三菱 エクリプスクロス BLACK EDITION 2.2Lディーゼルターボを試乗レビュー評価!【新型車インプレッション】
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
スタイリッシュなクーペフォルムと、ダイナミックなSUVの機動力を融合した、オフロードが得意な三菱らしいエクリプスクロス。ディーゼルエンジンによる素晴らしい動力性能や、S-AWCをはじめとした走行制御アイテムによる旋回性など、動性能もこのクルマの魅力のひとつです。
今回は、エクリプスクロスディーゼルの動性能の「良い点」と「気になった点」をご紹介します。
文・吉川賢一/写真・鈴木祐子
今回は、エクリプスクロスディーゼルの動性能の「良い点」と「気になった点」をご紹介します。
文・吉川賢一/写真・鈴木祐子
試乗して分かったエクリプスクロスディーゼルの動性能はココがスゴイ!ココがダメ!
良い点
①軽くて軽快なステアフィール、かつ直進性も高い
エクリプスクロスディーゼルの良い点としてまず挙げられるのが、軽快なステアリングフィールです。操舵入力に対して、クルマが自然に曲がっていく印象があり、反応はクイック過ぎず、適度なゲインをもっていますので、誰にとっても扱いやすいステアフィールを持ち合わせています。
また、旋回時に発生するロールをある程度許容し、ハードなサスペンションで抑え込んでいない点も、ステアリングのフィールを良くしている要因です。
①軽くて軽快なステアフィール、かつ直進性も高い
エクリプスクロスディーゼルの良い点としてまず挙げられるのが、軽快なステアリングフィールです。操舵入力に対して、クルマが自然に曲がっていく印象があり、反応はクイック過ぎず、適度なゲインをもっていますので、誰にとっても扱いやすいステアフィールを持ち合わせています。
また、旋回時に発生するロールをある程度許容し、ハードなサスペンションで抑え込んでいない点も、ステアリングのフィールを良くしている要因です。
②パワフルで滑らかな加速、巡行しやすい
低速からの緩い加速のシーンでは、ディーゼルエンジンならではのゴロゴロとした音と振動がありますが、30km/hを超えてスピードに乗り始めると、気にならない音量となります。1,500rpm程度の低回転時から、しっかりとトルクが出るエンジン特性のため、巡行速度まで加速をしたあとは、グイグイと進んでいきます。
速度を上げた後は、ACC(オートクルーズコントロール)を使うことで、ドライバーは安心してドライブを楽しむことができます。なお、完全停止まで制御してくれる優秀なACCを備えていますので、一般道でも積極的に使用することをお薦めします。
低速からの緩い加速のシーンでは、ディーゼルエンジンならではのゴロゴロとした音と振動がありますが、30km/hを超えてスピードに乗り始めると、気にならない音量となります。1,500rpm程度の低回転時から、しっかりとトルクが出るエンジン特性のため、巡行速度まで加速をしたあとは、グイグイと進んでいきます。
速度を上げた後は、ACC(オートクルーズコントロール)を使うことで、ドライバーは安心してドライブを楽しむことができます。なお、完全停止まで制御してくれる優秀なACCを備えていますので、一般道でも積極的に使用することをお薦めします。
気になる点
①先進安全装備にステアリングアシスト機能の設定が無い
少し残念だったのが、先進安全技術の中に、レーン中央を維持するようにハンドルを修正してくれる「LKA:レーンキープアシスト」機能がないことです。
レーンを逸脱した際に鳴る車線逸脱警報システム「LDW:レーンデパーチャーワーニング」が装備されてはいますが、エクリプスクロスのライバルとなるクルマたちは既にLKAを搭載しています。ステアリングへのアシストがあることで、長距離運転時の疲れ方は、半分以下にもなります。
現時点、上級ミニバンの「デリカD:5」にも搭載されていませんので、三菱車全体として、採用は急務でしょう。
①先進安全装備にステアリングアシスト機能の設定が無い
少し残念だったのが、先進安全技術の中に、レーン中央を維持するようにハンドルを修正してくれる「LKA:レーンキープアシスト」機能がないことです。
レーンを逸脱した際に鳴る車線逸脱警報システム「LDW:レーンデパーチャーワーニング」が装備されてはいますが、エクリプスクロスのライバルとなるクルマたちは既にLKAを搭載しています。ステアリングへのアシストがあることで、長距離運転時の疲れ方は、半分以下にもなります。
現時点、上級ミニバンの「デリカD:5」にも搭載されていませんので、三菱車全体として、採用は急務でしょう。
②アイドル時のエンジン振動が大きめ
ディーゼルエンジン特有の振動が、他社車のディーゼルと比べてもやや大きめです。MAZDA3ディーゼルなどと比べても、ブルブル感が大きく、信号待ちやアイドリング中、だいぶ気になります。
また、アイドル時のエンジンの音もかなり大きめです。60km/hを超えた走行中には、エンジン音は気にならなくなりますが、今度はタイヤからのロードノイズが気になり始めます。
ディーゼルエンジン特有の振動が、他社車のディーゼルと比べてもやや大きめです。MAZDA3ディーゼルなどと比べても、ブルブル感が大きく、信号待ちやアイドリング中、だいぶ気になります。
また、アイドル時のエンジンの音もかなり大きめです。60km/hを超えた走行中には、エンジン音は気にならなくなりますが、今度はタイヤからのロードノイズが気になり始めます。
「エクリプスクロス ディーゼル」は、素晴らしい走行性能と、ダイナミックなデザインを持ち合わせた、「遊びに気軽に使えるSUV」です。
ディーゼルターボ仕様は306万円(Mグレード)からと、ガソリン仕様(Mグレード:276万円)に対して約30万円のアップとなりますが、燃費や燃料代、そして走りの力強さを総合的に考えると、リーズナブルだといえるでしょう。ぜひ、クルマを使う環境に合わせた一台を選択してください。
ディーゼルターボ仕様は306万円(Mグレード)からと、ガソリン仕様(Mグレード:276万円)に対して約30万円のアップとなりますが、燃費や燃料代、そして走りの力強さを総合的に考えると、リーズナブルだといえるでしょう。ぜひ、クルマを使う環境に合わせた一台を選択してください。