車名が変わった国産車まとめ|なぜ車名が変わるのかと代表例を解説

トヨタ・コロナマークII

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車には長年親しまれた車名がモデルチェンジを機に変わることがあります。
たとえば日本では「ヴィッツ」という名前だったトヨタのコンパクトカーが、フルモデルチェンジで世界統一名称の「ヤリス」に変わりました。
本記事では「車名の変更」をテーマに、名前が変わった国産車の代表例やその背景にある理由について解説します。これを読めば「名前が変わった車」についてスッキリ理解できるでしょう。

CARPRIME編集部

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Chapter
車名 変更の4大理由を徹底解説
グローバル車名へ統一
ブランド刷新でイメージアップ
車格アップ・設計刷新による再命名
派生モデルの独立ネーミング
名前が変わった車 代表例10選【早見表付き】
ヴィッツからヤリスへ改名
アクセラからマツダ3へ統一
デミオからマツダ2へ統一
アテンザからマツダ6へ統一
セリカXXからスープラへ統一
レガシィランカスターからアウトバックへ改名
バネットセレナからセレナへ独立
ブルーバードシルフィからシルフィへ刷新
フィットシャトルからシャトルへ独立
モビリオからフリードへ刷新
車名変更が起こる背景の総まとめ
まとめ|車名変更から見るメーカー戦略と進化

車名 変更の4大理由を徹底解説

グローバル車名へ統一

メーカーが世界戦略を強化する中で、地域ごとに異なっていた車名を世界共通の名称に揃えるケースです。
近年のマツダ車(アクセラ→Mazda3、デミオ→Mazda2など)やトヨタ「ヴィッツ」改め「ヤリス」などが該当します。ブランドの認知統一や開発効率向上が目的です。

ブランド刷新でイメージアップ

販売が低迷していたり、あるいは特定のイメージが定着した車種について、フルモデルチェンジなどを機に新たな顧客層へアピールするために、全く新しい車名を与えることがあります。

これにより、従来のイメージを刷新し、新鮮な印象で市場に再投入する狙いがあります。

例えば、トヨタの高性能スポーツカーとして知られる「スープラ」は、かつて国内では「セリカXX(ダブルエックス)」という、「セリカ」の派生上級モデルとしての名称でしたが、モデルチェンジを経て海外市場でも使われていた独立した「スープラ」という車名に(国内でも2代目から)統一され、独自の強力なブランドイメージを確立していきました。

車格アップ・設計刷新による再命名

モデルチェンジで車のコンセプトやサイズ・性能が大きく変わり、旧来の名前がふさわしくなくなる場合です。
トヨタ「マークII」が、プラットフォームやエンジンを一新し車格を向上させたことを機に「マークX」に改名した例が代表的です。

派生モデルの独立ネーミング

もともと他モデル名を冠していた派生車が、後継モデルで独立した名前になるケースです。
ホンダ「フィットシャトル」が次世代で「シャトル」へ、スズキの軽ハイトワゴン「ワゴンR」から派生した「ワゴンRソリオ」(当初はワゴンRワイド、ワゴンRプラスといった名称)が、モデルチェンジを重ねる中で最終的に「ソリオ」という独立したコンパクトハイトワゴンへと進化した例などがあります。

名前が変わった車 代表例10選【早見表付き】

旧車名(メーカー) 新車名 変更時期 車名変更の主な理由
ヴィッツ(トヨタ) ヤリス 2020年 世界統一名称への変更
アクセラ(マツダ) マツダ3 2019年 世界統一名称への変更
デミオ(マツダ) マツダ2 2019年 世界統一名称への変更
アテンザ(マツダ) マツダ6 2019年 世界統一名称への変更
セリカXX(トヨタ) スープラ 1986年 海外名への統一
レガシィランカスター(スバル) レガシィアウトバック 2003年 世界統一名称への変更
バネットセレナ(日産) セレナ 1994年 派生元名の除去
ブルーバードシルフィ(日産) シルフィ 2012年 ブランド刷新
フィットシャトル(ホンダ) シャトル 2015年 派生車種の独立
モビリオ(ホンダ) フリード 2008年 イメージ刷新・進化

ヴィッツからヤリスへ改名

トヨタのコンパクトカー「ヴィッツ」は、4代目へのフルモデルチェンジで世界共通名「ヤリス」に統一されました。グローバル戦略を反映した改名です。

アクセラからマツダ3へ統一

マツダは2019年、アクセラをフルモデルチェンジし日本名も「Mazda3」へ変更。海外と同じ数字名にそろえてブランドを強化しました。

デミオからマツダ2へ統一

同じくマツダのコンパクトカー「デミオ」は、マイナーチェンジを機に「Mazda2」に改名。フルモデルチェンジ前に名称変更する珍しいケースです。

アテンザからマツダ6へ統一

マツダの中型セダン「アテンザ」は改良時に「Mazda6」へ。Mazda3/2と同様、数字車名で統一されています。

セリカXXからスープラへ統一

トヨタのスポーツカーは日本国内で「セリカXX(ダブルエックス)」として2世代にわたり販売されていましたが、1986年に登場した後継モデル(A70系)から、海外市場で既に使われていた「スープラ」の名称に日本国内でも統一されました。

レガシィランカスターからアウトバックへ改名

スバルのクロスオーバーは「ランカスター」から海外と同じ「アウトバック」に変更。以降はこの名で定着しています。

バネットセレナからセレナへ独立

日産のミニバンは商用車名を冠した「バネットセレナ」でしたが、マイナーチェンジ時に「セレナ」として独立しました。

ブルーバードシルフィからシルフィへ刷新

長寿ブランド「ブルーバード」の名を一部継いだ「ブルーバードシルフィ」は、その後のモデルチェンジで「シルフィ」へと名称を変更し、イメージを刷新しました。

フィットシャトルからシャトルへ独立

フィット派生のワゴンは2代目で「シャトル」へ名称を簡素化。独立車種として認知度を高めました。

モビリオからフリードへ刷新

ホンダの小型ミニバン「モビリオ」は後継モデルで「フリード」となり、室内空間の拡大など大幅進化をアピールしました。

車名変更が起こる背景の総まとめ

車名変更は、世界共通の名前で販売効率を高める、古いイメージをリセットする、車格アップを示す、派生車を独立させるなどメーカーの戦略が車名変更は、世界共通の名前で販売効率を高める、古いイメージをリセットする、車格アップを示す、派生車を独立させるなどメーカーの戦略が背景にあります。

市場やブランドの状況が変わると、名前も進化するのです背景にあります。市場やブランドの状況が変わると、名前も進化するのです。

まとめ|車名変更から見るメーカー戦略と進化

車名変更はメーカーが挑戦と進化を続ける証しです。長く親しまれた名前を変える大きな決断の裏には、新しい技術や世界戦略が込められています。

車名が変わった背景を知ることで、クルマの開発秘話やブランド戦略がより深く理解でき、カーライフがさらに楽しくなるでしょう。

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