現代のクルマだけどデザインがレトロなクルマ5選
更新日:2024.09.09
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普遍的なデザインを持った製品は、時を経ても多くの人々に長く愛されています。レトロなデザインとは、そんな普遍的要素をモチーフに取り入れたもので、かわいらしくておしゃれなことが特徴です。ここでは、そんな中身や機能が最新で、レトロなデザインのクルマをいくつか紹介しましょう。
文・立花義人
文・立花義人
①ホンダ N-ONE
ホンダ Nシリーズの第3弾、N-ONE(エヌワン)は、1967年に発売されたホンダ初の本格的な乗用車、N360をモチーフとした軽自動車です。
当時のN360は小さくて丸っこいかわいらしいデザインから、「エヌっころ」という愛称で親しまれていました。見た目は小さくても、大人4人がラクに乗れる空間をつくるため、人が乗るところは最大に、エンジンはコンパクトに設計する「マン・マキシマム/メカ・ミニマム」思想に基づいて作られていました。
N-ONEはその思想を受け継ぎ、現代の安全基準と先進装備とともによみがえりました。ラジエーターグリルの両端にちょこんと丸目のヘッドライトが乗ったようなデザインは、N360へのオマージュ。レトロ感があり、かつシンプルでスタイリッシュな造形は、遊び心をも感じさせてくれます。
当時のN360は小さくて丸っこいかわいらしいデザインから、「エヌっころ」という愛称で親しまれていました。見た目は小さくても、大人4人がラクに乗れる空間をつくるため、人が乗るところは最大に、エンジンはコンパクトに設計する「マン・マキシマム/メカ・ミニマム」思想に基づいて作られていました。
N-ONEはその思想を受け継ぎ、現代の安全基準と先進装備とともによみがえりました。ラジエーターグリルの両端にちょこんと丸目のヘッドライトが乗ったようなデザインは、N360へのオマージュ。レトロ感があり、かつシンプルでスタイリッシュな造形は、遊び心をも感じさせてくれます。
ホンダ N-ONE 画像ギャラリー
②フォルクスワーゲン ザ・ビートル
2011年に発表されたフォルクスワーゲンのザ・ビートル(The Beetle)は、1938年に生産が開始されたタイプ1のデザインモチーフを取り入れたモデルです。
VW タイプ1は、当時のドイツ首相アドルフ・ヒトラーが、後のポルシェ創業者フェルディナント・ポルシェ博士に開発を依頼して完成した国民車で、大人4人を乗せることができる室内に、ある程度のトランクスペースをフロントに、エンジンをリアに配置するというパッケージでした。
その基本的なデザインはヒトラー自身が提示したもので、丸っこい虫のようなスタイルから、ドイツでは「ケーファー(甲虫)」、英語圏では「ビートル」や「バグ」と呼ばれて親しまれました。世界中で受け入れられた愛嬌のあるタイプ1のデザインは、現代でも通用するほど魅力的なものですよね。
2018年現在販売されている最新のビートルは、ゴルフをベースに製造されたFFコンパクトカーですが、世界中で愛された親しみ深いデザインにモダンな雰囲気が加えられ、個性的な1台に仕上がっています。
VW タイプ1は、当時のドイツ首相アドルフ・ヒトラーが、後のポルシェ創業者フェルディナント・ポルシェ博士に開発を依頼して完成した国民車で、大人4人を乗せることができる室内に、ある程度のトランクスペースをフロントに、エンジンをリアに配置するというパッケージでした。
その基本的なデザインはヒトラー自身が提示したもので、丸っこい虫のようなスタイルから、ドイツでは「ケーファー(甲虫)」、英語圏では「ビートル」や「バグ」と呼ばれて親しまれました。世界中で受け入れられた愛嬌のあるタイプ1のデザインは、現代でも通用するほど魅力的なものですよね。
2018年現在販売されている最新のビートルは、ゴルフをベースに製造されたFFコンパクトカーですが、世界中で愛された親しみ深いデザインにモダンな雰囲気が加えられ、個性的な1台に仕上がっています。
③ミツオカ ヒミコ
個性的なデザインのモデルを販売する光岡自動車。そのラインナップのなかでも、ひときわ強い個性を放っているモデルが、ヒミコです。レトロというよりも、1930年代の英国製クラシックカーのような、ノスタルジックな雰囲気があります。
気になる中身は、最新のマツダ ロードスターで、職人が1台1台手作業で内外装をカスタマイズする手法で製作されています。
ロングノーズ、ショートデッキの流麗なデザインや、大きく張り出したフェンダー、大型のセンターグリルはまさにクラシックカーそのもの。趣味性の高い1台ではありますが、中身は最新のクルマなので安心して乗ることができます。
気になる中身は、最新のマツダ ロードスターで、職人が1台1台手作業で内外装をカスタマイズする手法で製作されています。
