力とは?

日産 ノート

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2016年末から2017年にかけて、日本のコンパクトカー販売で異変が起きています。日産の新型ノートは、2016年11月にビッグマイナーチェンジを受けてから、2016年度下期販売台数では長年コンパクトカーの首位をキープしてきたトヨタ アクアを抜きナンバーワンに。

発売から2017年5月末までの7ヵ月で10万台販売とまさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。今回は、新型ノートの魅力に迫ります。
Chapter
2016年11月発売の新型ノートが7ヵ月で10万台突破!
革新的な電動パワートレーン「e-POWER」とは?
e-POWERの動力性能
e-POWERの燃費
意外と安価なe-POWER
e-POWERには専用色も用意

2016年11月発売の新型ノートが7ヵ月で10万台突破!

2016年11月2日にビッグマイナーチェンジを受けた、日産 新型ノートの販売が好調です。

発売から2017年5月末までの7ヵ月間で、累計販売台数100,797台を記録。さらに、2016年11月にはコンパクトセグメントの月販台数で日産車として初めて1位を獲得し、以後7ヵ月間王座を守っています。

また、2016年11月、2017年1月と3月は全新車販売台数で第1位を獲得し、特に2017年3月の月間販売台数はノート史上最高の24,383台を記録しています。

新型ノート最大の魅力は、どこにあるのでしょう?

革新的な電動パワートレーン「e-POWER」とは?

2016年11月のビッグマイナーチェンジ最大の目玉は、電動パワートレーンを搭載した「e-POWER」です。日産のリリースによれば、新型ノートの約70%がe-POWER搭載車。それほど、販売に貢献しているということです。

フロントに搭載されたエンジンは、発電用にしか使用しません。このエンジンは電気を供給する発電機の役割で、いわばガソリン車と燃料電池車の橋渡し的な存在です。

モーターをで動力源としながら、走行中にバッテリー容量が低下した場合には、エンジンを稼働させて充電を行います。つまり、電気が切れても、発電用エンジンに燃料を供給することができれば、充電スポットを慌てて探すことなく、走行を続けることができるというわけです。

この手軽さが、EVやHVの主購買層である日本の都市居住者に喜ばれている要因と考えられます。

e-POWERの動力性能

肝心のe-POWERの動力性能は、最高出力80kW(109ps)/3,000-10,000rpm、最大トルク254N.m(25.9kgf.m)/0-3,008rpmを誇ります。

最高出力こそコンパクトカークラスの域を出ませんが、最大トルクはトヨタ クラウンに搭載される2.5L直6 4GR-FSE[243Nm(24.8kgm)/4,800rpm]を凌ぎ、かつモーター作動直後から発生します。

e-POWERはストップ・アンド・ゴーが多く、キビキビとした走行が求められる市街地走行に適した出力特性を備えているのです。

e-POWERの燃費

ノート e-POWERに搭載されるエンジンは、1.2L直4のHR12DEで発電用に使用されます。

ノートのガソリンモデルと比較すると、e-POWERに搭載されたHR12DEは、ミラーサイクルに変更され、圧縮比が1.8高められ、最大トルクの発生回転数が3,600-5,200rpmと広がっています。(走行用HR12DEは4,400rpmで最大トルクを発生。)

燃費は、もっとも軽量なe-POWER Sが37.2km/L。Xとメダリストは、34.0km/L。ガソリンモデルと比較すると10〜13km/Lほど向上しています。

意外と安価なe-POWER

日産 新型ノートe-POWERのグレードは3種あり、グレード名と税込み価格は次の通りです。

●S:1,772,280円
●X:1,959,120円
●MEDALIST:2,244,240円

2016年12月にビッグマイナーを受けてハイブリッド車を追加したトヨタ 新型ヴィッツと同じ価格帯です。(ヴィッツ ハイブリッドは1,819,800円~2,237,760円)

パワートレーンが目新しく、動力性能が優れている分お買い得と考えるのは、筆者だけではないでしょう。

e-POWERには専用色も用意

外観ではVモーショングリルを引き続き採用しながら、さらに堀を深くしアグレッシブな印象を与え、存在感が際立ちます。

外装色には、プレミアムコロナオレンジをe-POWER専用色として追加。e-POWERのキビキビ感や若々しさが、新型ノート全体にイメージアップ効果をもたらしています。衝突予防安全装備も完備し、お値段以上の価値も感じられそうです。

現行の日産 ノートがデビューしたのは2012年。初代のモデルライフが8年であったことから、現行モデルも2020年あたりでモデルチェンジを迎えると予想されますので、2代目として、今回のe-POWER追加は、最後の大がかりなテコ入れとなると思われます。

基本設計の古さを補ってあまりある魅力。それが、ノートe-POWERの好調な売り上げにつながっているのでしょうね。

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