パトカーを後方から追い越していいの?
更新日:2024.09.09
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高速道路や自動車専用道路など複数の車線がある道路で「前方を走行するパトカーに追いついてしまい、追い越していいのか迷った」なんてことはありませんか? パトカーが走っていると、後ろに隊列ができるほど、多くのドライバーは追い越し(追い抜き)を躊躇してしまいます。しかし、違反をしていなければ捕まることはありません。ここでは、パトカーを追い越す際の注意点について紹介していきます。
文・赤井福
文・赤井福
パトカーの追い越しは違反ではない
当たり前ですが、一般道を走行しているパトカーも高速道路を走行している覆面パトカーも、追い越すだけで「違反」になることはありません。
パトカーは、基本的に前方を走っているクルマを取り締まりの対象にしています。そのため、パトカーを追い越した後、目につく行動をすると、取り締まりの対象となるかもしれません。交通ルールをきっちり守って、パトカーをパスしましょう。
パトカーは、基本的に前方を走っているクルマを取り締まりの対象にしています。そのため、パトカーを追い越した後、目につく行動をすると、取り締まりの対象となるかもしれません。交通ルールをきっちり守って、パトカーをパスしましょう。
パトカーを追い越すときの注意点
パトカーを追い越して検挙される理由で多いものは、「速度超過」「進路変更禁止違反」「車間距離不保持」です。
「速度超過」
法規上は、1km/hでもオーバーすれば違反です。とはいえ1キロオーバーで捕まることは、まずありえません。
なぜなら、クルマのスピードメーターには、表示速度と実際の速度との誤差が認められており、通常は実走行の速度よりも高い数字がメーターに表示されます。つまり、メーター読みで100km/hのとき、実際の速度は100km/hに到達していません。
この誤差の部分を考えて、警察も取り締まりをするので、100km/h制限の道路であれば、100キロ+数キロであれば、取り締まりを受けることがないのです。目安は、制限速度に対して、1割程度の超過です。(※制限速度を守らなくていいという訳ではありません。)
なぜなら、クルマのスピードメーターには、表示速度と実際の速度との誤差が認められており、通常は実走行の速度よりも高い数字がメーターに表示されます。つまり、メーター読みで100km/hのとき、実際の速度は100km/hに到達していません。
この誤差の部分を考えて、警察も取り締まりをするので、100km/h制限の道路であれば、100キロ+数キロであれば、取り締まりを受けることがないのです。目安は、制限速度に対して、1割程度の超過です。(※制限速度を守らなくていいという訳ではありません。)
「進路変更禁止違反」
ウィンカーを出すタイミングと車線変更のタイミングが不適切だと、取り締まり対象となります。車線変更時には、まずウィンカーを出し、周囲のクルマに進路変更をする意志を知らせてから、車線変更を行う必要があります。突然、車線変更をすると、違反になります。
道路交通法には、”後方から進行してくる車両等の速度又は方向を急に変更させることとなるおそれがあるときは、進路を変更してはならない”と定められています。
パトカーの後ろで、ウィンカーも出さずに、もしくはウィンカーを出すのと同時に車線変更すると、取り締まりの対象となるので注意が必要です。
道路交通法には、”後方から進行してくる車両等の速度又は方向を急に変更させることとなるおそれがあるときは、進路を変更してはならない”と定められています。
パトカーの後ろで、ウィンカーも出さずに、もしくはウィンカーを出すのと同時に車線変更すると、取り締まりの対象となるので注意が必要です。
「車間距離不保持」
最近も、あおり運転に関するのニュースがメディアを賑わしており、警察もかなり敏感になっています。「車間距離不保持」は、もっとも注意しければならない項目です。
パトカーの追い越し方
パトカーを追い越す際には、まず走行車線でパトカーの後ろを十分な車間を保って走行します。次にウィンカーを点けて、3秒数えてから追い越し車線へ入りましょう。このとき、追い越し車線の交通を乱してはいけません。
追い越し車線は、走行し続けると違反になります。パトカーを追い越したら、すみやかに走行車線に戻りましょう。追い越しで、追い越し車線を走行しても良い距離は、およそ2kmです。
追い越し車線は、走行し続けると違反になります。パトカーを追い越したら、すみやかに走行車線に戻りましょう。追い越しで、追い越し車線を走行しても良い距離は、およそ2kmです。
パトカーを見るとドキッとしてしまいますが、なにも違反をしていなければ怖くはありません。違反切符を切られやすい項目をケアしながら、パトカーをスマートに追い越しましょう。
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文・赤井福
大学卒業後、金融業に従事。その後、6年間レクサスの営業マンとして自動車販売の現場に従事する。若者のクルマ離れを危惧し、ライターとしてクルマの楽しさを伝え、ネット上での情報発信を行っている。
文・赤井福
大学卒業後、金融業に従事。その後、6年間レクサスの営業マンとして自動車販売の現場に従事する。若者のクルマ離れを危惧し、ライターとしてクルマの楽しさを伝え、ネット上での情報発信を行っている。