車に使うガソリンの種類の見分け方を解説|これでレンタカーや社用車の利用で困らない!
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
「燃料の入れ間違い」でJAFに救援依頼をした件数が、2015年12月だけで269件あったというニュースがありました。燃料の入れ間違いはエンジン故障につながりかねないため、正しい給油をする必要がありますが、レンタカーや社用車などいつも乗っている車ではない場合、どの燃料を入れるべきなのか、どのように見分ければいいのでしょうか?
文・吉川賢一
文・吉川賢一
ガソリンの種類がどれかわからなくなる理由
いつも乗っている車ではない場合、その車の燃料がどれかわからなくなることが多いようです。実際、JAFによると、普段あまり運転しない人が、家の車や社用車を運転することになって、ガソリンスタンドで勘違いをしてしまったという事例が多いそうです。
例えば、普段は家族が運転しているクルマを、たまたま自分が運転しなくてはいけなくなったタイミングで、ガソリンが減っているのに気づき、「軽自動車=軽油」と思い込み、セルフのガソリンスタンドで軽油を入れてしまった、という事例です。
例えば、普段は家族が運転しているクルマを、たまたま自分が運転しなくてはいけなくなったタイミングで、ガソリンが減っているのに気づき、「軽自動車=軽油」と思い込み、セルフのガソリンスタンドで軽油を入れてしまった、という事例です。
セルフスタンドの増加
ガソリンスタンドで給油をするスタッフはプロフェッショナルなので、エンジン交換をした特殊改造車など、よほどのことが無い限り、燃料を間違えることはほぼありません。ところが、最近はドライバー自身で給油をするセルフスタンドが増えているため、燃料の入れ間違いが起こりやすくなっています。
レンタカーや社用車、代車を運転している場合、そのクルマがどの燃料なのか、わからなくなってしまう場合もあるでしょう。万が一、入れ間違いをして故障などのトラブルが起きると、弁償しなくてはいけなくなる可能性もありますから、自分が乗っている車の燃料がどのタイプのものなのか、自身で確認しなくてはなりません。
では、その確認方法を紹介しましょう。
レンタカーや社用車、代車を運転している場合、そのクルマがどの燃料なのか、わからなくなってしまう場合もあるでしょう。万が一、入れ間違いをして故障などのトラブルが起きると、弁償しなくてはいけなくなる可能性もありますから、自分が乗っている車の燃料がどのタイプのものなのか、自身で確認しなくてはなりません。
では、その確認方法を紹介しましょう。
ガソリンの種類を見分ける時、まずは"給油口"を確認
まずは給油口を確認しましょう。給油口のフューエルキャップに「ディーゼル(軽油)」「無鉛プレミアム(ハイオク)」「レギュラー」といったステッカーが貼られていればカンタンですね。
何も表示がされていない場合は、勘で入れるようなことは絶対にやめましょう。その場合に頼りになるのは車検証です。車検証の中の「燃料の種類」という項目に、その自動車のスペックに必要な燃料が記載されています。
ほかにも、自動車メーカーの公式サイトに載っている諸元表でも確認することができます。車検証が一時的に見当たらないといった場合にも有効です。諸元表の使用燃料の欄を見ると、「無鉛レギュラーガソリン」「無鉛プレミアムガソリン」といった形で、レギュラーなのか、ハイオクなのかわかるようになっています。
何も表示がされていない場合は、勘で入れるようなことは絶対にやめましょう。その場合に頼りになるのは車検証です。車検証の中の「燃料の種類」という項目に、その自動車のスペックに必要な燃料が記載されています。
ほかにも、自動車メーカーの公式サイトに載っている諸元表でも確認することができます。車検証が一時的に見当たらないといった場合にも有効です。諸元表の使用燃料の欄を見ると、「無鉛レギュラーガソリン」「無鉛プレミアムガソリン」といった形で、レギュラーなのか、ハイオクなのかわかるようになっています。
なお、セルフスタンドの場合、ノズルの色はレギュラーが赤色、ハイオクは黄色、軽油が緑色と決められています。どれか迷ったときは、ご紹介した確認方法を行うか、傍にいる人スタッフに確認をとるようにしてください。
うっかり入れ間違いをしないよう、注意して給油を行いましょう。
うっかり入れ間違いをしないよう、注意して給油を行いましょう。
吉川賢一
モーターエンジニア兼YouTubeクリエイター。11年間、日産自動車にて操縦安定性-乗心地の性能技術開発を担当。次世代車の先行開発を経て、スカイラインやフーガ等のFR高級車開発に従事。その後、クルマの持つ「本音と建前」を情報発信していきたいと考え、2016年10月に日産自動車を退職。ライター兼YouTube動画作成をしながら、モータージャーナリストへのキャリア形成を目指している。