軽自動車で車高が高いとどんなメリットがあるの?
更新日:2024.09.09
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一見、同じようにみえる軽乗用車ですが、なかにはベーシックな2BOX、走りと広さのバランスが良いハイトワゴン、車高1,700mm以上のスーパーハイトワゴン、4人乗っても荷物スペースにゆとりがあるワンボックスなど、いくつかの分類があるのをご存知でしょうか?そんな軽自動車のなかでも、最近人気の「車高が高い軽自動車」に注目し、その特徴やメリットについてご紹介していこうと思います。
文・吉川賢一
文・吉川賢一
なんといっても室内空間の広さ
現在の軽自動車の規格は、長さ3,400mm以下、幅1,480mm以下、高さ2,000mm以下の3輪および4輪自動車で、排気量は660cc以下と、かなり縦長のボディになっています。
この限られた大きさのなかで、各メーカーは安全性と機能を確保しながら、室内空間を広げるために、日々開発に取り組んできました。
車高の高い軽自動車がなかった時代は、身長の高い人にとっては、軽自動車の室内は窮屈なものでした。そこで、ハイトワゴンと呼ばれるスタイルが産み出されることになります。ただし、ハイトワゴンは車重の増加や、重心位置が高まることによって、走りがスポイルされる部分がありました。
しかし、近年、各メーカーは、基本シャシーの性能アップや低床化、足回りやエンジンのブラッシュアップなどを行い、ハイトワゴンよりも背の高いスーパーハイトワゴンの商品化に成功します。
こうして生まれたスーパーハイトワゴンは、乗員の頭上空間の余裕に加え、自転車やベビーカーなどのかさのある荷物をそのまま積むことができるなど、子育て中のファミリーにも嬉しいクルマとなりました。
この限られた大きさのなかで、各メーカーは安全性と機能を確保しながら、室内空間を広げるために、日々開発に取り組んできました。
車高の高い軽自動車がなかった時代は、身長の高い人にとっては、軽自動車の室内は窮屈なものでした。そこで、ハイトワゴンと呼ばれるスタイルが産み出されることになります。ただし、ハイトワゴンは車重の増加や、重心位置が高まることによって、走りがスポイルされる部分がありました。
しかし、近年、各メーカーは、基本シャシーの性能アップや低床化、足回りやエンジンのブラッシュアップなどを行い、ハイトワゴンよりも背の高いスーパーハイトワゴンの商品化に成功します。
こうして生まれたスーパーハイトワゴンは、乗員の頭上空間の余裕に加え、自転車やベビーカーなどのかさのある荷物をそのまま積むことができるなど、子育て中のファミリーにも嬉しいクルマとなりました。
視界の良さと乗り降りのしやすさ
スーパーハイトワゴンは、車高が高いことで「視界がスッキリしていて見通しが良い」というメリットがあります。さらにスクエアなボディであれば、車内からでも四隅を把握しやすいので、運転が不慣れなドライバーにとっても優しいクルマになっています。
またシートの座面が、乗り降りしやすい高さになっていることもポイントです。
またシートの座面が、乗り降りしやすい高さになっていることもポイントです。
いま注目の軽スーパーハイトワゴンは?
室内高がある軽スーパーハイトワゴンのおすすめを紹介します。クルマの全高も大切ですが、室内高に着目すると、クルマの広さを判断するのにとても役立ちます。
ホンダ N-BOX 全高1,780mm/室内高1,400mm
スズキ スペーシア 全高1,785mm/室内高1,410mm
ダイハツ ウェイク 全高1,835mm/室内高1,455mm
日産 デイズルークス(三菱 ekスペース) 全高1,775mm/室内高1,400mm
車高の高い軽自動車にはメリットがたくさんありますが、一方で車体重量が重くなるため燃費が悪くなってしまうことや、背が高いことで横風に弱く安定性にかけること、価格が高いことなど、ネガティブなポイントもあります。購入を検討される方は、こうした点も考慮したうえで決めることをお勧めします。
ホンダ N-BOX 全高1,780mm/室内高1,400mm
スズキ スペーシア 全高1,785mm/室内高1,410mm
ダイハツ ウェイク 全高1,835mm/室内高1,455mm
日産 デイズルークス(三菱 ekスペース) 全高1,775mm/室内高1,400mm
車高の高い軽自動車にはメリットがたくさんありますが、一方で車体重量が重くなるため燃費が悪くなってしまうことや、背が高いことで横風に弱く安定性にかけること、価格が高いことなど、ネガティブなポイントもあります。購入を検討される方は、こうした点も考慮したうえで決めることをお勧めします。
吉川賢一
モーターエンジニア兼YouTubeクリエイター。11年間、日産自動車にて操縦安定性-乗心地の性能技術開発を担当。次世代車の先行開発を経て、スカイラインやフーガ等のFR高級車開発に従事。その後、クルマの持つ「本音と建前」を情報発信していきたいと考え、2016年10月に日産自動車を退職。ライター兼YouTube動画作成をしながら、モータージャーナリストへのキャリア形成を目指している。