自動車メーカーと一流ブランドのコラボの例をご紹介|エルメス・カルティエなど
更新日:2024.09.09
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自動車メーカーと一流ブランドの組み合わせ。
一見するとまったく接点がないように思われますが、じつは昔から両者によるコラボレーションが行われてきました。
今回はそんな豪華タッグが生み出した魅力的な車たちをご紹介します。
文・西山 昭智
※ 2018年5月時点
一見するとまったく接点がないように思われますが、じつは昔から両者によるコラボレーションが行われてきました。
今回はそんな豪華タッグが生み出した魅力的な車たちをご紹介します。
文・西山 昭智
※ 2018年5月時点
ブガッティ × エルメス
日本ではあまりなじみのなブガッティという自動車メーカー。その歴史は非常に古く20世紀初頭には誕生し、フランスを拠点にして名だたるグランプリで栄冠を勝ち取った伝説のスポーツカーメーカーです。
現在はフォルクスワーゲン傘下となり、1,001馬力を発生する怪物ヴェイロンで話題となりました。そんなブガッティですが、2008年のジュネーブショーにおいて1台のヴェイロンを展示し話題をさらったのです。
「Bugatti Veyron Fbg par Hermès」と名付けられたヴェイロンは、あのエルメスとコラボレーションによる1台でした。
現在はフォルクスワーゲン傘下となり、1,001馬力を発生する怪物ヴェイロンで話題となりました。そんなブガッティですが、2008年のジュネーブショーにおいて1台のヴェイロンを展示し話題をさらったのです。
「Bugatti Veyron Fbg par Hermès」と名付けられたヴェイロンは、あのエルメスとコラボレーションによる1台でした。
エルメスのデザイナーが内装デザインを担当し、インテリアに使われる革はエルメスの革製品と同じものを使用。エルメスの職人によるハンドメイド仕上げ、ボンネットトランクさえもオールレザー張りという何ともすごい仕様でした。
その価格はなんと約2億7,000万円。ノーマルのヴェイロンがおよそ1億7,000万円でしたから、なんとも贅沢なコラボレーションです。
その価格はなんと約2億7,000万円。ノーマルのヴェイロンがおよそ1億7,000万円でしたから、なんとも贅沢なコラボレーションです。
ベントレー × ブライトリング
ベントレーのプレミアムSUVであるベンテイガでも、ある一流ブランドとのコラボレーションが行なわれています。
車両本体価格が2,786万円(M19)という超プレミアムSUVのお相手は、ファッションブランドではなくBREITLING(ブライトリング)という腕時計のブランド。
1884年創業の老舗ウォッチブランドで、航空機パイロットたちから絶大な人気を博した名門です。
車両本体価格が2,786万円(M19)という超プレミアムSUVのお相手は、ファッションブランドではなくBREITLING(ブライトリング)という腕時計のブランド。
1884年創業の老舗ウォッチブランドで、航空機パイロットたちから絶大な人気を博した名門です。
そんなブライトリングがベンテイガのあるオプション製品を担当したのですが、その価格が驚きの2,900万円。ダッシュボードの真ん中に置かれた時計がその正体でした。この時計を担当することになったブライトリングは、なんと超複雑機構のトゥールビヨンで作ってしまったのです。
自動車ブランドのエンブレムが入った腕時計は多いものの、自動車のオプション時計を腕時計メーカーがつくるのはかなり珍しく、しかもそのこだわりぶり(とお値段も)ハンパないコラボレーションです。
自動車ブランドのエンブレムが入った腕時計は多いものの、自動車のオプション時計を腕時計メーカーがつくるのはかなり珍しく、しかもそのこだわりぶり(とお値段も)ハンパないコラボレーションです。
リンカーン × カルティエ/エミリオプッチetc
ここまで最近のコラボレーション事情ばかりをご紹介してきましたが、実は昔も自動車メーカーと一流ブランドとのコラボレーションが行なわれています。米国の高級車ブランドであるリンカーンも、1970年代から80年代にかけて立て続けにファッションブランドとのコラボレーションを行なっていました。
そのお相手はフランスの宝飾ブランドCartier(カルティエ)。上品なベージュカラーで統一された室内が特徴で、シートにはおなじみのマークが描かれています。
1970年代にはコンチネンタルをベースにしてイタリアのEmilio Pucci(エミリオ プッチ)とのコラボを実現。グローブボックスにはエンブレムがつき、サンバイザーにはあのプッチ柄が貼り合わせてあります。
ほかにもアメリカのファッションブランドBILL BLASS(ビル ブラス)ともコラボレーションを行ない、爽やかなホワイト×ネイビーの内外装のコンチネンタルは今でも希少なモデルとして取り扱われています。
そのお相手はフランスの宝飾ブランドCartier(カルティエ)。上品なベージュカラーで統一された室内が特徴で、シートにはおなじみのマークが描かれています。
1970年代にはコンチネンタルをベースにしてイタリアのEmilio Pucci(エミリオ プッチ)とのコラボを実現。グローブボックスにはエンブレムがつき、サンバイザーにはあのプッチ柄が貼り合わせてあります。
ほかにもアメリカのファッションブランドBILL BLASS(ビル ブラス)ともコラボレーションを行ない、爽やかなホワイト×ネイビーの内外装のコンチネンタルは今でも希少なモデルとして取り扱われています。
このように自動車メーカーと一流ブランドとのコラボレーションは、じつは密かにそして豪華に続けられているのです。
この手の車は新車でこそ手は出せませんが、なかには中古車で意外とお安く登場していることもあるので、宝探し感覚で見つけてみるのもいいかもしれません。
この手の車は新車でこそ手は出せませんが、なかには中古車で意外とお安く登場していることもあるので、宝探し感覚で見つけてみるのもいいかもしれません。