アウディ A1とフォルクスワーゲン ポロはモデルチェンジでどう変わったのか?

VW polo

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アウディA1は日本デビューから5年、VWポロは40年。日本での販売期間には大きな差がありますが、それぞれ、エンジンや外観、インテリアなど少しずつ改良されています。フルモデルチェンジ、マイナーチェンジ、年次改良…A1とポロはどのように変わってきたのでしょうか?
Chapter
最初は3ドアのみ。その後、5ドアを追加
2015年にはマイナーチェンジ
4代目からどう進化した?VWポロ
マイナーチェンジでどう変わった?

最初は3ドアのみ。その後、5ドアを追加

A1が日本で発売されたのは2011年1月のことでした。発売当時は3ドアのみ、エンジンは1.4Lの直列4気筒・TFSIのみで、7速Sトロニックが組み合わされました。その後、2012年6月に5ドアモデルとなる「スポーツバック」を追加発売して、グレードは「1.4TSFI」と「1.4TSFIスポーツバック」の2グレードになりました。

さらに2014年11月、アウディのハイパフォーマンスシリーズとしておなじみの、SモデルがA1/A1 スポーツバックにもラインナップすることになり、「S1」「S1スポーツバック」の発売が開始されました。S1/S1スポーツバックは、6速マニュアルトランスミッションと最高出力231馬力の2Lエンジン、そしてSシリーズのお約束であるクワトロシステム(フルタイム4WD)が組み合わされています。

2015年にはマイナーチェンジ

2015年6月にはマイナーチェンジを受け、A1、A1スポーツバックの装備や搭載エンジン、エクステリアデザインも少々の改良となりました。

最も大きな変更はA1/A1スポーツバックに、アウディ初となる新開発の1.0L直列3気筒直噴ターボエンジンを追加したことです。最高出力95ps、最大トルク160Nmとなり、燃費はアウディとして史上最高の22.9km/リットル(JC08モード)をマークしています。

同時に気筒休止システムを備えた1.4L直噴ターボエンジンは140psから150psへと少しパワーアップ。両エンジンとも7速Sトロニックを組み合わせ、新燃費基準である2020年度燃費基準を達成、エコカー減税対象車となっています

エクステリアはヘッドライトやLEDテールランプ、前後バンパーやワイドになったシングルフレームグリルなどのデザイン変更がなされており、全長は20mm延長し、よりシャープで力強い印象となっています。

インテリアではアルミニウムルックやハイグロスブラックの装飾が増えより上質で美しいデザインとなりました。電動パワーステアリングを新たに採用し、燃費向上と高い走行安定性を実現。「1.4TFSI シリンダー オン デマンド」には、アウディドライブセレクトを標準装備されています。さらに、新グレードとしてスポーツシートやスポーツサスペンションなどを備えた「スポーツ」を設定しています。

4代目からどう進化した?VWポロ

車としての歴史も長いポロは初代モデルが日本で発売されて丸40年が経過しました。現在のモデルは、2009年10月に発売された5代目となります。デザインは兄貴分のゴルフをそのまま小さくしたようなフロントグリルが印象的で、インテリアの質感もさらに高まっています。このモデルからポロ初となった「DSG」こと7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を採用。新たに導入された1.4LのNAエンジンでは従来型エンジンよりも約3割、燃費が向上しています。

リッター自然吸気エンジン車の場合、10・15モード燃費は17.0km/Lとなり、先代(ほぼ同型エンジンの6AT仕様)より約3割も燃費性能を向上させています。

マイナーチェンジでどう変わった?

基本グレードの「TSIコンフォートライン」は2014年8月にマイナーチェンジを受けました。この時の改良では、安全装備を中心に行われています。

○プリクラッシュブレーキシステムの「フロントアシストプラス」、マルチコリジョンブレーキシステム、ドライバー疲労検知システムの3点を全車に標準装備。

○1200ccTSIエンジンは小型・軽量化され、アイドリングストップシステムやブレーキ回生システムも標準装備されたことで燃費を向上し、「平成27年度燃費基準+10%」を達成。JC08モード燃費は、従来の21.2km/Lから、22.2km/Lに向上。
前期型のデザインを踏襲しつつも、バンパー、ヘッドライト、フロントグリル、テールランプのデザインを変更し、一層洗練された上質なものになりました。

○7代目ゴルフ同様のステアリング・ホイールやメータークラスターを採用し、ドアトリムにもクロームが施されたほか、センターコンソールやシートデザインも変更。新グレードとなる「TSI Comfortline Upgrade Package」を設定し、オートライトシステム、フロントフォグランプ、フルオートエアコン、15インチアルミホイールなどを追加、ACC(アダプティブクルーズコントロール)、リアビューカメラ「Rear Assist」までも標準装備されました。

○パワステは電動油圧→電動に変更。燃費対策を目的とするものですが、雑音が減るなど評価も上々です。
輸入車は日本とは違ってモデルチェンジのサイクルが長いので、毎年何かしらの改良が加えられているのが通常です。

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