ウォッシャー液を自作する方法|メリット・デメリットと安全なレシピ【夏用・冬用】
更新日:2025.06.20

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ウォッシャー液はカー用品店で数百円程度で販売されていますが、使用頻度がそれほど高くないため「いちいち買うのが面倒」と感じる人も多く、自作で代用できないかと考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに水と台所用洗剤など身近な材料でウォッシャー液を作れれば便利ですが、本当に安全に使えるのでしょうか。
本記事では、そんなウォッシャー液の基本知識から自作する方法、さらにメリット・デメリット、安全に作るための注意点や季節別(夏用・冬用)のレシピまで紹介していきます。自作に興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。
本記事では、そんなウォッシャー液の基本知識から自作する方法、さらにメリット・デメリット、安全に作るための注意点や季節別(夏用・冬用)のレシピまで紹介していきます。自作に興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。
ウォッシャー液とは?基本知識
ウォッシャー液とは、その名の通り自動車のフロントガラスについたホコリや泥、虫の死骸などの汚れを洗い落とすための洗浄液です。走行中にガラスが汚れて視界が悪くなったとき、ウォッシャー液を噴射してワイパーで拭き取ることでクリアな視界を確保できます。
また、ウォッシャー液にはワイパー作動時の摩擦を減らし、ガラスを傷つけないようにする役割もあります。乾いた状態でワイパーを動かすと、砂埃によってフロントガラスに細かな傷がついてしまう恐れがあるため、必ず液を出してから拭き取るようにしましょう。
市販のウォッシャー液は、水にアルコール(エタノールやメタノール)と界面活性剤(洗浄成分)を加えたものが主成分となっています。製品によっては撥水効果を高めるシリコーン系のコーティング剤や、冬季に凍結しにくくするためのエチレングリコール(不凍剤)などが含まれる場合もあります。
なお、カー用品店では原液を水で薄めて使う希釈タイプとそのまま使えるストレートタイプのウォッシャー液が販売されています。用途に応じて、油膜を落としやすいタイプや撥水効果付き、寒冷地用(低温でも凍らない)など様々な種類が選べます。ただし「面倒だから」と水道水のみをタンクに入れるのは避けましょう。
水だけでは冬場に凍ってしまったり汚れ落ちが悪くなる可能性があり、ウォッシャー液を使うことが推奨されています。
また、ウォッシャー液にはワイパー作動時の摩擦を減らし、ガラスを傷つけないようにする役割もあります。乾いた状態でワイパーを動かすと、砂埃によってフロントガラスに細かな傷がついてしまう恐れがあるため、必ず液を出してから拭き取るようにしましょう。
市販のウォッシャー液は、水にアルコール(エタノールやメタノール)と界面活性剤(洗浄成分)を加えたものが主成分となっています。製品によっては撥水効果を高めるシリコーン系のコーティング剤や、冬季に凍結しにくくするためのエチレングリコール(不凍剤)などが含まれる場合もあります。
なお、カー用品店では原液を水で薄めて使う希釈タイプとそのまま使えるストレートタイプのウォッシャー液が販売されています。用途に応じて、油膜を落としやすいタイプや撥水効果付き、寒冷地用(低温でも凍らない)など様々な種類が選べます。ただし「面倒だから」と水道水のみをタンクに入れるのは避けましょう。
水だけでは冬場に凍ってしまったり汚れ落ちが悪くなる可能性があり、ウォッシャー液を使うことが推奨されています。
自作ウォッシャー液のメリット・デメリット
メリット
- コストを抑えられる
- すぐ作れる・切らさない
- 必要な分だけ作れる
デメリット
- 配合を誤るリスク
- 洗浄力が劣る場合がある
- 詰まり・シミの恐れ
- 冬場に凍結する
- 雑菌が繁殖する
- 手間と自己責任
自作ウォッシャー液の材料とレシピ(夏用・冬用)
- 精製水(不純物のない水。水道水はカルキやミネラル分があるため避ける)
