初めてのモータースポーツ観戦にオススメ。レーシングカーとの距離が近いカテゴリー3選

スーパーGT 2016

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レース観戦はお金がかかるというイメージが強く、モータースポーツを「見て楽しむ」という点でもハードルが高く感じるかもしれないが、さにあらず。じつは気軽に、もっと身近にレースを観戦することはできる。

文・山本晋也
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入場料だけで観戦できることも!まずは音や匂いを楽しもう
①各地のサーキットで開催「ローカルレース」
②一台ずつ同じコースを走る「ジムカーナ、ダートトライアル」
③レーシングカーが一般道を走る「ラリー」

入場料だけで観戦できることも!まずは音や匂いを楽しもう

地上波で気軽にモータースポーツを観戦できないいま、レースを見ようと思ったら有料チャンネルを利用するか、現場に行くしかない。

とはいえ、たとえばF1グランプリでは安くても9,000円、上は74,600円という高価なチケットを買わないと入場できないし、その会場である鈴鹿サーキットまで行くにも大変な旅費がかかるという人も少なくないだろう。

予選・決勝(土日)を観戦しようとするとチケット代・宿泊代・旅費と合わせて一か月分のサラリーが飛んで行ってしまうという話もあるほどだ。

国内レースでも最高峰といえるスーパーGTであれば、チケット代が5,000円~8,000円程度のイメージで、それに加えて駐車料金がかかるので、往復交通費を含めると万単位のお金がかかる趣味となってしまう。

そんなわけで、レース観戦はお金がかかるというイメージが強く、モータースポーツを「見て楽しむ」という点でもハードルが高く感じるかもしれないが、然にあらず。じつは気軽に、もっと身近にレースを観戦することはできる。

①各地のサーキットで開催「ローカルレース」

まずオススメしたいのは、各地のサーキットで開催されているローカルレースだ。チャレンジカップ、チャンピオンシリーズ、クラブマンシリーズなどと呼ばれている入門カテゴリーであれば、1,000円~2,000円程度の入場料と1,000円前後の駐車料金で見ることができる。

ドライバーやマシンの情報は各種WEBサイトなどで調べても不明なこともあるが、先入観抜きにレーシングカーが激走する姿を味わうというのであれば十分以上に迫力がある。

しかも、パドックと呼ばれる車両が置かれているエリアにも入ることができるため、間近にレーシングカーを見ることができるというのも、こうした入門カテゴリーの魅力だ。

②一台ずつ同じコースを走る「ジムカーナ、ダートトライアル」

レーシングカーに近づけるという点でいえばジムカーナやダートトライアルといった、一台ずつが同じコースを走ってタイムを競うモータースポーツも見逃せない。日本のトップクラスが集まる全日本選手権でも1,000円~2,000円程度の入場料で楽しめるが、地方選主権であれば入場無料、駐車料金で観戦できることもあるほどだ。

それでも目前でタイヤを鳴らし、エンジンを高回転まで回して走る非日常的なモータースポーツは味わえる。まったく事前情報がない状態であっても、車種やボディカラーなどから勝手に応援するクルマを見つけて観戦するのも楽しい。

このように地方ごとのローカル選手権が開催されているサーキット、ジムカーナやダートトライアル場は全国にあるので、それほど交通費をかけずに見に行ける場所が見つかるはずだ。

③レーシングカーが一般道を走る「ラリー」

そして、気軽にモータースポーツ気分を味わえる、究極のカテゴリーがラリーだろう。ラリーというのは、複数のスペシャルステージ(SS)区間によってタイムを競うが、そのSS間を移動するリエゾンと呼ばれるルートが設定されている。

リエゾン区間は一般車両といっしょに走るため、当然ながら速度や信号など道路交通法を守った走りとなる。

モータースポーツに期待するギリギリの走りではないが、事前にルートを調べて待ち構えていれば、非日常なレーシングカーが一般道を走っている姿を本当に間近に見ることができるし、もちろん一般道であるから無料で楽しむことができるのだ(もちろん近隣の方々に迷惑がかからないような配慮は必要だ)。

そうした背景もあり、全日本選手権であってもラリーはSSや車両を整備するサービスパークが無料で見られることが多い。1,000円~2,000円程度の駐車料金だけで日本最高峰の走りを肌で感じることのできるラリーこそ、モータースポーツ入門に最適だ。

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