新型マツダ3が誕生!日本での名称「アクセラ」は今後なくなる?マツダ全モデル海外名称に統一か!?
更新日:2022.12.26
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2018年11月26日に開幕したアメリカのロサンゼルスオートショーにて、マツダは新型となる「マツダ3」を発表しました。
文・鈴木 ケンイチ
文・鈴木 ケンイチ
日本での名称「アクセラ」は今後なくなる!?
「マツダ3」と言えば、日本では「アクセラ」の名称で販売されるモデル。そのルーツは、1963年に誕生した「ファミリア」にあり、今も世界販売の4分の1を占めるほどの、マツダの大黒柱のひとつです。
ところが、マツダから発表されたリリースを見ると、どこにも日本での名称である「アクセラ」という表示がありません。ちなみに世界市場でのマツダ車の名称はすでに英数字に統一されており、「アクセラ」は日本だけの呼び名となっています。
ちなみに「デミオ」は海外では「マツダ2」であり、「アテンザ」は「マツダ6」、「ロードスター」は「MX-5」と呼ばれます。
すでに日本だけとなっている「アクセラ」という名称を、もしかすると、この新型モデルからは使われなくなるのか? そんな疑問が浮かびます。
そこで、マツダの広報にたずねてみれば、その答えは「適切な時期に正式に発表します」というもの。否定も肯定もしない、玉虫色の答えだったのです。これには驚きました。アクセラの名称を継続使用するのが決まっていれば、即断で「そんなことはありません」と答えられるはず。
つまりは、「アクセラ」の名称を使用しない可能性が非常に高いということでしょう。
ところが、マツダから発表されたリリースを見ると、どこにも日本での名称である「アクセラ」という表示がありません。ちなみに世界市場でのマツダ車の名称はすでに英数字に統一されており、「アクセラ」は日本だけの呼び名となっています。
ちなみに「デミオ」は海外では「マツダ2」であり、「アテンザ」は「マツダ6」、「ロードスター」は「MX-5」と呼ばれます。
すでに日本だけとなっている「アクセラ」という名称を、もしかすると、この新型モデルからは使われなくなるのか? そんな疑問が浮かびます。
そこで、マツダの広報にたずねてみれば、その答えは「適切な時期に正式に発表します」というもの。否定も肯定もしない、玉虫色の答えだったのです。これには驚きました。アクセラの名称を継続使用するのが決まっていれば、即断で「そんなことはありません」と答えられるはず。
つまりは、「アクセラ」の名称を使用しない可能性が非常に高いということでしょう。
今後は海外名称に統一?
しかし、一方では、この決断を理解できる自分もいました。なぜなら、今回の新型「マツダ3」は、マツダにとってちょうど節目となる存在だからです。
なぜ節目なのか?それは、現在のマツダのクルマ作りに理由があります。マツダは世界にある自動車メーカーの中では、中小規模という存在です。世界シェアは2%程度しかありません。日本は別として、世界では「マツダ」という名前さえ知らない人が多いのです。
そこでマツダは、ラインナップのデザイン・コンセプトを「魂動デザイン」と呼ぶものに統一しました。こうすれば、どのモデルを見ても、誰もがすぐにマツダ車であることがわかるようになります。
コストを抑えて良いモノを作るために、骨格となるプラットフォームや技術もなるべく同じものを使いまわすようにしました。こちらは「スカイアクティブ・テクノロジー」と呼びます。
そうした方策を2012年登場の「CX-5」から強く推し進め、世界中で高い評価を得ることに成功します。マツダ内では、2012年からの投入したモデルをまとめて、第6世代商品群と呼んでいます。
なぜ節目なのか?それは、現在のマツダのクルマ作りに理由があります。マツダは世界にある自動車メーカーの中では、中小規模という存在です。世界シェアは2%程度しかありません。日本は別として、世界では「マツダ」という名前さえ知らない人が多いのです。
そこでマツダは、ラインナップのデザイン・コンセプトを「魂動デザイン」と呼ぶものに統一しました。こうすれば、どのモデルを見ても、誰もがすぐにマツダ車であることがわかるようになります。
コストを抑えて良いモノを作るために、骨格となるプラットフォームや技術もなるべく同じものを使いまわすようにしました。こちらは「スカイアクティブ・テクノロジー」と呼びます。
