RX-8やS-MX…1代限りで消えてしまった車8選
更新日:2024.09.09
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トヨタ「クラウン」は現行モデルで15代目、日産・スカイラインは13代目と、何十年も続くブランドネームがある一方、1世代限りでひっそりと消えてしまう車名も少なくないもの。
しかし、短命だったからといって必ずしも車のデキが悪かったわけではなく、惜しまれながらブランド終了を迎えた車種も……。
今回は、「1代限りで消えてしまった車たち」に焦点を当ててみました。
文・木谷 宗義
しかし、短命だったからといって必ずしも車のデキが悪かったわけではなく、惜しまれながらブランド終了を迎えた車種も……。
今回は、「1代限りで消えてしまった車たち」に焦点を当ててみました。
文・木谷 宗義
1.トヨタ ファンカーゴ
1999年、「ヴィッツ」のコンポーネントに背高ワゴンのボディを組み合わせてデビューした「ファンカーゴ」は、愛らしいスタイリングと広い室内空間でヒットしたモデル。
横開きのバックドアや床下格納式のリヤシートなど、使い勝手のよさも人気の理由でした。
兄弟車のヴィッツ、「プラッツ」とともに、「1999–2000 日本カー・オブ・ザ・イヤー」も受賞。
しかし、フルモデルチェンジされることはなく2005年、「ラクティス」に背高ワゴンのポジションを譲ります。
横開きのバックドアや床下格納式のリヤシートなど、使い勝手のよさも人気の理由でした。
兄弟車のヴィッツ、「プラッツ」とともに、「1999–2000 日本カー・オブ・ザ・イヤー」も受賞。
しかし、フルモデルチェンジされることはなく2005年、「ラクティス」に背高ワゴンのポジションを譲ります。
2.ダイハツ ソニカ
ダイハツ「ソニカ」は、ダウンサイジングが進む乗用車市場に一石を投じるべく投入された、セダンタイプの軽自動車。
「ロー&ロングフォルム」をテーマにしたスタイリングや、軽自動車を超える質感を特徴として2006年に発売されましたが、軽自動車市場はハイトワゴンが全盛の時代。
2003年にはタントもすでにデビューしており、大空間系ワゴンの中で苦戦を強いられた結果、わずか3年で生産終了となっています。
「ロー&ロングフォルム」をテーマにしたスタイリングや、軽自動車を超える質感を特徴として2006年に発売されましたが、軽自動車市場はハイトワゴンが全盛の時代。
2003年にはタントもすでにデビューしており、大空間系ワゴンの中で苦戦を強いられた結果、わずか3年で生産終了となっています。
3.日産 ティーダ
サニーやパルサーの実質的な後継モデルとして2004年に登場した日産「ティーダ」は、そのヨーロッパ的なスタイリングや「高級」が謳われたインテリアで、幅広い層から支持された車です。
幾度かのマイナーチェンジを行い人気は維持したものの、2012年に日本国内での販売を終了。同年に登場した2代目「ノート」に、その役割が集約されました。
ハッチバックの「ティーダ」の他、4ドアセダンの「ティーダ・ラティオ」もラインナップ。こちらはティーダの名が取れ「ラティオ」という独立したモデルになりました。
幾度かのマイナーチェンジを行い人気は維持したものの、2012年に日本国内での販売を終了。同年に登場した2代目「ノート」に、その役割が集約されました。
ハッチバックの「ティーダ」の他、4ドアセダンの「ティーダ・ラティオ」もラインナップ。こちらはティーダの名が取れ「ラティオ」という独立したモデルになりました。
4.ホンダ S-MX
初代「オデッセイ」からスタートとした「クリエイティブムーバー」シリーズのひとつとして、1996年に登場したのが「S-MX」。
ステップワゴンをベースにショートボディ化、エアロパーツ装着車をメインに据えるなど、若者に向けた新ジャンルのショートワゴンでした。当初は目論見通り若者の間でヒットしたものの、その勢いは徐々に下火に…。
ステップワゴンは2代目となるもS-MXはフルモデルチェンジされることなく、1代限りで終了となりました。
ステップワゴンをベースにショートボディ化、エアロパーツ装着車をメインに据えるなど、若者に向けた新ジャンルのショートワゴンでした。当初は目論見通り若者の間でヒットしたものの、その勢いは徐々に下火に…。
ステップワゴンは2代目となるもS-MXはフルモデルチェンジされることなく、1代限りで終了となりました。
