採用車増加中!ヘッドランプウォッシャーの使い方

ヘッドランプウォッシャー

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最近の快適機能で各車がこぞって採用しているのがヘッドランプウォッシャー。その名前の通り、ヘッドランプを洗浄するための機構なのですが、はたしてどのような状況下で使えばいいのでしょうか。また、採用している車が増加している理由とは?

文・CarMe編集部
Chapter
ヘッドランプウォッシャーはどんな時に使うの?
欧州車にはほとんどついている
ヘッドランプウォッシャーの使い方

ヘッドランプウォッシャーはどんな時に使うの?

夜間やトンネルなど視界の遮られた状況での運転時に最も重要なのがヘッドランプの灯り。何らかの不具合で視界をクリアに保つことができなければ、それだけ危険がともないます。

例えば、雨天時に前に走る車が巻き上げた埃や泥などでヘッドランプが汚れてしまったり、積雪地帯でヘッドランプに雪が付着してしまったり…そんな時に威力を発揮してくれるのがヘッドランプウォッシャーです。

ヘッドランプウォッシャーはヘッドランプ下部に設置されています(一部車種例外あり)。作動させてみると、カバーが開いて中からウォッシャーノズルが姿を現し、ヘッドランプに向けて勢いよく洗浄液を吐出して汚れなどを洗い流してくれます。

かつてのメルセデス・ベンツ Eクラス(W124)やボルボ V70シリーズには、ヘッドランプウォッシャーだけでなくヘッドランプにワイパーがついていたモデルも存在していました。

欧州車にはほとんどついている

そんなヘッドランプウォッシャーですが、最近では欧州車を中心に採用する自動車メーカーが急増しています。その大きな理由がヘッドランプの進化によるもの。従来のハロゲン球からキセノンなどのHIDへと移行、さらに近年ではLEDへと移行しているのがその理由です。

ヨーロッパのように緯度の高い地域では、冬季の乗車時にヘッドランプに氷が張ったり走行時に雪が付着することが頻繁に起こります。ハロゲン球であれば、点灯するとヘッドランプ自体が熱を帯びるので除去することができたのですが、発熱量が極めて低いLEDヘッドランプでは、その効果は望めません。さらに雪道では前車が泥を巻き上げて走ることが多く、その泥がヘッドランプに付着することも起こります。

このような状況もあるためか、ヨーロッパではヘッドランプウォッシャーの装着を義務付けている場合さえあるのです。

このヘッドランプウォッシャーですが、最近では国産車でも積極的に導入するようになっており、普通の乗用車やSUV、ミニバンはもちろんのこと、軽自動車でも採用しているモデルが増えています。

日本では雪の降る地域以外ではあまり必要のない機能にも思えますが、高速走行時に付着する虫の死骸を洗い落とすこともできるので、長距離移動の多い方には便利な機能といえるでしょう。

ヘッドランプウォッシャーの使い方

では、ヘッドランプウォッシャーの使い方を確認しておきましょう。

ヘッドランプウォッシャーを使う場合は、専用スイッチがステアリング周囲に配置されているので(ライト点灯マークにウォッシャー液のアイコン)、ヘッドランプを点灯させ、スイッチを押せば作動します(フロントウィンドウウォッシャーとの連動もあり)。

実際にウォッシャー液を噴射させるとカバーが開いてノズルが伸び、予想以上の水圧で吐出され、走行時にも使用することも可能。ちなみにウォッシャー液はフロントウィンドウと共用でリザーバータンクも同じものが使われています。そのため、ヘッドランプウォッシャー装着車の場合は未装着車よりもタンク容量が大きくなっています。

ヘッドランプの進化にともなって注目を集めているヘッドランプウォッシャー。便利な機能ではありますが、洗浄液の吐出範囲がヘッドランプまわりだけでなくボンネットの一部まで飛び散ったり、液だれがバンパーについたまま痕になったりするので、注意しましょう。

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