MINIシリーズのインフォテイメントシステムを解説!1シリーズと比較【プロ徹底解説】

MINI CLUBMAN

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2019年10月、新型となって登場したMINICLUBMAN(クラブマン)。CLUBMAN(クラブマン)は、ファミリーのイメージを残しつつ、よりワイドに、よりブリティッシュになりました。

今回は、外装、内装、安全装備、グレード別の違い、人気カラー、座席や荷室(ラゲージスペース)、オプション装備にライバル比較など、あらゆる視点からMINICLUBMAN(クラブマン)をひも解いていきます。

文・鈴木 ケンイチ/写真・萩原 文博

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
MINIシリーズといえば、8.8インチの丸いディスプレイが主役
MINIクラブマンには数多くのコネクテッド機能を用意している
アンドロイド用のアプリが用意されていないのは残念
クラブマン史上最強スペック!MINI JCW CLUBMANを徹底チェック!

MINIシリーズといえば、8.8インチの丸いディスプレイが主役

MINIクラブマンのインフォテイメントは、インパネ中央の大きな丸をモチーフにしたパネルの中に据えられた8.8インチもの大きなカラーディスプレイが主役となります。
このディスプレイにメニューなどの操作系やカーナビゲーションなどが表示されるのです。
ディスプレイはタッチ機能が備わっているので、直感的な操作ができるのも嬉しいところ。
また、オプションとなりますが、リア・ビュー・カメラの映像もこのディスプレイに映しだされます。リア・ビュー・カメラには、後退するときに車両の両輪の軌跡も表示されるのも便利な機能です。オーディオは、ステアリングの右側にあるスイッチでも操作が可能になっています。
iPhoneユーザーのためのApple Car Playは、残念ながらオプションで、3年契約となります。それ以後はまた別料金というわけです。またオプションはワイヤレス・パッケージとセットになっていて、これを選ぶことでフロント・アームレスト内のワイヤレス・チャージング(Qi対応)が使えるようになっています。

MINIクラブマンには数多くのコネクテッド機能を用意している

MINIクラブマンの魅力のひとつとなっているのが充実のコネクテッドという機能です。MINIクラブマンには4G(LTE)の通信機器が搭載されており、さまざまなコネクテッド・サービスが用意されているのです。
クルマが通信してネットにつながっているのですから、当然のようにクルマのディスプレイで最新ニュースをチェックすることが可能です。また、出かける先の天気予報も確認できます。サーバーを利用することで、音声認識機能の精度は従来よりも高まっており、より音声コマンドでの使用感が快適になっています。
また、MINIドライバー・サポート・デスクに接続すれば、オペレーターに目的地を探すのを手伝ってもらったり、緊急時に対応する薬局などを教えてもらうことができます。

もちろん交通事故などの緊急時(エアバッグが作動するなど)は、MINI SONコールという機能により、車両から自動的にコールセンターに位置情報や衝突情報が送信され、同時に音声接続も実行してくれます。これにより万一の事態でも、スピーディな事故対応が行われるようになっています。
写真は、MINI クロスオーバーから。MINI Connectedの様子

iPhoneのアプリ「MINI Connected」を使えば、さらに便利なサービスを利用することができます。無料のSpotify iPhone®アプリとMINI Connectedを連動させれば、3000万曲にアクセス可能で、Spotifyラジオも視聴できます。また、ドライブ・プランのアシストもアプリが行ってくれます。

クルマに乗る前にカーナビゲーションに目的地を設定したり、待ち合わせの相手に到着時刻を自動で送付する機能も用意されています。よく使うグーグルマップやアップルマップの情報をiPhoneから車両に送る機能もあるので、使い慣れたアプリで目的地を探すこともできます。

アンドロイド用のアプリが用意されていないのは残念

クルマから離れた場所から車両を操作するリモート・サービスという便利な機能もあります。クルマのドアのロック/アンロック、エアコン操作などができるだけでなく、大きな駐車場で自分のクルマを探すのを手伝うためにライトを点灯させる機能まであります。ちなみに、愛車の位置をiPhoneの地図に表示することもできるようになっています。

ただし非常に残念なのは、アンドロイドのスマートフォンには「MINI Connected」アプリが用意されていないこと。車載の通信機器だけでできるサービスで我慢するか、いっそiPhoneを手に入れるかとの判断が求められてしまいます。
写真:BMW M135i xDrive

もうひとつ残念なのは、最新のBMWに搭載されている音声AIアシスタント機能はMINIクラブマンには備わっていないこと。(OK、BMWと言えば反応してくれる、AI音声会話システム)

とはいえ、それでも通信機器を搭載していることと、iPhoneを利用するサービスを複数用意しているのは、このクラスとしては充実していると言えるのではないでしょうか。

クラブマン史上最強スペック!MINI JCW CLUBMANを徹底チェック!

2013年に第三世代となったミニ・クラブマン。その中でも歴代最強とされる、ジョンクーパーワークスが登場し、直列4気筒、2リッターエンジンで、最高出力306PS、最大トルク450Nmというスペックを誇るエンジンを搭載しています。

このエンジンは、先日紹介したBMW M135i xDriveと同スペックになります。さらに、プラットフォームもBMW1シリーズと同じであるこのクラブマンは、果たしてどんな走りを見せるのか?また違いは?河西啓介が迫ります。

BMW M135i xDriveの解説動画はこちら⬇️
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