ダッシュボードで目玉焼き!? 真夏の車内温度は何度まで上昇するの?

女性 ドライブ

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7月に入り、本格的に夏らしい気候となってきましたね。ドライブで楽しい思い出をつくるには最高の季節ですが、気を付けたいのが車内の温度上昇。炎天下に停めたクルマの室内は、冷房が効くまでの間、地獄のような暑さになることもあります。さて、真夏の車内はどれくらいまで温度が上昇するのでしょうか?
Chapter
真夏の車内は60度近くまで上昇!
真夏の車内に置いてはいけないもの
サンシェードはあまり効果がない?
暑さ対策にできることは?

真夏の車内は60度近くまで上昇!

真夏の車内が蒸し風呂状態なのは誰しも経験があることでしょう。JAFのユーザーテストによると、真夏時に何も対策をしていない黒色の車両は、なんと60度近くまで、室内温度が上昇するとのこと。

また、直射日光にさらされるダッシュボード付近は、外気温35度のときには、70度を超え80度近くまで達するそうです。これは、目玉焼きが作れる温度です。

幼児やペットを、夏の車内に放置したことで起こる事故は、毎年のようにニュースで取り上げられますが、このサウナのようになった室内では、さまざまなドラブルが発生します。

同様の条件なら、冷房を効かせていても10分程度放置すれば、10度以上温度が上昇。数分の間でも熱中症になる危険性が潜んでいるのです。

真夏の車内に置いてはいけないもの

スプレー缶や炭酸飲料は、温度上昇により破裂してしまうことがあります。車のメンテナンス用品やドリンクなどは、ついつい室内に放置しがちですが、夏場は避けましょう。喫煙者が常時携帯している100円ライターも、ガスの膨張により爆発するおそれがあります。

ほとんどの人が持ち歩いているスマートフォンもまた、車内に放置するのは危険です。スマートフォンのリチウムイオンバッテリーは熱で膨張する性質があり、変形により液晶が割れたり、最悪爆発してしまうこともあると言います。

また、プラスチック製品は温度の上昇により変形、口紅などの化粧品は溶けてしまうおそれがあります。

ついうっかり、こんなものを車内に放置してしまっていませんか?温度上昇が著しいダッシュボードに物を置く癖があるドライバーは特に注意しましょう。

【動画】日産が公開したかなりショッキングな映像です…

サンシェードはあまり効果がない?

夏になるとよく見かけるようになるサンシェード。

サンシェードがあると、ダッシュボードの温度上昇は車内と同じ50度程度に抑えることができるようですが、車内の温度抑制にはあまり効果がないという結果も出ています。

もちろん、車種やタイプにより差はあるので、試しに使ってみて効果があったという場合には、積極的に使用しても良いでしょう。

また、ボディカラーが薄い車と濃淡色の車でも車内の温度が変わるとよく言われますが、確かに表面温度に関しては最大で20度近い差がでるようです。しかし、車内では2〜5度程度と極端な差がないことがわかっています。

暑さ対策にできることは?

車室内の温度が上がったクルマに乗り込む際、有効な方法として広まっているのは、運転席側のドアを数回開け閉めして熱を追い出す方法です。この時、助手席の後ろの席の窓は前回にしておきます。

乗りはじめは冷房は強めで良いのですが、ある程度温度が下がったら適正な温度にし、内気循環にすると、効率よく快適な温度を維持できます。

また、断熱効果のあるウィンドウフィルムを使用すると、車内の温度上昇は10度近く抑えられるという報告もあります。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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