ロングノーズ、ショートデッキの流麗なデザインや、大きく張り出したフェンダー、大型のセンターグリルはまさにクラシックカーそのもの。趣味性の高い1台ではありますが、中身は最新のクルマなので安心して乗ることができます。
ミツオカ ヒミコ 画像ギャラリー
④フィアット 500
イタリアの自動車メーカーFIAT(フィアット)が、1957年に発売した小型車NUOVA 500(2代目チンクエチェント)の、現代版とも言えるのが2007年に登場した500です。
NUOVA 500といえば、アニメ「ルパン三世」の作中でルパンが乗っていたクルマとして、日本でも広く知られています。
2007年に登場の新しい500は、駆動方式はRRからFFになり、ボディも拡大された別物。もちろんエアバッグやスタビリティコントロール、ハイドローリックブレーキアシストなど最新の安全装備も用意されています。
NUOVA 500といえば、アニメ「ルパン三世」の作中でルパンが乗っていたクルマとして、日本でも広く知られています。
2007年に登場の新しい500は、駆動方式はRRからFFになり、ボディも拡大された別物。もちろんエアバッグやスタビリティコントロール、ハイドローリックブレーキアシストなど最新の安全装備も用意されています。
フィアット 500 画像ギャラリー
⑤BMW MINI(ミニ)
ドイツのBMWが2001年に設立した自動車ブランド、販売されているのがMINIです。現行型は、BMW MINIとして3代目にあたるモデルですが、基本デザインに大きな変更はありません。
もともとのミニは、イギリスのBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)が生んだ大衆車で、現代の軽自動車よりも小さなボディのFF車で、1959年にデビュー。
全長わずか3メートルのボディでありながら大人4人が乗り込めるスペース、優れたハンドリング性能、経済的で安価、かわいらしくも完成度の高いデザインは、すぐに大衆文化に受け入れられ、以来40年以上にわたって生産されました。
2001年、BMWがMINIに関する権利を取得、その後販売された新型MINIは、ボディサイズが大幅に拡大されましたが、ミニのモチーフを巧みに取り入れたデザインは、誰もがミニの後継であることを理解できるものでした。
現在は、コンバーチブルやステーションワゴンといったタイプが用意され、さまざまなカラーバリエーション、ルーフカラーやボンネットストライプとの組み合わせで、オリジナルの1台を選ぶことができます。
もともとのミニは、イギリスのBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)が生んだ大衆車で、現代の軽自動車よりも小さなボディのFF車で、1959年にデビュー。
全長わずか3メートルのボディでありながら大人4人が乗り込めるスペース、優れたハンドリング性能、経済的で安価、かわいらしくも完成度の高いデザインは、すぐに大衆文化に受け入れられ、以来40年以上にわたって生産されました。
2001年、BMWがMINIに関する権利を取得、その後販売された新型MINIは、ボディサイズが大幅に拡大されましたが、ミニのモチーフを巧みに取り入れたデザインは、誰もがミニの後継であることを理解できるものでした。
現在は、コンバーチブルやステーションワゴンといったタイプが用意され、さまざまなカラーバリエーション、ルーフカラーやボンネットストライプとの組み合わせで、オリジナルの1台を選ぶことができます。
MINI クーパーS 画像ギャラリー
どれも現代のクルマですが、デザインがレトロなクルマは他にもたくさんあります。クルマにも流行のデザインというものがありますが、レトロなデザインにはまた特別な個性と魅力がありますね。
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文・立花義人
フリーライター。5歳の頃に自動車図鑑で見たアルファロメオのデザインに衝撃を受け、以降クルマに魅了される。様々なクルマの個性を知りたいと考え、免許取得後国産・輸入車問わず20台以上を乗り継ぐ。車検整備を取り扱う企業に勤務していた際、メンテナンスや整備に関する技術や知識を学ぶ。趣味はドライブ、食べ歩き。現在の愛車はパサート・ヴァリアント。
文・立花義人
フリーライター。5歳の頃に自動車図鑑で見たアルファロメオのデザインに衝撃を受け、以降クルマに魅了される。様々なクルマの個性を知りたいと考え、免許取得後国産・輸入車問わず20台以上を乗り継ぐ。車検整備を取り扱う企業に勤務していた際、メンテナンスや整備に関する技術や知識を学ぶ。趣味はドライブ、食べ歩き。現在の愛車はパサート・ヴァリアント。