そうした方策を2012年登場の「CX-5」から強く推し進め、世界中で高い評価を得ることに成功します。マツダ内では、2012年からの投入したモデルをまとめて、第6世代商品群と呼んでいます。
ところが、今回発表した新型「マツダ3」は、第6世代商品群の先にある、まったく新しい技術とデザインから生まれました。言ってしまえば、次なる第7世代商品群の先頭バッターです。
デザイン・コンセプトは、進化したフェーズ2になり、プラットフォームも刷新。マツダコネクトも完全に新しいものになります。エンジンには、夢の次世代技術と呼ばれた圧縮着火方式(SPCC:スパーク・コントロール・コンプレッション・イグニッション)を実用化したスカイアクティブXが用意されています。
そして、今後、マツダから登場する新型モデルたちは、みな「マツダ3」と同じデザイン・コンセプトと技術が採用されるのです。販売する商品群の名称を一新するには、これ以上ない良いタイミングと言えるでしょう。
順番は、定かではありませんが、「デミオ」も「アテンザ」も「ロードスター」も海外と同じ名称になる可能性が大きいということです。
デザイン・コンセプトは、進化したフェーズ2になり、プラットフォームも刷新。マツダコネクトも完全に新しいものになります。エンジンには、夢の次世代技術と呼ばれた圧縮着火方式(SPCC:スパーク・コントロール・コンプレッション・イグニッション)を実用化したスカイアクティブXが用意されています。
そして、今後、マツダから登場する新型モデルたちは、みな「マツダ3」と同じデザイン・コンセプトと技術が採用されるのです。販売する商品群の名称を一新するには、これ以上ない良いタイミングと言えるでしょう。
順番は、定かではありませんが、「デミオ」も「アテンザ」も「ロードスター」も海外と同じ名称になる可能性が大きいということです。
新型マツダ3の発売日・価格は?
では、その発売はいつになるのか? アナウンスによると、新型「マツダ3」の正式発売は北米からで、その時期は2019年初頭。その他の地域は順次ということになっています。
その場合、たくさん売れている地域からの販売となれば、北米、アセアン、中国、欧州で、最後が日本という残念な順番になります。逆に、本拠地である日本にも、なるべく早くというスタンスであれば春ぐらいには実現できるのではないでしょうか。
どちらにせよ、日本に対して2020年以降の発売というのは、いくらなんでも悲しすぎです。せめて2019年内に実現してほしいものです。
そして最後に気になるのが価格です。現在のところ日本での「アクセラ」の価格は、1.5L ガソリンエンジン搭載車で180万円前後から、ディーゼルで230万円前後から、ハイブリッドで250万円前後から。
新型「マツダ3」は、1.5L/2L/2.5Lのガソリンエンジンと1.8Lのディーゼル、スカイアクティブXという5種類のエンジンが発売される予定です。
新型「マツダ3」の実車を見ると、質感が驚くほど上がっているので、価格も据え置きは難しいのではないでしょうか。となれば、予想としては、ガソリン・エンジン車で200万円前後から、ディーゼルで250万円前後から、スカイアクティブXは、さらに高くて280万円前後からになるのでは。
安いにこしたことはありませんが、実車を見ると仕方ないなあと思うはず。とにかく実車が日本に届くのを楽しみに待ちましょう。
その場合、たくさん売れている地域からの販売となれば、北米、アセアン、中国、欧州で、最後が日本という残念な順番になります。逆に、本拠地である日本にも、なるべく早くというスタンスであれば春ぐらいには実現できるのではないでしょうか。
どちらにせよ、日本に対して2020年以降の発売というのは、いくらなんでも悲しすぎです。せめて2019年内に実現してほしいものです。
そして最後に気になるのが価格です。現在のところ日本での「アクセラ」の価格は、1.5L ガソリンエンジン搭載車で180万円前後から、ディーゼルで230万円前後から、ハイブリッドで250万円前後から。
新型「マツダ3」は、1.5L/2L/2.5Lのガソリンエンジンと1.8Lのディーゼル、スカイアクティブXという5種類のエンジンが発売される予定です。
新型「マツダ3」の実車を見ると、質感が驚くほど上がっているので、価格も据え置きは難しいのではないでしょうか。となれば、予想としては、ガソリン・エンジン車で200万円前後から、ディーゼルで250万円前後から、スカイアクティブXは、さらに高くて280万円前後からになるのでは。
安いにこしたことはありませんが、実車を見ると仕方ないなあと思うはず。とにかく実車が日本に届くのを楽しみに待ちましょう。