フォルクスワーゲン パサートオールトラック2.0 TDI 4MOTION ③荷室と収納の使い勝手は?【新型車インプレッション】

伸びやかなボディスタイルと、広いラゲッジスペースが魅力のVW パサートオールトラック。その実力は広大な荷室にとどまらず、車内の至るところにある収納スペースにもあります。今回は、パサートオールトラックの荷室と収納の使い勝手についてご紹介します。

文・吉川賢一/写真・鈴木祐子

Chapter
荷室スペースの広さや使い勝手は?
運転席周りの収納は?
後席周りの収納は?

荷室スペースの広さや使い勝手は?

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

ステーションワゴンでトップクラスの大容量ラゲージスペースが、パサートオールトラックの最大の魅力です。通常で639L、後席シートを倒せば最大で1769Lものフラットなスペースが出現します。

4-2-4分割ができる後席シートのアレンジによって、旅行の荷物や、スキーやスノーボードなどの遊び道具を、余裕をもって積み込むことができます。後席シートを折りたたむスイッチは、後席シートの上端と、荷室側の2ヶ所にあります。

特に、荷室側からワンアクションでシートが倒せるのは非常に便利です。

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

後席を倒すと、最長で190cmほどの長さのスペースが誕生し、大人がそのまま横になっても、まだ余る程の長さがあります。ただし、後席を倒したときに、トノカバーと、後席シートバックを支えるサポートバーを外す必要があります。

この2つはそれぞれ5kg近くある重い部材ですので、取り外すときは怪我を防ぐため、複数人で作業するなど、注意したほうがいいでしょう。

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

またラゲッジスペース周りには、収納スペースが多くあります。500mlのペットボトルが3-4本すっぽりと入る大きさの収納できるスペースが左右にあります。ブースターケーブルやメンテナンスグッズなどを入れておくにはちょうど良いかもしれません。

また、荷室の床下にも広いスペースがあります。本来はスペアタイヤを入っておくエリアですが、うまく使えばさらに大きな荷物を収納することもできます。

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

また、挟み込み防止機能付のパワーテールゲート には、イージーオープン機能が付いています。キーを持った人がリアバンパー下方にて足で動作をすると、センサーが反応し、自動でテールゲートが開きます。

荷物で両手がふさがっている状態や、テールゲートが汚れていたり濡れているときなど、テールゲートに触れることなく開けることができます。荒れた山道や雪山に行くと、クルマはどんどん汚れていきますので、そうしたシーンでの使い勝手としても適している装備です。

運転席周りの収納は?

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

運転席の周りには、6ヶ所の収納スペースがあります。一つ目はハンドルの右下にあるポケットです。ここには折り畳み財布が収まる程度のポケットがあり、小物を入れておくなどに役立ちます。

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

次にセンターコンソールの下側にALLTRACKのロゴマーク付きの蓋つき収納スペースがあります。収納の中にはUSBジャックがあり、スマホを置いておくのにちょうどいいスペースです。

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

さらに蓋つきのドリンクホルダーがあります。深さがありますので、ペットボトルやコーヒーショップのテイクアウトもすっぽりと納めることができます。その横には、小さなスペースがあります。ゴム製の滑り止めが付いているため、小銭やキーなどを置いておくのにちょうどよい大きさです。

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

ひじ掛けを開くと、大き目な収納スペースが登場します。中にはUSBジャックがあり、高さのある小物を収納することができます。タオルのような普段あまり使わないカーメンテナンスグッズをいれておくのにちょうど良いです。

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またドアポケットにも大きめの収納スペースがあります。ここにもドリンクホルダーがありますが、ドリンクを斜めに寝かせておくように収納するため、運転中にドリンクがガタガタと揺れずに固定できます。

ただし、コーヒーショップのドリンクのような蓋ができないタイプはこぼれてしまうため、難しいでしょう。

後席周りの収納は?

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後席シートの収納は、フロントシートと同じドアポケットと、前席後ろ側のブックホルダー、そして後席中央のひじ掛けを出すことでドリンクホルダーが登場します。最低限の収納スペースですが、後ろを向けば広大な荷室がありますので、荷物の置き場所には全く困らないと思います。

フォルクスワーゲン パサート オールトラック

一般的なSUVでは、荷室があまり大きくないクルマが多いです。その点、パサートオールトラックは長さがある大きな荷室を備えています。また、あらゆるところに収納スペースが設置してあり、パサートオールトラックは、仕事や遊びに大活躍してくれるクルマといえるでしょう。

吉川 賢一|よしかわ けんいち

モーターエンジニア兼YouTubeクリエイター。11年間、日産自動車にて操縦安定性-乗心地の性能技術開発を担当。次世代車の先行開発を経て、スカイラインやフーガ等のFR高級車開発に従事。その後、クルマの持つ「本音と建前」を情報発信していきたいと考え、2016年10月に日産自動車を退職。ライター兼YouTube動画作成をしながら、モータージャーナリストへのキャリア形成を目指している。

吉川 賢一|よしかわ けんいち