「おもてなし」が詰まっている?ベントレーのインテリアデザインの魅力!【コンチネンタルGT・ベンテイガ】

ひとえに高級車といっても、本質を知る人は多くありません。今回は高級車のインテリアデザインにフォーカスを当てて、その本質に迫ります。

文・PBKK

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上質な空間と共に時を過ごす
英国のハンドクラフト魂が濃縮された最強のベンテイガ
気品溢れる存在感を放つコンバーチブル

上質な空間と共に時を過ごす

ヴィトン・シャネルと聞いて財布やバッグをイメージするように、ベンツ・フェラーリと聞けば、多くの方は高級車イメージするのではないでしょうか。これらは「今月はベンツ1台」と芸能人の月収を比喩するときに用いられるなど、国内でもそのイメージはクルマに興味のない方にまで浸透していると言っても過言ではありません。

しかし、「高級車が高級車たる所以を説明できるか」になると、その割合は一気に低下します。それは国内でも高級車を所有できるのは一握りであり、多くの方は高級車の価格帯は分かっても、その本質を体感する機会にあまり恵まれないからです。つまり、ブランドと価格が先行し、ある種のブラックボックスになっているのが現状と言えます。

では、高級車はブランドと価格だけで渡り歩いているかと言うとそうではありません。走行時のスピードやエクステリアデザインはさることながら、そのインテリアデザインは、シンプルながら細部にクリエイターの魂と心遣いが宿り、輸入車ながら「おもてなし」の心を垣間見ることができます。

今回は国内でも人気の高いラグジュアリーブランドであるベントレーのクルマを例に、インテリアデザインにフォーカスを当てて、そのおもてなしを紹介していきます。

英国のハンドクラフト魂が濃縮された最強のベンテイガ

Bentayga Speed(ベンテイガスピード)

国内では2019年5月10日発表。価格は堂々の3000万円〜となっています。

スピードの名の通り世界最速のSUVとして登場し、文句なしの走行性能を誇りますが、インテリアにも強いこだわりをみせています。

カラーリングは白黒を基調としたシンプルなものとなっており、その中にワンポイントにメタリック素材を散りばめることで、主張し過ぎない高級感を演出しています。

シートは湾曲のないフラットなフォルムを取っています。

ディテールに注目するとクロスのステッチが刻まれており、重厚な空間デザインの中にカジュアルなワンポイントを入れることで、絶妙なバランスと取っています。

また後部座席下にはモニターがついており、簡易的な操作であれば行うことができるため、利便性の面でも高いデザイン性を実現しています。

ブランドロゴはあらゆる部分に刻まれますが、こんなところにもベントレーロゴが。細かいデザインを探すことも、高級車の楽しみとも言えるでしょう。

そんな時計を中心に、ハンドル周辺のデザインは艶やかさとエッジにメタリック素材を効かせ、近未来的な印象を与えます。このデザイン性とエンジン性能が相まって、ドライバーにより開放的かつ高揚感あふれる走行体験を提供することでしょう。

気品溢れる存在感を放つコンバーチブル

CONTINENTAL GT CONVERTIBLE コンチネンタルGTコンバーチブル

国内では2018年11月26日発表。

価格はベンテイガスピードよりも少し抑えめの2818万円ですが、トップクラスであることに変わりはありません。

ベンテイガスピードと比較すると、こちらは淡い色を起用したレトロなカラーリングによる大人の気品を持ち、ウッド素材による独特の温かみと相まって、柔らかな印象を与えています。

シートはベンテイガスピードと比べ湾曲しており、その曲線的なフォルムは座り心地と柔らかい印象を与える一因となっています。

こちらは一見普通のウッド素材ですが、ボタン一つでレイアウトが自動で変わる3way仕様となっています。

こちらは一見普通のウッド素材ですが、ボタン一つでレイアウトが自動で変わる3way仕様となっています。

多機能システムのためゴテゴテしがちなレイアウトを、構造にテコを入れることでシンプルにまとめ、本来のインテリアデザインの質感を崩さず、さらにドライバーのTPOに合わせてデザインを変化させることのできるユーザーファーストの精神を持っていると言えます。

ベンテイガスピードとコンチネンタルGTコンバーチブル、トップクラスのラグジュアリーモデルながら異なったデザイン性を持つ2車を紹介しましたが、どちらもインテリアデザインのディテールには、高級感と合理性を両立した技術の結晶が詰まっています。

またクルマは必然的に、購入前にエクステリアデザインと長く付き合い、所有してからはインテリアデザインと過ごす時間が多くなってきます。もしあなたが高級車を購入する岐路に立った時、インテリアデザインを重視した選択をすることも、ひとつ正しい選択と言えるのではないでしょうか。