カーナビの到着予想時間はなんであんなにずれるの!?オススメの設定を教えます

カーナビ

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カーナビでは1時間で到着すると表示されていたのに、実際には2時間近くかかった。5時に到着予定が、着いてみれば6時半に…カーナビを使っていて、こんな経験はありませんか?なぜ、カーナビの到着時刻より遅れることが多いのか。そこには「ある設定」が関係していました。

この設定を変更すれば、「こんなはずじゃなかった」は減らせるはずです。

文・木谷 宗義

木谷 宗義|きたに むねよし

車メディアとSNSの編集者。編集者として企業メディアやSNSのコンテンツ制作を手がける、自身もライターとして年間約100本の記事を執筆する。自動車の歴史から機能解説、ドライブデートまでその幅は広いが、その主軸はひとりの自動車ユーザーとして「役に立つこと」。1981年、神奈川県生まれ。

木谷 宗義
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設定の「到着予想時刻速度」に注目してみよう
スマホのナビアプリならより正確な到着時間がわかる

設定の「到着予想時刻速度」に注目してみよう

ホンダのインターナビをはじめとした通信機能を持つカーナビやVICSの交通情報を反映するカーナビでは、到着予想時刻は渋滞や工事などの道路状況を考慮して表示されますが、通信機能の何もないカーナビでは、道路状況は考慮されません。

したがって、渋滞の多い夕方や休日などは、到着予想時刻が大幅に外れる可能性があります。しかし、到着予想時刻を実際の道路状況に近づけることは可能です。それが、設定メニューにある「到着予想時刻速度」。到着予想時刻を計算するための平均速度を設定する項目です。

実は、ここに到着予想時刻が外れる原因があります。多くのカーナビでは、一般道:30km/h、高速道路:80km/hをデフォルトの到着予想時刻速度としています。しかし、一般道で平均30km/hといえば、かなり空いた幹線道路を走っているときの平均速度です。

一般的な市街地での平均速度は、20~25km/h程度。渋滞路では、20km/hを下回ります。平均30km/hで到着時刻を計算しては、遅れるのは当然なのです。到着予想時刻をより正確にするためには、到着予想時刻速度を20km/hに設定しましょう。すると、よほどの渋滞がない限りは、到着予想時刻を大幅に超えることはないはずです。

同様に、高速道路の到着予想時刻速度も、80km/hから60km/hに。「そんなに遅いの?」と思われるかもしれませんが、渋滞や混雑だけでなく、途中のサービスエリアなどでの休憩を考慮すると、決して遅い速度ではありません。

スマホのナビアプリならより正確な到着時間がわかる

グーグルマップやYahoo!カーナビなど、スマートフォンのカーナビアプリを利用する場合はどうでしょうか。こうしたカーナビアプリには、到着予想時刻速度の設定項目はありません。その理由は、スマホはインターナビなどと同じく、リアルタイムの道路状況を受信することができるから。

特に到着予想時刻速度を気にすることなく、より正確な到着予想時刻を表示してくれます。通信機能やVICSのないカーナビを使っている方で、正確な到着予想時刻を知りたい場合は、こうしたスマホのカーナビアプリを使うのもひとつの手だといえるでしょう。

ただし、スマホのカーナビではトンネルの中や地下道では、自車位置を測位できないといった欠点があることも、覚えておきたいものです。
夜の空いた時間しか乗らない人にはおすすめしませんが、夕方や休日に乗る機会が多い人は、ぜひ到着予想時刻速度を一般道:20km/h、高速道路:60km/hに設定してみてください。よりリアルな到着時刻が表示されるはずです。
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