1代限りで販売終了となったスバルの名車5選
更新日:2024.09.09
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"一度乗ったらやめられない"と一部ファンにこよなく愛されるスバル車。そんな車を開発するスバルが、過去に生産していて1代限りで販売終了になってしまった車を5台紹介します。いったいどのような車があるのでしょうか。
①パーソナル軽クーペ「R1」
「R1」は、5ドアハッチバックとしてデビューしたR2に遅れること2年後の2005年に発売された軽自動車です。
ボディタイプは、3ドアのハッチバッククーペで、車体サイズは全長3,285mm×全幅1,475mm×全高1,510mmで非常にコンパクト。R2と比較して、全長110mm、ホイールベースで160mm短いボディの乗車定員は4名。ですが、実質的には2+2といったほうがしっくりくるレイアウトでした。
当初、エンジンはNAの660cc 直列4気筒のみでしたが、2005年11月はスーパーチャージャー付きを追加。駆動方式は、FFと4WDが用意されていました。
特徴的なデザインは、発売年にグッドデザイン賞を受賞しています。
ボディタイプは、3ドアのハッチバッククーペで、車体サイズは全長3,285mm×全幅1,475mm×全高1,510mmで非常にコンパクト。R2と比較して、全長110mm、ホイールベースで160mm短いボディの乗車定員は4名。ですが、実質的には2+2といったほうがしっくりくるレイアウトでした。
当初、エンジンはNAの660cc 直列4気筒のみでしたが、2005年11月はスーパーチャージャー付きを追加。駆動方式は、FFと4WDが用意されていました。
特徴的なデザインは、発売年にグッドデザイン賞を受賞しています。
②7人乗りミニバンとして誕生した「エクシーガ」
2008年に販売が開始された7人乗りミニバンが「エクシーガ」です。エンジンや駆動方式は、スバルの王道でもある水平対向AWD。3代目インプレッサや2代目フォレスターと同じ、SIシャシーコンセプトによって生産されています。
デビュー直後のエンジンラインナップは、NAの2.0L水平対向4気筒と2.0Lターボの2種類でしたが、翌年には2.5LのEJ25型 水平対向4気筒SOHCを追加し、3種類になりました。なお2.5Lエンジンは、2012年のマイナーチェンジで、同じ2.5Lながら、DOHCとなったFB25型 水平対向4気筒にスイッチされています。
2015年になるとエクシーガは、ミニバンからクロスオーバーSUVにコンセプトを変更。それ以降「エクシーガ クロスオーバー7」と名乗ります。しかし基本シャシーやエンジンなどに変更はなく、実質、エクシーガの系譜にあるモデルでした。
エクシーガ クロスオーバー7は、2018年3月に販売終了。エクシーガとしては、1世代でラインナップから消滅することになりました。
デビュー直後のエンジンラインナップは、NAの2.0L水平対向4気筒と2.0Lターボの2種類でしたが、翌年には2.5LのEJ25型 水平対向4気筒SOHCを追加し、3種類になりました。なお2.5Lエンジンは、2012年のマイナーチェンジで、同じ2.5Lながら、DOHCとなったFB25型 水平対向4気筒にスイッチされています。
2015年になるとエクシーガは、ミニバンからクロスオーバーSUVにコンセプトを変更。それ以降「エクシーガ クロスオーバー7」と名乗ります。しかし基本シャシーやエンジンなどに変更はなく、実質、エクシーガの系譜にあるモデルでした。
エクシーガ クロスオーバー7は、2018年3月に販売終了。エクシーガとしては、1世代でラインナップから消滅することになりました。
③特徴的なウェッジシェイプが現在でも美しい「アルシオーネ」
2ドアクーペの乗用車で1985年に発売された「アルシオーネ」。リトラクタブルライトにウェッジシェイプという特徴的なスタリングを手がけたのは、スバル社員の故碇穹一氏です。
エンジンは、当初、1.8Lの水平対向4気筒のみでしたが、販売不振を脱するため、1987年に2.7Lの水平対向6気筒が追加されました。この2.7Lエンジンを積んだVXおよび1.8LのVRターボには、オートセルフ・レベリングつきエアサスペンションE-PS(エレクトロ・ニューマティック・サスペンション)が装備されたこともトピックです。