5.三菱 パジェロイオ
1998年に登場した「パジェロイオ」は、それまでの「パジェロジュニア」の後継モデルとして登場した、コンパクトなSUV。
パジェロと軽自動車のパジェロミニの中間的なサイズを受け持つ車です。
パジェロと同様、3ドアと5ドアをラインナップし、トヨタ「RAV4」などとともにコンパクトSUV市場を盛り上げましたが、市場は徐々にミニバンとコンパクトカーの時代へ。
パジェロミニは2017年まで生産が続けられたものの、パジェロイオは2007年にその役目を終え、生産終了となりました。
パジェロと軽自動車のパジェロミニの中間的なサイズを受け持つ車です。
パジェロと同様、3ドアと5ドアをラインナップし、トヨタ「RAV4」などとともにコンパクトSUV市場を盛り上げましたが、市場は徐々にミニバンとコンパクトカーの時代へ。
パジェロミニは2017年まで生産が続けられたものの、パジェロイオは2007年にその役目を終え、生産終了となりました。
6.スバル エクシーガ
2008年に登場した「エクシーガ」は、「レガシィ」のプラットフォームをベースとした3列シート7人乗りワゴン。
オペルからのOEMモデルであった「トラヴィック」の販売終了後、満を持して投入された純スバル製ミニバンでした。
レガシィなどと同様にターボモデルやSTIチューンの特別仕様車もラインナップし、走りの良さも訴求。
2015年にはSUVテイストを強め「エクシーガ クロスオーバー7」として再スタートを図りますが、2018年にモデルライフを終了しました。
オペルからのOEMモデルであった「トラヴィック」の販売終了後、満を持して投入された純スバル製ミニバンでした。
レガシィなどと同様にターボモデルやSTIチューンの特別仕様車もラインナップし、走りの良さも訴求。
2015年にはSUVテイストを強め「エクシーガ クロスオーバー7」として再スタートを図りますが、2018年にモデルライフを終了しました。
7.スズキ エリオ
「ミニバンの居住性、ステーションワゴンの使い勝手、セダンの経済性と走行性能を融合させた新世代の乗用車」を掲げられた「エリオ」が登場したのは、2001年1月。
同年11月には独立したトランクを持つ「エリオ セダン」も発売され、ラインナップを完成させますが、ヒットには至らず。
2006年にフィアットと共同開発した「SX4」が発売されると、1世代限りでブランド終了となりました。
同年11月には独立したトランクを持つ「エリオ セダン」も発売され、ラインナップを完成させますが、ヒットには至らず。
2006年にフィアットと共同開発した「SX4」が発売されると、1世代限りでブランド終了となりました。
8.マツダ RX-8
「RX-8」は「RX-7」の生産が終了した翌年、2003年に発売されたロータリーエンジン搭載のスポーツカー。
新開発の自然吸気「RENESIS」ロータリーエンジンや、観音開きタイプの「フリースタイルドア」が採用され後席の居住性も考慮されたボディが、それまでのRX-7との大きな違い。
しかし、2012年に「ロータリーエンジンの開発は継続する」としながらも、RX-8が生産終了に。
2015年の東京モーターショーでコンセプトカー「RX-VISION」を発表するなど、後継モデルの登場も噂されますが真実のほどは?
新開発の自然吸気「RENESIS」ロータリーエンジンや、観音開きタイプの「フリースタイルドア」が採用され後席の居住性も考慮されたボディが、それまでのRX-7との大きな違い。
しかし、2012年に「ロータリーエンジンの開発は継続する」としながらも、RX-8が生産終了に。
2015年の東京モーターショーでコンセプトカー「RX-VISION」を発表するなど、後継モデルの登場も噂されますが真実のほどは?
【動画】土屋圭市と五味やすたかがRX-7とRX-8でマツダのロータリーエンジンを80分フル堪能!五味さん、強化クラッチに悪戦苦闘?!CARPRIMEヴィンテージタイムス【頭文字Dの高橋啓介RX-7 】
今回は、国内メーカー各社から1モデルずつをピックアップしてみました。
ヒットした車もそうでない車もありますが、どちらも車そのものの出来不出来ではなく、時代の流れがその運命を決めたような気がしてなりませんね。
ヒットした車もそうでない車もありますが、どちらも車そのものの出来不出来ではなく、時代の流れがその運命を決めたような気がしてなりませんね。