鉄仮面や水中メガネなど…クルマの面白い愛称5選

鉄仮面:日産 スカイライン(6代目)

クルマはカローラやノートといった正式な名称があります。しかし人気の高いクルマはAE86やR32のように車両の型式で呼ばれることも多いです。今回紹介する5台は正式な名称や型式ではなく、まったくクルマに関係のない“愛称”で呼ばれるクルマとその由来を紹介します。

文・萩原文博

Chapter
鉄仮面:日産 スカイライン(6代目)
ブルドッグ:ホンダ シティターボⅡ(初代)
ダルマ:トヨタ セリカ(初代)
水中メガネ:ホンダ Z(初代)
てんとう虫:スバル 360

鉄仮面:日産 スカイライン(6代目)

昭和40年代生まれの筆者が、クルマの愛称で真っ先に思いつくのが6代目日産 スカイライン後期型の“鉄仮面”です。過去に所有したこともあります。

1981年〜85年に販売された6代目スカイラインは俳優そしてレーシングドライバーのポール・ニューマンをTV-CFに起用したことで、当初ニューマンスカイラインと呼ばれていました。

そのラインアップの中にRSと呼ばれるスポーティモデルを設定。前期型は西部警察の特装車として活躍しました。1983年のマイナーチェンジで後期型となり、内外装が変更されスポーティモデルのRSは薄型のヘッドランプ、グリルレスのフロントマスクとなり、「鉄仮面」と呼ばれました。

このRSをベースとしたレーシングカーで日産はワークスによるレース活動に復帰します。ハイパフォーマンスながら、GT-Rと名乗れなかったモデルとして現在でも人気が高いモデルです。

ブルドッグ:ホンダ シティターボⅡ(初代)

全高1,470mmというトールボーイスタイルと呼ばれたボディ形状によって、コンパクトカーながら、広い室内空間を実現したのが、1981年に登場したホンダ シティです。

当時この革新的なパッケージにより、大ヒット。その後シティはオープンカーのカブリオレやハイルーフ仕様のマンハッタンルーフを追加します。そして1982年に過給器のターボを装着したスポーティモデル、シティターボを追加。さらに、1983年10月にはシティターボにインタークーラーを装着し、戦闘力をアップしたシティターボⅡが登場します。

このシティターボⅡの愛称がブルドッグです。丸目の愛嬌あるフロントマスクが由来かと思いますが、当時のシティターボⅡのTV-CFにメタル製のプロテクターを装着したブルドッグが登場しており、このCMキャラクターが愛称の由来と言えます。

現在の軽自動車と変わらない全長3,420mmのボディに最高出力110psを発生するパワフルな1.2Lエンジンを搭載。その走行性能の高さにより、ワンメイクレースも行われました。もしかすると、タイプRのルーツかもしれませんね。

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