- エタノール(アルコール。薬局で買える消毒用エタノールなどを使用)
- 台所用中性洗剤(食器用洗剤。界面活性剤として少量だけ加える)
季節 | 精製水の量 | エタノールの量 | 台所用洗剤の量 |
夏用(暖かい季節) | 約2リットル | 0〜200ml程度(任意) | 5滴前後 |
冬用(寒冷時) | 約1.5リットル | 約0.5リットル(全体の25〜30%) | 5滴前後 |
洗剤は数滴で十分で、入れすぎると泡立ちや詰まりの原因になるため注意しましょう(冬季は水が少なくエタノール多めになる分、相対的に洗剤濃度も高くなるので特に入れすぎに注意)。
実際の作り方と手順
- 混合液を作る – 容器に精製水とエタノールを計量して入れ、フタをして軽く振り混ぜます(激しく振ると後で洗剤を入れたとき泡立つため注意)。
- 洗剤を加える – 混合液に台所用洗剤を1〜5滴垂らし、再度フタをしてゆっくり上下にひっくり返すなどして撹拌します。これでウォッシャー液の完成です。【ポイント】洗剤は本当に数滴でOKです。泡立ちすぎるようなら水やエタノールを追加して薄めましょう。
- ボンネットを開ける – 車のボンネット(フード)を開けます。運転席足元などにあるレバーを引き、外側のロックを解除して持ち上げます。
- ウォッシャータンクを探す – エンジンルーム内にあるウォッシャー液タンクの補給口キャップを探します。多くの車ではフタにフロントガラスに水を噴射するようなアイコン(絵柄)が描かれているので目印にしてください。
- 古い液があれば処理 – タンク内に以前のウォッシャー液が残っている場合は、可能であれば使い切るか抜き取って空にしておきます。異なる種類の液を混ぜないほうが安全なためです(特に市販の撥水タイプなど成分が異なるものと自作液を混合しないようにしましょう)。
- タンクに注入 – じょうごを使ってタンクに自作したウォッシャー液をゆっくり注ぎ入れます。一度に入れすぎず、8分目くらいまで入れましょう(満杯まで入れると走行中の揺れであふれる可能性があります)。こぼれた場合は周囲を布で拭き取ってください。
- フタを閉めて完了 – タンクが適量まで満たせたらキャップをきちんと閉め、ボンネットも閉じます。最後にウォッシャー液を実際に噴射してワイパーを動かし、正常に出るか、視界がクリアになるかを確認しましょう。
自作時の注意点・安全対策
- 水道水は使わない
- 洗剤は少なめに
- 冬場は凍結対策を
- 異種の液を混ぜない
よくある質問Q&A
Q1: ウォッシャー液がないとき、水だけ入れても平気ですか?
A: 基本的にはおすすめできません。緊急時に一時的に水で代用することはできますが、水道水には不純物が多く雑菌繁殖や目詰まりの原因になります。また冬場は水だけだとすぐ凍ってしまいます。早めに専用のウォッシャー液を補充しましょう。
Q2: 自作ウォッシャー液を使って車に悪影響はありませんか?
A: 適切に調合していれば大きな悪影響はないと考えられます。ただ、市販品には防錆剤など車に害を与えない添加剤が含まれているため、長期的にはそうした違いで差が出る可能性もあります。気になる場合は無理せず市販品を使いましょう。
まとめとおすすめの使い方
ウォッシャー液は自作することも可能であり、身近な材料で作れればいざというときの対処やちょっとした節約にもなります。しかしメリット・デメリットでも述べたように、コスト面の差は小さく、配合を誤るとトラブルにもつながりかねません。DIYに挑戦する際は本記事の手順や注意点を参考に、自己責任で正しく作業することが大切です。
日頃からウォッシャー液の残量をチェックし、早めに補充しておく習慣をつけましょう。自作に不安がある場合や、真冬の厳寒期など性能が心配な場合は、市販の専用品を使うのも賢明な選択です。目的や季節に合わせて上手にウォッシャー液を使い分け、クリアな視界で安全なドライブを楽しんでください。
日頃からウォッシャー液の残量をチェックし、早めに補充しておく習慣をつけましょう。自作に不安がある場合や、真冬の厳寒期など性能が心配な場合は、市販の専用品を使うのも賢明な選択です。目的や季節に合わせて上手にウォッシャー液を使い分け、クリアな視界で安全なドライブを楽しんでください。