『名探偵コナン』に登場する車たち|FD3SやR34から初代ビートルまで…
更新日:2024.09.09
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国民的推理アニメである名探偵コナン。登場人物や巧妙に描かれるトリックなど数多くの魅力がある作品ですが、登場するクルマ達もその魅力の一つ。この作品に出会ったことでクルマに興味を持ったというファンもいるのでは?ということで今回は名探偵コナンに登場するクルマ達をご紹介!あなたが恋した「あのクルマ」もあるかも?
文・西川 昇吾
文・西川 昇吾
マツダ RX-7(FD3S型) 搭乗者:佐藤 美和子/安室 透
最初に紹介するのは今でも根強いファンが多い3代目RX-7。「コナンに登場するクルマ」と聞いて真っ先に思い浮かべる方も多いのでは?近年は安室が白のRX-7に搭乗し、映画「ゼロの執行人」などで活躍するためそちらのイメージが強いかもしれませんが、先に愛車として搭乗しているのは佐藤美和子刑事。こちらのボディカラーは赤。
ボディカラー以外で異なるのは純正のエアロパーツ類。佐藤刑事の所有車は基本的に前期型の純正エアロパーツで固められているのに対し、安室透所有車は後期型の角度調整機能付きリアウィングが取り付けられているのが特徴です。しかしフロントバンパーは前期~中期型のものが取り付けられています。(テールランプはどちらも中期型以降の丸型が描かれている場合が多いです)
どちらのキャラクターも卓越したドライビングテクニックを誇りますが、特に映画「純黒の悪夢」でのカーチェイスは見物です。
ボディカラー以外で異なるのは純正のエアロパーツ類。佐藤刑事の所有車は基本的に前期型の純正エアロパーツで固められているのに対し、安室透所有車は後期型の角度調整機能付きリアウィングが取り付けられているのが特徴です。しかしフロントバンパーは前期~中期型のものが取り付けられています。(テールランプはどちらも中期型以降の丸型が描かれている場合が多いです)
どちらのキャラクターも卓越したドライビングテクニックを誇りますが、特に映画「純黒の悪夢」でのカーチェイスは見物です。
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日産 スカイライン(R34型) 搭乗者:高木 渉
佐藤美和子の恋人である彼の愛車はR34型スカイライン(4ドア)。最近では減ってしまいましたが、少し前まではこの代のスカイラインのパトカーが多かったのも記憶に新しいです。そのような点も彼が愛車に選んだ理由なのかもしれません。ちなみに高木刑事のスカイラインはフロントバンパーの形状からするに後期型になります。
「ロータリー対スカイライン」という図式は日本のモータースポーツシーンで数多く見られましたが、ロータリーエンジンを搭載したRX-7を愛車にする佐藤刑事の恋人の高木刑事の愛車がスカイラインというのは、原作者の何かしらの意図があったのかもしれませんね。劇中で派手な活躍を見せることはあまりありませんが、主要人物の愛車としての登場回数は割と多かったりします。
映画「漆黒の追跡者」では高速道路走行中に狙撃によりフロントタイヤをパンクさせられてしまいます。それでも姿勢を乱すことなく路肩に車を停止させる高木刑事。作中の他のカーチェイスシーンに比べれば地味ですが、実はこれ結構難しかったりします。
「ロータリー対スカイライン」という図式は日本のモータースポーツシーンで数多く見られましたが、ロータリーエンジンを搭載したRX-7を愛車にする佐藤刑事の恋人の高木刑事の愛車がスカイラインというのは、原作者の何かしらの意図があったのかもしれませんね。劇中で派手な活躍を見せることはあまりありませんが、主要人物の愛車としての登場回数は割と多かったりします。
映画「漆黒の追跡者」では高速道路走行中に狙撃によりフロントタイヤをパンクさせられてしまいます。それでも姿勢を乱すことなく路肩に車を停止させる高木刑事。作中の他のカーチェイスシーンに比べれば地味ですが、実はこれ結構難しかったりします。
スバル 360 搭乗者:沖矢 昴
住んでいたアパートが家事で全焼してしまい、空き家となっている工藤家に住んでいる工学部博士課程の大学院生。そんな彼が乗るのは、日本において「自家用車」を身近な存在にしたスバル360。
とある事情で本来の姿を隠している彼ですが…昔ならともかく現代の大学院生が乗る車種としてはいささか目立つでしょう。自動車メーカー「スバル」が誇るヒット商品である360。ファンの間ではこの車種設定は「昴」のキャラクター名にちなんだものと言われているようです。
とある事情で本来の姿を隠している彼ですが…昔ならともかく現代の大学院生が乗る車種としてはいささか目立つでしょう。自動車メーカー「スバル」が誇るヒット商品である360。ファンの間ではこの車種設定は「昴」のキャラクター名にちなんだものと言われているようです。
ポルシェ356 搭乗者:ジン
こちらもコナンファンにはお馴染みと言える車種。コナンの宿敵「黒の組織」の幹部であるジンの愛車。ドイツのスポーツカーメーカーポルシェが、初めて世に送り出したカタログモデルです。カーマニアにとってはそんなイメージはあまりないかもしれませんが、コナンファンにとって「黒のポルシェ356」は不気味な存在。作中でもそのように描かれるシーンが多くあります。
黒の組織が劇場版に初登場した「天国へのカウントダウン」ではその不気味な存在感が極まっています。「ポルシェ356なんて珍しいな」と356を見かけたという声に反応したコナン。ボディカラーを聞き黒と分かると血相を変えて356を追いかけようとします。
黒の組織が劇場版に初登場した「天国へのカウントダウン」ではその不気味な存在感が極まっています。「ポルシェ356なんて珍しいな」と356を見かけたという声に反応したコナン。ボディカラーを聞き黒と分かると血相を変えて356を追いかけようとします。
フォルクスワーゲンビートル(初代) 搭乗者:阿笠博士
名探偵コナンの作中でひょっとしたら最も登場回数が多い車かもしれないのが、阿笠博士の初代フォルクスワーゲンビートル。イエローのボディカラーが特徴で優しくて温厚な博士にピッタリのカラーです。アニメや劇場版を通して数多く見ることができます。
1941年から2003年までととても長い間生産されたビートルは世界最多の累計生産台数がギネス記録に認定されるほど。そんな長い間生産されたビートルですが、形は大きく変わることがなかったのです。その為作中でも博士のビートルが「さりげなく新車」になっていることもありました。
1941年から2003年までととても長い間生産されたビートルは世界最多の累計生産台数がギネス記録に認定されるほど。そんな長い間生産されたビートルですが、形は大きく変わることがなかったのです。その為作中でも博士のビートルが「さりげなく新車」になっていることもありました。
原作者:青山剛昌先生はクルマ好き?
いかがでしたか?ここで取り上げたのはほんの一部ですが、映画だけでなくアニメシリーズや原作マンガを見ると他にも魅力的なクルマ達が作品を盛り上げています。原作者の青山剛昌先生はご自身もマツダRX-7を所有しているクルマ好きらしく、なかなかマニアな車種が登場したりします。今後も新たに作中で魅力的な車種が登場するかもしれませんね。
西川 昇吾|にしかわ しょうご
1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」ことを目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。