ルームミラー部のガラスにある黒いドット。何のためについているの?

フロントウインドウの、ルームミラー周辺に黒いドットが施されていることがあるのに気付いているでしょうか?一見、何の役に立っているのかわかりづらい処理で、ドレスアップ効果を狙っているように思えるかもしれませんが、はたして何が目的なのでしょうか。

文・山本晋也

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ルームミラーを見やすくする日よけ効果

ルームミラーを見やすくする日よけ効果

ルームミラー バックミラー

この黒いドットはルームミラーに目をやったときに隙間からの太陽光で幻惑されないための工夫です。サンバイザーを使うような位置に太陽がある状況で、ルームミラーの隙間から太陽光がさしてくることがあります。それを防ぐのが、この黒いドットの役割です。

その名称は「センターバイザー」と呼ばれています。なかなか気にすることはありませんが、知らぬ間に役に立っている機能部品です。古いクルマでは、黒いドットではなく、サンバイザーの小型版のようなパーツをルームミラー上部につけていることもありました。かなり昔から、ルームミラーの上部からの太陽光に対応する機能にニーズはあったのです。

なお、最近ではAEB(衝突被害軽減ブレーキ)やADAS(先進運転支援システム)の普及により、センターバイザー部分にステレオカメラや赤外線レーザーなど多くのセンサーがつけられるようになり、そもそもルームミラーの周辺に隙間がなくなっています。ドライブレコーダーの普及もあって、ルームミラー周辺はかなり混雑してきました。

将来的にはセンターバイザーは珍しい存在になってしまうかもしれません。