ホンダ グレイスの後部座席(リアシート)の使い勝手はいかに?

ホンダ グレイス

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ホンダ グレイスは、コンパクトカーが持つ優れた燃費性能とアッパーミドルセダンの持つ上質な室内や走行性を兼ね揃えた5ナンバーサイズの4ドアセダンです。スポーティーなデザインでありながら流れるように美しいフォルムを持ち、優れたデザイン性のみならず高い空力性能を持つグレイスは乗車した全ての人を魅了します。

セダンの中でもコンパクトなボディサイズが特徴ですが、車内はどのような空間が広がっているのでしょうか。今回は、ホンダ グレイスの後部座席の乗り心地と使い勝手に注目しました。

文・PBKK
Chapter
コンパクトセダンを誇るグレイス
ラグジュアリーな後部座席の室内空間
上質なシートでさらに心地良く
車内環境をアップさせる快適機能
細かい場所にちりばめられた便利な収納機能も
シートアレンジで後部座席まで荷室スペースに

コンパクトセダンを誇るグレイス

ホンダ グレイスは「コンパクトセダンの刷新」をコンセプトに掲げ、2014年12月1日より日本国内で販売が開始されました。2017年にはマイナーチェンジされています。ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を採用し、衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備を追加しています。
一見フィットのようですが、グレイスはノッチバックスタイル。大量の荷物を積載できるトランクが付いています。コンパクトながらも優れた収納力を持ち、さらにはセダンの落ち着きを感じせるトップクラスの広い室内空間を実現。

そんな開放的な室内空間を確保しながらも、小回りが利いて取り回しの良さも兼ね揃えています。最小回転半径5.1mと、FFのセダンにしては扱いやすさは抜群。日本特有の狭い道路もスイスイと走りやすくなっています。
グレイスのグレードは、スタンダードグレードの「DX」、中位グレードの「LX」、最上級グレードの「EX」で構成されており、ガソリン車の他にハイブリッド車も設定されています。

ハイブリッド車でも車両重量は1,200kgと軽量なので、これもまた軽快な走りを演出できる理由の1つです。グレイスはコンパクトでハイブリッド、そしてセダンの高級感も持ち合わせ、さまざまなモデルの魅力を詰め込んだ1台です。

ラグジュアリーな後部座席の室内空間

コンパクトながらも溢れんばかりに高級感が詰め込まれ、さらにハイブリッドカーの特性を持つホンダ グレイス。存在感のあるボディのみならず、室内も上質な空間が広がっています。グレイスの室内寸法は、全長2,040mm×全幅1,430mm×全高1,475mmです。

低設計の車高ながら、室内高は1,230mmと十分なヘッドクリアランスが確保されています。自然な姿勢で運転しやすい運転席をはじめ、乗車した全ての人が快適に過ごせるようにゆとりのある広々とした室内空間を実現しています。運転しやすい前席に加え、今回注目したグレイスの後部座席には優れた居住空間が広がっています。

前席と後部座席の間隔は足を伸ばせるくらいのたっぷりとした余裕のあるスペースが確保されています。子供や小柄な方の乗車時にわかりますが、まるで部屋で過ごしているかのような驚きの広さです。もちろん、成人男性が足を組んだり3人乗車しても窮屈さを全く感じさせないので、のびのびとゆったりとした空間でドライブを楽しむことができます。

またインテリアカラーに黒基調を採用することにより、ラグジュアリーな空間をさらに盛り上げます。ファブリックやプライムスムースなど質感の異なる黒を入れることで、高級感ある室内空間を実現。存在感あるグレイスは、室内からも魅力が溢れかえっています。

上質なシートでさらに心地良く

開放的な室内空間に加えて車内で快適に過ごすために欠かせないのがシートです。短時間の乗車でも、座り心地で車内環境は決まってしまいます。長時間ならもっとです。居心地の悪いシートに座ることで腰痛や肩こりの原因にも繋がってしまいます。また車酔いの原因の1つとしても挙がるほど、クルマにとって室内のシートは非常に重要です。

グレイスのシートはしっかりと背中を固定しながら包み込んでくれる上級セダンのシートフレームを使用し、気持ち良く座れる角度に設定されています。長く伸びた座面は隣の人と肩を並べたときに余白が生まれ、まるで自分だけの空間を確保しているようです。さらにシートは1段階のリクライニング機能付き。1段階のみですが、それだけで十分に快適に過ごせるシートという証です。

