ホンダ グレイス の欠点は?
更新日:2024.09.09
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今回は、ホンダ グレイス(GM4,5,6,9型)の欠点を紹介します。
ホンダ グレイスは、大人気車種とは決して言えません。しかし、そのスムーズなパワートレーンや広い室内空間、上質なインテリア、優れた燃費、上質な乗り心地と高い静粛性を備えています。まさにホンダの意欲作と言える資質を備えているのです。
文・PBKK
ホンダ グレイスは、大人気車種とは決して言えません。しかし、そのスムーズなパワートレーンや広い室内空間、上質なインテリア、優れた燃費、上質な乗り心地と高い静粛性を備えています。まさにホンダの意欲作と言える資質を備えているのです。
文・PBKK
ホンダ グレイスはどんなクルマ?
2014年12月1日に国内デビューしたホンダ・グレイス。「優美」や「思いやり」という意味を名前に冠したコンパクトなセダンです。
ホンダは、ハイブリッド専用セダン、グレイス発売に当たって月販目標に3000台/月を掲げていましたが、スタートダッシュはなかなか勢いがあり、発売2カ月で1万台の受注を記録しました。
ホンダのヒットモデルであるコンパクト・ハッチバック(HB)車フィットと多くの部分を共有するグレイスのデビュー時のボディサイズは、全長4,440mm×全幅1,695mm×全高1,475mm(4WD 1,500mm)。完全に国内規格である5ナンバー枠に収めたコンパクトな3BOXセダンです。
ただし、ホイールベースは先代フィットよりも70mmも長い設定で、Cセグメント車に匹敵する2,600mmとしています。このロングホイールベースは、ゆとりある後席居住空間に貢献、同時にグレイスの快適な乗り心地にも大きく貢献しています。
ホンダは、ハイブリッド専用セダン、グレイス発売に当たって月販目標に3000台/月を掲げていましたが、スタートダッシュはなかなか勢いがあり、発売2カ月で1万台の受注を記録しました。
ホンダのヒットモデルであるコンパクト・ハッチバック(HB)車フィットと多くの部分を共有するグレイスのデビュー時のボディサイズは、全長4,440mm×全幅1,695mm×全高1,475mm(4WD 1,500mm)。完全に国内規格である5ナンバー枠に収めたコンパクトな3BOXセダンです。
ただし、ホイールベースは先代フィットよりも70mmも長い設定で、Cセグメント車に匹敵する2,600mmとしています。このロングホイールベースは、ゆとりある後席居住空間に貢献、同時にグレイスの快適な乗り心地にも大きく貢献しています。
ホンダ グレイス は不人気?
先に述べたように発売当初の初期ダッシュ力で2カ月1万台を販売したグレイスですが、2015年4月~2016年3月で、なんとか1万7488台を売ったものの、そこですでに息切れします。2016年1月から12月には1万2149台まで落ち込むことになるのです。
これは、タイ生産の日産グローバルコンパクト、マーチの1万4795台以下で、この年のグレイスに近い販売台数は、日産リーフの1万4795台、ほかにスバル・レガシィ1万1954台などが並びました。
これは、タイ生産の日産グローバルコンパクト、マーチの1万4795台以下で、この年のグレイスに近い販売台数は、日産リーフの1万4795台、ほかにスバル・レガシィ1万1954台などが並びました。
ホンダ グレイス には安全装備が物足りない!
ホンダの安全運転支援システム Honda SENSINGは、11の機能で構成されています。ホンダ グレイスにもHonda SENSINGは搭載されていますが、使用できる機能は9つとなっています。
それに対して人気の軽自動車 ホンダ N-BOXで使用できる機能は10。N-BOXでは使用できる後方誤発進抑制機能がホンダ グレイスには搭載されていません。コンパクトセダンに搭載されている安全機能の数が軽自動車より少ない点はグレイスの欠点といえるでしょう。
しかし、グレイスに搭載されたパワートレーンは、フィットやヴェゼルのハイブリッド車にも搭載した「SPORT HIBRID i-DCD」です。燃費は、ベーシックグレードのFF車で34.4km/Lの好燃費を達成。上級グレードの「HYBRID EX」はFF車で31.4km/L、ハイブリッド車のの4WD車で全グレード29.4km/Lとなっています。
また、追加となったガソリン車は、1.5LのL15B型直噴式を搭載。高出力・高トルクにより21.8km/Lの低燃費を両立しました。
それに対して人気の軽自動車 ホンダ N-BOXで使用できる機能は10。N-BOXでは使用できる後方誤発進抑制機能がホンダ グレイスには搭載されていません。コンパクトセダンに搭載されている安全機能の数が軽自動車より少ない点はグレイスの欠点といえるでしょう。
しかし、グレイスに搭載されたパワートレーンは、フィットやヴェゼルのハイブリッド車にも搭載した「SPORT HIBRID i-DCD」です。燃費は、ベーシックグレードのFF車で34.4km/Lの好燃費を達成。上級グレードの「HYBRID EX」はFF車で31.4km/L、ハイブリッド車のの4WD車で全グレード29.4km/Lとなっています。
また、追加となったガソリン車は、1.5LのL15B型直噴式を搭載。高出力・高トルクにより21.8km/Lの低燃費を両立しました。
ホンダ グレイス には収納スペースが少ない!
ホンダ グレイスは、フロントシート(前部座席)とリアシート(後部座席)の両方の収納が少ないように感じます。収納の数は、フロントシートに7つ、リアシートは4つの計11。どの収納も適度な位置に配されていますが、特別使い勝手に優れているとは感じませんでした。
しかし、収納機能の平凡さは、シートアレンジの多彩さでカバーできます。後席背後にバッテリーやガソリンタンクなどを搭載しがちなHVモデルでも、センタータンクレイアウトにより可能となった可倒式機構とトランクスルー機構を持つリアシートを採用。これらの機構により、シートアレンジや荷室アレンジが極めて多彩になっています。
しかし、収納機能の平凡さは、シートアレンジの多彩さでカバーできます。後席背後にバッテリーやガソリンタンクなどを搭載しがちなHVモデルでも、センタータンクレイアウトにより可能となった可倒式機構とトランクスルー機構を持つリアシートを採用。これらの機構により、シートアレンジや荷室アレンジが極めて多彩になっています。
ホンダ グレイスに欠けているのは何でしょう?前述したように国産セダンの市場自体が冷え込んでいることが大きいのは間違いありません。スタートダッシュはそこそこでしたが、グレイスのようなコンパクトセダンを求める相当数の顧客に行きわたり、同時期に販売したトヨタ・プレミオやアリオン、カローラアクシオなども決して順調とはいえませんでした。
しかし、今や数少ない5ナンバーセダン。爆発力はなくとも、年配層を中心に一定の需要が望まれるジャンルとも言えます。もっと今回取り上げた欠点やマーケティングに力を入れれば、安定した台数を販売できる力を秘めているかもしれません。
しかし、今や数少ない5ナンバーセダン。爆発力はなくとも、年配層を中心に一定の需要が望まれるジャンルとも言えます。もっと今回取り上げた欠点やマーケティングに力を入れれば、安定した台数を販売できる力を秘めているかもしれません。