ハリウッド映画『ビック』に登場させるなど、アメリカでのプロモーションを大々的に行ったアルシオーネでしたが、売れ行きは期待していたほど伸びず、1991年にはジウジアーロがデザインを手がけたアルシオーネSVXにその座を譲りました。
エンジンは、当初、1.8Lの水平対向4気筒のみでしたが、販売不振を脱するため、1987年に2.7Lの水平対向6気筒が追加されました。この2.7Lエンジンを積んだVXおよび1.8LのVRターボには、オートセルフ・レベリングつきエアサスペンションE-PS(エレクトロ・ニューマティック・サスペンション)が装備されたこともトピックです。
ハリウッド映画『ビック』に登場させるなど、アメリカでのプロモーションを大々的に行ったアルシオーネでしたが、売れ行きは期待していたほど伸びず、1991年にはジウジアーロがデザインを手がけたアルシオーネSVXにその座を譲りました。
④待ってろポルシェ「アルシオーネ SVX」
フロントに、3.3Lの水平対向6気筒エンジンを搭載したフラッグシップクーペが「アルシオーネSVX」です。
1991年の発売で、キャノピーのようなコクピットを持つボディのデザインは、イタルデザインのジョルジェット・ジウジアーロ。駆動方式にVTD-4WD(不等&可変トルク配分電子制御4WD)の駆動方式と、電子制御付き4WSなど、当時、最新の技術が投入されていました。
デビュー前、水平対向の6気筒エンジンに4WDの組み合わせは、ポルシェ911の4WDモデルをちょうど前後逆にしたイメージもあり、多くの自動車ファンが登場を心待ちにしてたのですが、ミッションは4ATのみ、エンジンの最高出力も240psと平凡な数値で、期待はずれに終わりました。
ちなみに、国内ではアルシオーネの後継として発売された「アルシオーネSVX」ですが、海外では単に「SVX」で、アルシオーネとは別の車種として販売されていました。
1991年の発売で、キャノピーのようなコクピットを持つボディのデザインは、イタルデザインのジョルジェット・ジウジアーロ。駆動方式にVTD-4WD(不等&可変トルク配分電子制御4WD)の駆動方式と、電子制御付き4WSなど、当時、最新の技術が投入されていました。
デビュー前、水平対向の6気筒エンジンに4WDの組み合わせは、ポルシェ911の4WDモデルをちょうど前後逆にしたイメージもあり、多くの自動車ファンが登場を心待ちにしてたのですが、ミッションは4ATのみ、エンジンの最高出力も240psと平凡な数値で、期待はずれに終わりました。
ちなみに、国内ではアルシオーネの後継として発売された「アルシオーネSVX」ですが、海外では単に「SVX」で、アルシオーネとは別の車種として販売されていました。
⑤モータースポーツで活躍した軽「ヴィヴィオ」
スバリストたちが愛してやまない軽自動車といえば「ヴィヴィオ」です。1992年にレックスの後継モデルとして発売されました。
四輪独立懸架のストラット式サスペンションや、上級グレードに搭載されたEN07型 660cc 直4 SOHC スーパーチャージャーエンジンなど、クルマ本来の性能にこだわって設計されています。なかでも、スバルのモータースポーツベースグレードに共通の名前を持つRX-RAは、フルタイム4WDとされ、ラリーやジムカーナなどで活躍しました。
数々のマイナーチェンジやグレード追加などを繰り返しながら、生産が続けられていましたが、軽自動車のトレンドがトールワゴンに移行したため、1998年に生産終了となりました。
四輪独立懸架のストラット式サスペンションや、上級グレードに搭載されたEN07型 660cc 直4 SOHC スーパーチャージャーエンジンなど、クルマ本来の性能にこだわって設計されています。なかでも、スバルのモータースポーツベースグレードに共通の名前を持つRX-RAは、フルタイム4WDとされ、ラリーやジムカーナなどで活躍しました。
数々のマイナーチェンジやグレード追加などを繰り返しながら、生産が続けられていましたが、軽自動車のトレンドがトールワゴンに移行したため、1998年に生産終了となりました。
普通車に負けない強い印象を残した軽自動車がある一方で、スタイリングとコンセプトでは欧米のメーカーにも引けを取らないフラッグシップを生産するなど、振り幅の大きいスバル。
エンジニアのこだわりが垣間見れるクルマ作りが、"スバリスト"というファンを生んでいる理由なのかもしれませんね。
エンジニアのこだわりが垣間見れるクルマ作りが、"スバリスト"というファンを生んでいる理由なのかもしれませんね。