車内を冷やす冷却スプレー?

年々暑さが増すにつれて、暑さ対策の商品も次々と開発されています。今回はその中でも、使用するにあたり注意が必要な「車内用の冷却スプレー」についてお話します。

真夏の車内温度は50℃を超えることもあり、ハンドルやダッシュボードに至っては60℃~80℃にもなると言われております。このような場面で役立つのが瞬時に車内温度を下げることができる車用冷却スプレーです。

ボディー用の冷却スプレーのように安易に使用すると、重大事故に繋がる場合もあるので正しい使い方をぜひ覚えておきましょう。

文・PBKK

Chapter
車用冷却スプレーの正しい使い方
冷却スプレーの事故の原因
冷却スプレーを使わず車内温度を下げる方法

車用冷却スプレーの正しい使い方

スプレー1

車内を冷やす冷却スプレーは、LPGなどの可燃性ガスとともに噴き出した液剤の気化熱を利用し周囲の温度を下げる仕組みとなっているため、スプレー缶には火気厳禁と記載されています。

ネット上では「車内冷却スプレーを使用したら爆発が起きた」など、にわかに信じがたい書き込みを目にすることがあります。しかしJAFによるとスプレー缶による火災や爆発事故の報告が年々増え続けているのは事実のようです。

その多くは正しい使用方法をしていないために事故につながったケースがほとんどのようです。冷却スプレーの正しい使い方をご説明します。

1、車内に火気がないか確認し窓を閉めきる。
2、効果を上げるためエアコンをON。
3、約5秒間車内全体にスプレー噴射し、数分間放置。
4、十分に喚起してから乗車。

ここで重要なポイントが4の十分な喚起をすることです。

冷却スプレーの事故の原因

スプレー2

可燃性ガスを使用しているため喚起をせず乗り込むのはかなり危険です。可燃性ガスに引火する主な要因は「シートや着衣などが擦れて発生する静電気」や「たばこを吸うときに使用するライターの火」、まれに「車内の配線不良によるスパーク」などが上げられます。

喫煙者でなければ安全と思われている人も多いようですが、静電気による事故も少なからず発生しています。特にLPGを使用した可燃性ガスは空気より重いため下にたまりやすく、シートに座る際の静電気には注意が必要です。

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冷却スプレーを使わず車内温度を下げる方法