広いシートとともに、よりラグジュアリーな室内空間へ導くのは、肌触りの良い質感のシート素材の採用です。背もたれにはやわらかいウレタンを厚めに配することで長時間のドライブにも対応し、ストレスを軽減させます。さらに、肌触りの良い表皮をシートに採用。車内で一番触れることの多いシートにこだわることで、心地良い室内空間に仕上げられています。

車内環境をアップさせる快適機能

グレイスの後部座席の空間には、さらに車内環境をアップさせる便利な快適機能がいろいろと詰まっています。夏や冬など外と室内の温度が大きく異なる季節は車内でも快適に過ごすための工夫が必要です。クルマのエアコンは大体が前席に装備されており、なかなか後部座席まで空調が行き渡らないなんてこともあります。

そんな悩みを解消してくれる快適機能がグレイスには装備されています。運転席と助手席の間に設置されたリアエアコンアウトレット後部座席の空調を心地良く整えることが可能です。人が快適と感じる風向きが研究され、エアコンの角度を最適化し装備されています。

前席だけではなく後部座席に乗車した人も空調の調節が行えるのはさりげなく嬉しいポイントです。またリアエアコンアウトレットの下部には携帯などを充電できるアクセサリーソケットが装備されています。

アクセサリーソケットはHYBRID EXのみの装備となっていますが、普段、携帯を使用することが多い人や長時間車内に滞在するなどといったときに非常に便利な装備です。快適装備はリアエアコンアウトレット、アクセサリーソケットに並び、後部座席でも音楽を体感できるツィーターがインナードアハンドル前に装備されています。

どうしても車内で音楽を流すと前席に偏りがちですが、専門スタッフがグレイスの室内に合わせてチューニングしたというツィーターにより後部座席に乗車した人もダイナミックに音楽を楽しめます

細かい場所にちりばめられた便利な収納機能も

毎日乗車していると何かと物は増えがちです。車内で過ごす時間が長くなればなるほど常備したい物や飲み物やお菓子なども持ち込む機会も多くなります。そんなときに便利なのが収納機能ですグレイスの後部座席にもサッとすぐに取り出せてしまえるような、かゆいところに手が届く収納機能が豊富に設定されています。

助手席の後ろには雑誌やガイドブックなどをしまっておける「シートバックポケット」、後部座席の間に設置された「リアアームレスト」には肘かけのみならず500mlのペットボトルドリンクなどを収納できるようになっています。

他にもドリンクは各ドアポケットに「リアドア・ボトルホルダー」が設けられているので予備のドリンクも収納しておくことができます。さらに後部座席の右側上部にはハンガーをかけられる「コートフック」を装備。大事なジャケットやドレスなどの洋服がシワになることなく運べるので安心です。

グレイスは大量の荷物を積み込むことができる荷室収納も特徴ですが、日常で使うことの多い小物を収納できるスペースも確保されています。どれも使い勝手の良いものばかりなので、乗車した際にはぜひ活用してほしい機能の1つです。

シートアレンジで後部座席まで荷室スペースに

グレイスの荷室容量は430L。ハイブリッド車でありながら十分な積載量で、9インチのゴルフバッグがなんと4個も収納できるなんて驚きです。さらにガソリン車には床下収納まで装備されているので隅々まで荷物を積み込むことができます。

そんなグレイスの荷室ですが、後部座席のシートアレンジで、荷室の奥行きを広げることが可能です。グレイスは後部座席と荷室をつなぐことができる「トランクスルー機構」を採用しています。後部座席を簡単に前方へ倒すことができるので、荷物に応じて必要な収納スペースを確保することができます。

たとえば、長さのあるラグマットやサーフボード、釣り竿などクルマに収納するときに工夫が必要な物もシートを倒すだけで奥行きができるのでそのまま積み込むことができるのです。

またシートは2分割式となっているため、左右別々で倒すことができます。3名乗車時に荷物をたくさん収納したい場合も柔軟に対応するのがトランクスルー機構の魅力です。もともと積載量の大きいグレイスの荷室ですが、後部座席をアレンジだけでいろいろなものが収納でき、生活の幅が広がります。
グレイスの後部座席には、ゆったりと過ごせる居住空間と使い勝手の良い機能が存分に装備されています。高級感ある上質なシートで室内をラグジュアリーな空間に演出し、さらには手を伸ばせば欲しいものにすぐ届く収納機能で車内環境をアップしています。

コンパクトカーだし収納はなかなか満足のできる大量の収納はできないかも?なんて方も安心です。グレイスには、いつもの日常だけではなくレジャーなどでも活躍できるトランクスルー機構まで装備されています。実用的で運転しやすく、上質な車内空間で楽しい時を過ごしたいという大人の願いを全て叶えてくれる1台です。
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