純正・社外・スマホカーナビの違いとは？

純正カーナビとは、新車の製造工場やディーラーで取り付けるカーナビのことです。その中でも、「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」の2種類が存在します。

メーカーオプション
メーカーオプションのカーナビは、新車"専用"に作られているため、新車内装との親和性は抜群です。また、保証期間も3年ほどのものが多く、万が一故障したときも安心です。ただし、メーカーオプションは製造工場で取り付ける必要があるので、出荷後に取り付けることができません。また、車を乗り換える際は、他の車に移植できないというデメリットもあります。

ディーラーオプション
ディーラーオプションとしてカーナビが用意されていることもあります。メーカーオプションと同じく保証期間が長いのに加え、ディーラーの値引きが効きやすいというメリットもあります。ですが、内装との相性を考えて作られているものではないので、内装に高級感を出したい場合やデザインを重視したい場合は、メーカーオプションカーナビの方が適しています。

社外カーナビとは、購入したクルマのメーカー以外が発売しているカーナビです。

全体的に価格が安めなのがメリットで、純正カーナビをしのぐ高機能なモデルも多くあります。また、クルマを乗り換えた場合でも、引き続き使えるといったメリットもあります。コストを抑えたい、最適なカーナビを選びたい、といった方にはピッタリの選択肢です。

しかし、こちらもディーラーオプションの場合同様、デザイン的な相性は期待できません。また、保証期間が1年程度の短いものが多いのも、悩みどころでしょう。

スマホカーナビとはその名の通り、スマホのカーナビ用アプリを利用することです。また、タブレットを使えば、一般的なカーナビと同じような大画面カーナビが実現できます。

最大のメリットは「手軽さ」でしょう。普段、使用しているスマホにアプリを入れるだけ、さらに無料のアプリであればコストがまったくかからないのも大きなメリットです。機能も多彩で、音声ナビや道路の速度制限表示まで行ってくれるアプリもあります。

とにかく手軽に、とにかく安く、という方にはピッタリです。最近では、ドリンクホルダーやエアコン吹き出し口にスマホを取り付け可能なグッズも多く販売されており、運転中でも使用しやすくなっています。

しかし、利用環境やアプリによってGPS機能の性能に差があるのが不安要素です。座標が大きくずれる可能性もあり、正確性という点では専用カーナビの方が安心でしょう。また、消費電力にも注意しながら使わないといけません。

近年カーナビは、道案内以外でもテレビやDVDを見たりと、車内の快適性を高める重要なオプションとなっています。普段はカーナビとしてタブレットを使用しているが、夜は暗い車内で映画をみるのが趣味、というドライバーもいるようです。

どのカーナビタイプにも、メリット・デメリットがあります。違いを理解して、自分に最適なカーナビを選んでみてはいかがでしょうか。