2020年のアウディは攻める!世界で6番目となる都市型ショールーム「Audi City紀尾井町」が2月7日オープン!

アウディ 紀尾井町

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2020年2月4日、日本初そし世界で6店舗目となる都市型ショールーム「Audi City紀尾井町」が7日のオープンに先駆けてプレス向けに内覧会が行われると同時にフィリップ・ノアック代表取締役社長による2019年の振り返りと2020の販売戦略についての説明が行われました。2020年のアウディの商品構成はかなり攻めています。

文・写真/萩原文博

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
2020年2月7日にアウディ正規販売店「Audi City紀尾井町」がオープン
都市型、プレミアムなどキーワードを掲げアウディのプロダクトをより体感できる施設へ
SUVのQモデルが好調の影にはスタッフの努力があったとノアック代表取締役社長、語る

2020年2月7日にアウディ正規販売店「Audi City紀尾井町」がオープン

2020年2月7日に新規オープンとなるアウディ正規販売店「Audi City紀尾井町」に おいて、プレス向け内覧会と2020年のアウディの販売戦略の発表会が、2月4日オープンに先駆けて行われました。 Audi Cityとは、従来のロードサイト店舗とは異なり、これからのプレミアムカー販売の在り方提示する都市型ショールームのことです。2012年ロンドンのピカデリーサーカス近くにAudi Cityのパイロットストアがオープン。以来アウディはこのコンセプトを段階的に進化させ、2014年以降から本格的に展開を開始しました。
ベルリンをはじめ、イスタンブール、モスクワ、ワルシャワ、ウィンブルドンの5店舗がオープンし、この紀尾井町が世界で6番目のAudi CItyとなるのです。 通常のアウディショールームの平均面積の半分ほどのスペースとなるコンパクトな店舗です。このAudi City紀尾井町も展示台数は3台となっていますが、その一方でバーチャルテクノロジーを駆使することで、アウディの多数モデルラインナップに触れることができる工夫が施されています。 Audi City紀尾井町の目指す店舗の姿はデジタル化の推進ということだけでなく、アウディのプロダクトを体感してもらうことを重要視しています。

都市型、プレミアムなどキーワードを掲げアウディのプロダクトをより体感できる施設へ

展示できる台数は3台と限られているコンパクトな都市型店舗でありながら、駐車場は30台分を確保。さらに、ロードサイド店舗と同じ20台の試乗車を用意しています。 店舗デザインは、現在のアウディショールームのスタンダードであるターミナルコンセプトとは異なり、Audi Cityコンセプトをベースにオリジナリティ溢れる空間を演出しています。1Fのショールームは、LEDライトYアルミニウム素材をはじめ、一つ一つのアイテムやテクスチャー、モチーフへのこだわりによってアウディのアイデンティティを表現しています。

SUVのQモデルが好調の影にはスタッフの努力があったとノアック代表取締役社長、語る

また、地下のスペースにある商談スペースは和のテイストを取り込みハイエンドモデルのユーザーにも応えられるラグジュアリーな空間を創出しています。 そして、アウディジャパン株式会社、フィリップ・ノアック代表取締役社長が2019年の振り返りと2020年のアウディの販売戦略について発表を行いました。
2019年アウディは世界で184万5550台を販売し、前年比1.8%増という成長を実現しました。この成長の牽引役となったのが、SUVのQモデルです。これは日本の市場でも同様にQモデルの販売台数が伸びています。しかし、日本における2019年の販売台数は2万4222台にとどまり、対前年比−8.4%と前年割れとなってしまいました。これは、市場にA1やQ3といった主要モデルを供給できなかったことが大きな原因です。このような状況を招いた理由は新しい燃費基準であるWLTPへの対応が遅れたからです。そういった非常に厳しい状況下としては健闘した数字とスタッフを称えています。
 新車販売が苦戦した一方で、アウディ認定中古車の販売は対前年比7%の伸びを見せて、1万3550台の販売を記録。アウディにとって中古車ビジネスは非常に重要となるので、今後はさらなるネットワークの強化を行い、販売力を強化していくと話しました。 アウディジャパンの3つの柱は商品構成、販売ネットワークの強化、顧客第一主義を掲げています。2019年は新車販売で苦戦しましたが、2020年に販売台数を挽回するために、導入する商品構成が発表されました。
すでに1月にはA6、A7に2Lターボエンジンを追加し、さらに第二四半期にはディーゼルエンジンも追加する予定となっています。また、販売台数の成長を狙うために、主要モデルであるA1の1Lエンジン車を年央に追加予定となっています。 また新しいマイルストーンになるのが新型Q3です。今回はQ3とQ3スポーツバックの2車種を同時発売し、販売台数の上積みを狙っていきたいそうです。さらに、A4、A5、Q7もアップデートしたモデルを導入予定。そして、社長が「ケーキの上のクリーム」と言っているTTRS、そしてRSQ3を導入予定となっています。
そしてアウディ初の電気自動車e-tronを日本市場に導入予定しており、かなり攻めの姿勢を感じます。 さらにアウディは2025年までに30車種以上の電気自動車を導入。そして販売台数の4割を電気自動車にすると話しました。まさに電気自動車のe-tronが導入される2020年。アウディの攻勢が始まる年となる予感がします。
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