軽自動車のデメリットと感じる部分はココだ!6選

高速道路 軽自動車

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軽自動車は、普通車と比べるとUターンや駐車場での切り返しなどで小回りが効いたり、高速道路料金や税金、車検といった維持費が安いなど、さまざまなメリットがあります。しかし、普通車に比べるとどうしても劣っている部分があります。今回は、あえて厳しめに軽自動車のデメリットと感じてしまう点について見ていきます。

文・吉川賢一
Chapter
①横風の影響を受けやすい
②車内空間が窮屈
③エンジンからの騒音が大きい
④絶対的なパワーが不足している
⑤衝突時の安全性に不安がある
⑥あおり運転をされやすい

①横風の影響を受けやすい

高速道路や橋の上、トンネルの出入り口といった強い風が吹く場所だと、横風の影響を受けやすく、風下に向けて車体が流されて、ヒヤッとすることがあります。

最近の軽自動車は、全高が1,700mmほどにもなることがあり、横風を受ける面積が大きいため、なおさら風の影響を受けやすくなっています。

②車内空間が窮屈

軽自動車のボディサイズは、全長3,400mm以下、全幅1,480mm以下、全高2,000mm以下です。最近は、車内空間をできるだけ広げるために、タイヤを限りなくクルマの四隅に配置したトールタイプの軽自動車が多いです。

各自動車メーカーは様々な工夫を凝らし、できる限り車内空間を広げていますが、ボディサイズの大きい普通車に比べると、どうしても室内は狭く、シートも小さいことが多いため、窮屈に感じてしまいます。たとえば、大人4人乗車で、それぞれが荷物を持っていたら、決して快適とはいえない室内空間となるでしょう。

③エンジンからの騒音が大きい

少ないパワーで車体を動かすため、アクセルを踏めば踏むほど走行音は大きくなり、高速道路や起伏のある道では、エンジンが悲鳴をあげるかのように鳴り響きます。

また、燃費改善を目的として、突き詰めて行われている軽量化によって、ボディパネルが薄い軽自動車は、「ゴーッ」というロードノイズや、「ヒュー」という風切り音を透過しやすく、同乗者の声が聞こえにくかったり、オーディオも音量を上げないと聞こえない車種もあります。

④絶対的なパワーが不足している

軽自動車の排気量は最大660cc、さらには出力もメーカー自主規制で64psに抑えられているため、エンジンパワーはどうしても普通車にはかないません。

上り坂ではアクセルを踏んでもスピードが上がらなかったり、遅い車を追い越すときも加速するまでに時間がかかってしまったり。また、A/Cスイッチをオンにするとエンジンのパワーが弱まりますので、動力性能にもどかしさを感じることもあるでしょう。

⑤衝突時の安全性に不安がある

軽自動車にも緊急自動ブレーキや車間距離の自動制御が行える運転支援機能も取り入れられ、衝撃吸収力も高まり、以前に比べれば安全な作りに進化しています。

もちろん、衝突に関する法規も満たしているため、ただちに問題にはならないのですが、規定サイズ内でギリギリいっぱいの車内空間をフル活用し、パワー不足を補うためにボディを極限まで軽量化していることもあり、衝突事故が起きた場合を考えると、安全性に関する不安は否めません。

⑥あおり運転をされやすい

”軽自動車は遅い”というイメージから、前方が軽自動車だというだけで、抜かしたい心理が働くドライバーがいます。

筆者の周囲でも、追い越し禁止道路であおられたり、強引に追い抜かれたり、むやみにクラクションを鳴らされた、という経験を語るドライバーがいます。そのため、普通車と軽自動車では、運転時の疲れが違うと言います。

軽自動車は日々進化しており、小回りが効くことや費用の面などから、メリットは非常に多いです。一方で、普通車にはかなわない部分が多々あるのも事実です。

お金の面のメリットだけでなく、快適性や安全性など、さまざまなことを考慮し慎重に選ぶ必要がありますね。

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